ここ数年アジャイルというキーワードがよく叫ばれるようになってきたけど、「なんだかアジャイルってよくわからんな」とずーっと思ってたんですが、この本を読んでやっとアジャイルの概念が分かってきました。
まず、用語の整理を。トヨタ自動車の中で生産活動の運用方式として行われていたトヨタ生産方式を元に、体系化・一般化されたものがリーン生産方式で、それをアジャイルソフトウェア開発に当てはめたものが「リーンソフトウェア開発」。アジャイルの一様式というよりは「リーンの視点でアジャイルを見たもの」ですね。
ソフトウェア開発の視点では『リーンソフトウエア開発――アジャイル開発を実践する22の方法』と『リーン開発の本質――ソフトウエア開発に生かす7つの原則』という二冊の著書があるのですが、この本ではリーンとアジャイルという考え方を組織にどのように影響させることができるか、その為のマネージメントまたはリーダーの姿について語られています。普段ソフトウェア開発に関わらない管理職の僕のスタンスからすると、後半の第4章〜第6章がスッと腑に落ちるところがあって分かりやすいかったです。アジャイルのイテレーション開発の必要性がよくわかってなかったのですが、リーンの「7つの原則」の観点からやっと理解ができました。
最終章で書かれた「優れたリーダーシップとはつまるところ、信頼と相互の尊重なのである」この言葉は深く沁みました。常に意識していきたいと思います。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
リーンソフトウェア開発と組織改革 単行本(ソフトカバー) – 2010/10/9
重要なのは結果ではない。結果に注目するマネジメントの誤り! 24のフレームを用いてシステム開発を主導するリーダーシップについて解説。傑出した企業が実践するリーダーシップを開発に取り入れよう!
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2010/10/9
- ISBN-104048687417
- ISBN-13978-4048687416
この商品を見た後に買っているのは?
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
メアリー・ポッペンディークは、企業のサプライチェーンマネジメントからデジタルメディアに至るまで、幅広いソリューションを提供するチームを指導してきた。現在は、ソフトウェア開発へのリーン技術導入に特化した、ポッペンディークLLCの社長。 トム・ポッペンディークは、エンタープライズアナリストであり、アーキテクトであり、アジャイルプロセスのメンターである。現在は、リーン原則やツールをソフトウェア開発プロセスに適用しようとする組織を支援している。 2人の共著に、2004年米Software Development誌Jolt AwardでProductivity Awardを受賞したLean Software Development(Addison-Wesley刊、邦題『リーンソフトウェア開発』)、および、Implementing Lean Software Development(Addison-Wesley刊、邦題『リーン開発の本質』)がある。
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2010/10/9)
- 発売日 : 2010/10/9
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 336ページ
- ISBN-10 : 4048687417
- ISBN-13 : 978-4048687416
- Amazon 売れ筋ランキング: - 574,258位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
2グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。