シリーズ第5弾
ついに、始まる侘瑠徒攻防戦。
沢樹率いる帝国軍と晴凛、伏龍の侘瑠徒陣。
伏龍のいやがらせが功を奏し、帝国軍はボディブローを喰らったように
序々に体力を削り取られていく。
沢樹は兵士の退路を絶ち、前進しない兵には容赦なく、矢を放ち追い立てる。
いやがらせと柔軟な戦術の積み重ねで対抗する侘瑠徒側。
数にものを言わせ、あくまでも正攻法で攻める帝国軍。
両者の比較が際立っており、興味深く読むことが出来た。
しかし、沢樹の人心管理能力、兵士の体調管理能力には問題があり過ぎだ。
沢樹は今後も正攻法の机上の理論で挑むのか、
あるいは伏龍の様な柔軟な戦法を取るのか、その辺りも楽しみである。
シャールも再登場し、晴凛を巡るミーネとの女の戦いもヒートアップしていく。
この描写もライトノベル読者層のニーズを的確に捉えているなと感心した。
物語のスピード、疾走感が心地よく、あっという間に読了してしまった。
物語の最後で新しいキャラが登場したが、この人物も一癖も弐癖もありそうで、
次回以降の活躍が楽しみである。
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ご主人様は山猫姫 (5) 辺境中堅英雄編 (電撃文庫) 文庫 – 2010/7/10
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2010/7/10
- 寸法10.5 x 1.9 x 15 cm
- ISBN-104048686461
- ISBN-13978-4048686464
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2010/7/10)
- 発売日 : 2010/7/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4048686461
- ISBN-13 : 978-4048686464
- 寸法 : 10.5 x 1.9 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,951,520位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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鷹見一幸 2000年9月に電撃文庫から「時空のクロス・ロード ピクニックは終末に」で作家デビュー。その後、角川スニーカー文庫からスペオペSF「でたまか(全16巻)」。学習研究社、歴史群像新書から「大日本帝国第七艦隊(全3巻)」を刊行。その後は電撃文庫から「ガンズ・ハート」「小さな国の救世主」「リセット・ワールド」「ご主人さまは山猫姫」スニーカー文庫から「ネオ・クーロン」「銀星みつあみ航海記」「会長の切り札」「地球の切り札」「召喚主は家出猫」「艦これ(ノベライズ)」などを刊行しつつ、早川書房から「銀河乞食軍団・黎明編」「宇宙軍士官学校」「再就職先は宇宙海賊」
角川つばさ文庫から児童向けジュヴナイル「飛べ!僕らの海賊船」「HAYABUSA・はやぶさ(ノベライズ)」などを刊行。
現在は「宇宙軍士官学校・五星系連合軍」を執筆中。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月10日に日本でレビュー済み
皇伏龍の策も見切って兵を伏せ、3万の軍勢で侘瑠徒包囲網を敷き終えた沢樹延銘率いる帝国緑軍は、攻城兵器の準備も完了して、外見上は圧倒的優位に立っていた。ただ、その内部には食料不足という大きな不安を抱えていて、士気に影響を及ぼしかねない。
一方、これまであらゆる奇策を駆使してピンチを切り抜けてきた泉野晴凛たちは、今回も一点豪華主義の作戦を繰り出し、幸運もあって一時的な優位を築くことはできるが、切り札は不発に終わり、最後の決め手がない。ついに最後かというとき、彼らの前に現れたのは…。
今回はさすがにピンチの状況を作りすぎちゃったのかな、と思う。かなりの幸運と、敵将の自信家的性格から考えるとないような指揮ミスをに助けられた所が多い。もちろん、そこに至るまでに帝国軍に不安材料を積み重ねさせた伏龍の作戦が効いていることは事実ではある。
戦場にあっても同様に振舞うミーネと晴凛のラブコメはいつも通りだが、シャールも再登場して、こちらの戦況も混沌としている。そして、ミリンの大活躍。
この巻で戦局は大きなターニングポイントを迎えた。次の戦場はもう少し大きな地図上で繰り広げられることになりそうだ。
一方、これまであらゆる奇策を駆使してピンチを切り抜けてきた泉野晴凛たちは、今回も一点豪華主義の作戦を繰り出し、幸運もあって一時的な優位を築くことはできるが、切り札は不発に終わり、最後の決め手がない。ついに最後かというとき、彼らの前に現れたのは…。
今回はさすがにピンチの状況を作りすぎちゃったのかな、と思う。かなりの幸運と、敵将の自信家的性格から考えるとないような指揮ミスをに助けられた所が多い。もちろん、そこに至るまでに帝国軍に不安材料を積み重ねさせた伏龍の作戦が効いていることは事実ではある。
戦場にあっても同様に振舞うミーネと晴凛のラブコメはいつも通りだが、シャールも再登場して、こちらの戦況も混沌としている。そして、ミリンの大活躍。
この巻で戦局は大きなターニングポイントを迎えた。次の戦場はもう少し大きな地図上で繰り広げられることになりそうだ。
2011年8月16日に日本でレビュー済み
うん。"いつもながら"面白い。
鷹見さんの"いつもながら"が代わり映えせず楽しくないって思える人には、
鷹見さんの全作品は受け付けないでしょう(地球の切り札だけは毛色が違いますが)
基本的に、各登場人物の発言が似通ってます。どの作品でも。
「飯が食えるってのは、大切な事だ」とか
「自分の仕事はここまでだって線引いて、他の事はやらないのは・・・云々」とか
「コレだけ大勢いるなら自分くらいやらなくても・・・云々」とか
まぁ、大体の流れと、流れを変える方法は同じですね。
でもそれが好きなんです。私は。
プロセスがあり結果がある。
誰もが、怠けることなく誠実にそのプロセスをこなせば、誰もがその結果にたどり着ける。
劇的な超能力的主人公は活躍しないですが、
こういった過程を楽しめる人にはお勧めです。
さて、何はなくとも、帝国軍を無事退けられて、
いや倒奸できるのか?
そして逃げ帰ったあの軍師はどうなるのw?
鷹見さんの"いつもながら"が代わり映えせず楽しくないって思える人には、
鷹見さんの全作品は受け付けないでしょう(地球の切り札だけは毛色が違いますが)
基本的に、各登場人物の発言が似通ってます。どの作品でも。
「飯が食えるってのは、大切な事だ」とか
「自分の仕事はここまでだって線引いて、他の事はやらないのは・・・云々」とか
「コレだけ大勢いるなら自分くらいやらなくても・・・云々」とか
まぁ、大体の流れと、流れを変える方法は同じですね。
でもそれが好きなんです。私は。
プロセスがあり結果がある。
誰もが、怠けることなく誠実にそのプロセスをこなせば、誰もがその結果にたどり着ける。
劇的な超能力的主人公は活躍しないですが、
こういった過程を楽しめる人にはお勧めです。
さて、何はなくとも、帝国軍を無事退けられて、
いや倒奸できるのか?
そして逃げ帰ったあの軍師はどうなるのw?