別の方も書いていましたが、初心者向きで入門書としては 面白く読めると思います。
同氏の作品を全て読みきっていて、新しい作品に餓えている(この時点では『色彩をもたないた多崎つくると彼の巡礼の年』は発売前でした)私のような読者にとっては、メインディッシュの間のおつまみのような感じで、少し物足りなく感じます。
でも、新作を渇望している私にとっては、「村上春樹」関連なら何でも良い、状態でしたのでそこそこ満足しました。
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村上春樹の秘密 ゼロからわかる作品と人生 (アスキー新書 149) 新書 – 2010/4/9
柘植 光彦
(著)
国民的作家の“深層”を読み解く!
国民的作家・村上春樹の作品と本人にまつわる様々なエピソードから、その作品世界と不思議な魅力を読み解くためのカギをわかりやすくガイド。『1Q84』、『ノルウェイの森』、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』等、春樹の全作品を通じて、彼がいかに小説を書き始め、そしてどのようにして現在の作品スタイルを築き上げたかを解説します。現代文学研究の第一人者による、「村上春樹作品を読むのが10倍楽しくなる」ガイドブックです。
国民的作家・村上春樹の作品と本人にまつわる様々なエピソードから、その作品世界と不思議な魅力を読み解くためのカギをわかりやすくガイド。『1Q84』、『ノルウェイの森』、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』等、春樹の全作品を通じて、彼がいかに小説を書き始め、そしてどのようにして現在の作品スタイルを築き上げたかを解説します。現代文学研究の第一人者による、「村上春樹作品を読むのが10倍楽しくなる」ガイドブックです。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2010/4/9
- 寸法11.1 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104048685600
- ISBN-13978-4048685603
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商品の説明
著者について
1963年、東京大学仏文科卒。1971年に東京大学大学院国語国文学専攻・博士課程を満期退学。現代日本文学研究の先駆者として、批評・研究活動を展開。編著書『村上春樹―テーマ・装置・キャラクター』(至文堂)、栗坪良樹との共編著『村上春樹スタディーズ』全五巻(若草書房)ほか論文も含め村上春樹関連の仕事多数。研究対象とする作家は、埴谷雄高・大江健三郎から、よしもとばなな、小川洋子まで、五十人以上にのぼる。現在、専修大学名誉教授。
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2010/4/9)
- 発売日 : 2010/4/9
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4048685600
- ISBN-13 : 978-4048685603
- 寸法 : 11.1 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 681,010位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,500位角川新書
- - 57,305位文芸作品
- - 107,013位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月26日に日本でレビュー済み
昨今は新書ブームで、各出版社、競争で出していますが、混合玉石ですよね。
(本当は玉石混淆。あの小谷野敦さんからご指摘がありました。感激!)
酒井健氏の「ゴシックとは何か」のような、川原の石ころの中できらりと光る、
ダイヤモンドのような名著に出会って感激することもありますが(今は文庫になってます)、
おおむね専門家が一般人向けに専門知識を思いっきり希釈して書いたような本が目立ちます。
本書が玉より石に近いとは申しませんが、1Q84の勢いに乗って出された便乗本であることは
否定できないでしょう。
でも、村上春樹に関連した書評って、なんだかインテリが難しいこと書いたものが多いでしょ。
純文学なんて読まない読者も、春樹ファンにはいっぱいいますから、こういう軽くて読みやすい
文芸評論ではない読み物も、当然あっていいはずです。
なのに不思議、今まで一冊になったものがありませんでした。
作家村上春樹の個人情報、および作品解説がおおざっぱにつづってあります。
筆者は最後に、春樹の作品の魅力を概括して、
現実を超えた永遠の愛、としています。
素直で説得力のあるまとめ方です。
(本当は玉石混淆。あの小谷野敦さんからご指摘がありました。感激!)
酒井健氏の「ゴシックとは何か」のような、川原の石ころの中できらりと光る、
ダイヤモンドのような名著に出会って感激することもありますが(今は文庫になってます)、
おおむね専門家が一般人向けに専門知識を思いっきり希釈して書いたような本が目立ちます。
本書が玉より石に近いとは申しませんが、1Q84の勢いに乗って出された便乗本であることは
否定できないでしょう。
でも、村上春樹に関連した書評って、なんだかインテリが難しいこと書いたものが多いでしょ。
純文学なんて読まない読者も、春樹ファンにはいっぱいいますから、こういう軽くて読みやすい
文芸評論ではない読み物も、当然あっていいはずです。
なのに不思議、今まで一冊になったものがありませんでした。
作家村上春樹の個人情報、および作品解説がおおざっぱにつづってあります。
筆者は最後に、春樹の作品の魅力を概括して、
現実を超えた永遠の愛、としています。
素直で説得力のあるまとめ方です。