ヒロインの葛藤とヒーローの気持ちが、前作のストーリーやキャラクター巧みにも活かされていました。
前作のこのキャラがヒーローになって、こんなに成長していた事。
紅玉先生なりに全員を大切にしたかったのかな、なんて思い泣けました。
この方の作品は読み終わると広い意味で心にガツン、と来る。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
毒吐姫と星の石 (電撃文庫) 文庫 – 2010/11/10
全知の天に運命を委ねる国ヴィオン。占により下町に捨てられ、呪いの言葉を吐いて生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。唯一の武器である声を奪われて。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作 『ミミズクと夜の王』 の続編登場。
- 本の長さ258ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2010/11/10
- 寸法10.5 x 1.5 x 15 cm
- ISBN-104048700588
- ISBN-13978-4048700580
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2010/11/10)
- 発売日 : 2010/11/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 258ページ
- ISBN-10 : 4048700588
- ISBN-13 : 978-4048700580
- 寸法 : 10.5 x 1.5 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 142,932位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
99グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ライトノベルとおもって舐めてました!これはお勧めです!!でも続編は微妙でした、、
2014年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンでこの本を買うとは決めずに本を探していた時に、たまたま目についたので買ったのですが、
他の方も仰っている通り読んだ後にほっとする本でした。ふわっとした安心感がある言葉だと表現しづらいような。
王子様が出てきて、お姫様が出てきて・・・・ありきたりなお話なのにとても引き込まれて、時間を忘れて読んでしまいました。
王子様が姫に向ける言葉や、毒吐姫を大切に思う人達の台詞ひとつひとつがすごい暖かいです。
また読み返したいと思いました。
賛否両論の作品だと後々知ったのですが、私には専門家のような知識もないですし、こういう本がすごく良い!というのもわかりません。
ベストセラー本だからといって買ってみたけれど私はあまり好きじゃなかった、ということも多いです。
確かに「もっと説明みたいな文がほしい!」とかそういう文章のほうが好きな方には苦手な本かもしれません。
好き嫌いが別れてしまう作品なのかもしれませんが、私はこの本をいろいろな方に読んで頂きたいです。
他の方も仰っている通り読んだ後にほっとする本でした。ふわっとした安心感がある言葉だと表現しづらいような。
王子様が出てきて、お姫様が出てきて・・・・ありきたりなお話なのにとても引き込まれて、時間を忘れて読んでしまいました。
王子様が姫に向ける言葉や、毒吐姫を大切に思う人達の台詞ひとつひとつがすごい暖かいです。
また読み返したいと思いました。
賛否両論の作品だと後々知ったのですが、私には専門家のような知識もないですし、こういう本がすごく良い!というのもわかりません。
ベストセラー本だからといって買ってみたけれど私はあまり好きじゃなかった、ということも多いです。
確かに「もっと説明みたいな文がほしい!」とかそういう文章のほうが好きな方には苦手な本かもしれません。
好き嫌いが別れてしまう作品なのかもしれませんが、私はこの本をいろいろな方に読んで頂きたいです。
2016年3月16日に日本でレビュー済み
よかった。また会えたと思うのでした。
ミミズクと夜の王、で知り合った彼ら彼女らに。
十頁ぐらいですぐに僕ら読者はあの森を持つ小さな国の小さかった王子が物語と世界を背負うだけの成長と覚悟を持って無事に彼方の世界できちんと毎日を送っていたことを知ります。
そして物語は彼と隣国の同じような不幸な少女とで二幕目を開けます。
呪われた四肢に夜の王の異形の刻印を受けて自ら立った王子は赤い瞳を持ち、口から紡ぐ鮮烈な言葉の刃を毒としてただひとつ生きる術としてきた棄てられた隣国の王女と出会います。よく知っている馴染みの世界で古い友人達が新しい物語を紡ぎます。
今回も童話かお伽噺のような物語なのにその世界の人々は前述の感想のように実体感に満ちているのは作者の思い入れから描き出す彼らの感情のリアリテイーと豊かな愛情の裏付けに依るものなのでしょうね。
むこうの世界で彼らは読者のかけがえの無い友人達として彼らの生を生きていきます。
確かに彼らの世界が存在し、本という魔法の触媒を使い彼方の世界を垣間見ているだけのような気さえすることがありませんか?
こう書くとたかが紙とインクの集合体であるのに本というものはなんという不思議な存在なのだろうとしみじみ思います。
ひとつの旅を終えて別れたばかりなのに、またすぐに彼らに会いたいような切ない、温かい想いを抱いてしまう。そんな作者と物語でありました。
ミミズクと夜の王、で知り合った彼ら彼女らに。
十頁ぐらいですぐに僕ら読者はあの森を持つ小さな国の小さかった王子が物語と世界を背負うだけの成長と覚悟を持って無事に彼方の世界できちんと毎日を送っていたことを知ります。
そして物語は彼と隣国の同じような不幸な少女とで二幕目を開けます。
呪われた四肢に夜の王の異形の刻印を受けて自ら立った王子は赤い瞳を持ち、口から紡ぐ鮮烈な言葉の刃を毒としてただひとつ生きる術としてきた棄てられた隣国の王女と出会います。よく知っている馴染みの世界で古い友人達が新しい物語を紡ぎます。
今回も童話かお伽噺のような物語なのにその世界の人々は前述の感想のように実体感に満ちているのは作者の思い入れから描き出す彼らの感情のリアリテイーと豊かな愛情の裏付けに依るものなのでしょうね。
むこうの世界で彼らは読者のかけがえの無い友人達として彼らの生を生きていきます。
確かに彼らの世界が存在し、本という魔法の触媒を使い彼方の世界を垣間見ているだけのような気さえすることがありませんか?
こう書くとたかが紙とインクの集合体であるのに本というものはなんという不思議な存在なのだろうとしみじみ思います。
ひとつの旅を終えて別れたばかりなのに、またすぐに彼らに会いたいような切ない、温かい想いを抱いてしまう。そんな作者と物語でありました。
2013年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話が面白かった。お店になかったのでネットで見つけよかった。友たちにも紹介したい。
2021年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作の『ミミズクと夜の王』がとても良かったので、ハードルを上げすぎていました。
『ミミズクと夜の王』では登場人物1人ひとりに思いがあり、それぞれの思いが交差してとても良いストーリーでした。
本作は優しい王子が毒吐姫の心を開くシンプルなストーリーで正直物足りないです。
不幸な境遇によって毒を吐く姫ですが、境遇によるものでしょうか?
作中で毒吐姫が吐く毒は、人の弱みを的確に把握し攻撃しています。
このような芸当ができるのは共感力が高く、その言葉によって相手がどう感じるか把握する才能があり、本来の性格やよるものだと思います。
優しい人々と接したところで直るものでは無いでしょう。
『ミミズクと夜の王』では登場人物1人ひとりに思いがあり、それぞれの思いが交差してとても良いストーリーでした。
本作は優しい王子が毒吐姫の心を開くシンプルなストーリーで正直物足りないです。
不幸な境遇によって毒を吐く姫ですが、境遇によるものでしょうか?
作中で毒吐姫が吐く毒は、人の弱みを的確に把握し攻撃しています。
このような芸当ができるのは共感力が高く、その言葉によって相手がどう感じるか把握する才能があり、本来の性格やよるものだと思います。
優しい人々と接したところで直るものでは無いでしょう。
2010年11月8日に日本でレビュー済み
「ミミズクと夜の王」の後日譚としても、
別のひとつの作品としても面白かったです。
主人公は毒吐姫ことエルザと前作で登場した王子クローディアスであり
今作は彼らを中心としてひとつの物語が完成されています。
おはなしは切なくて痛くて暖かい。王道なのに胸に響くような、
いつもの作者の十八番ともいえるすばらしいもの。
そこに、あの人達もそんな二人のラブストーリーに絶妙に絡んできて、
物語を盛り上げてくれます。前作ファンにはうれしいシーンもちらほら。
ライトノベルらしかぬ作風や筆致がこの作者の作品にはこのうえなくあっていて、
作品世界の中に自然と溶け込んでいる。
読んだ後にホッと優しい気持ちになれるような素敵なおはなしです。
あとがきにあった「鳥籠巫女と聖剣の騎士」もニヤニヤしながら待ってます。
別のひとつの作品としても面白かったです。
主人公は毒吐姫ことエルザと前作で登場した王子クローディアスであり
今作は彼らを中心としてひとつの物語が完成されています。
おはなしは切なくて痛くて暖かい。王道なのに胸に響くような、
いつもの作者の十八番ともいえるすばらしいもの。
そこに、あの人達もそんな二人のラブストーリーに絶妙に絡んできて、
物語を盛り上げてくれます。前作ファンにはうれしいシーンもちらほら。
ライトノベルらしかぬ作風や筆致がこの作者の作品にはこのうえなくあっていて、
作品世界の中に自然と溶け込んでいる。
読んだ後にホッと優しい気持ちになれるような素敵なおはなしです。
あとがきにあった「鳥籠巫女と聖剣の騎士」もニヤニヤしながら待ってます。
2011年3月11日に日本でレビュー済み
エルザをぎゅっ〜!!と、抱きしめたくなりました。
読めば読むほど、エルザが可愛いくて、いとおしくて。
本を読んでいて、登場人物がぎゅっと抱きしめたくなるくらいに可愛いって思うこと、あんまりないです。でも、久々に思いました。
内容は、占の国ヴィオンに姫として生まれ、毒と呪いの言葉を吐き下町に生きる毒吐姫エルザ。隣国へ嫁ぐことを強いられ、聖剣の国レッドアークの、夜の王に祝福を受けた王子クローディアスに迎えられる…というもの。
エルザさん、相当な毒を吐きます。まさに毒吐姫。
でも毒だけじゃない子で、そういうところはミミズクに通じるところがあります。
前作「ミミズクと夜の王」も心に残る話でしたが、この続編も前作と同じく琴線に触れる物語でした。
主人公が違うので、前作が未読でも大丈夫かと。
ただ、前作の登場人物がかなり出てくるので、前作を読んでいると2倍楽しめます。
今回、成長したディアの話が読めたので、次は、あの夫婦の話も読みたいです。
あとがきで宣伝されていた、スピンオフ短編「鳥籠巫女と聖剣の騎士」の文庫化を祈ります。
読めば読むほど、エルザが可愛いくて、いとおしくて。
本を読んでいて、登場人物がぎゅっと抱きしめたくなるくらいに可愛いって思うこと、あんまりないです。でも、久々に思いました。
内容は、占の国ヴィオンに姫として生まれ、毒と呪いの言葉を吐き下町に生きる毒吐姫エルザ。隣国へ嫁ぐことを強いられ、聖剣の国レッドアークの、夜の王に祝福を受けた王子クローディアスに迎えられる…というもの。
エルザさん、相当な毒を吐きます。まさに毒吐姫。
でも毒だけじゃない子で、そういうところはミミズクに通じるところがあります。
前作「ミミズクと夜の王」も心に残る話でしたが、この続編も前作と同じく琴線に触れる物語でした。
主人公が違うので、前作が未読でも大丈夫かと。
ただ、前作の登場人物がかなり出てくるので、前作を読んでいると2倍楽しめます。
今回、成長したディアの話が読めたので、次は、あの夫婦の話も読みたいです。
あとがきで宣伝されていた、スピンオフ短編「鳥籠巫女と聖剣の騎士」の文庫化を祈ります。