慶應義塾の理念「半学半教」は、福沢諭吉が学んだ緒方洪庵の適塾に由来する。他大学に類を見ないほど面倒見の良い慶應カルチャーは、ここに由来するのではないかと考察されている。
「先生」は福沢諭吉だけであり、慶應の教員は建前上○○君と呼称される点など、宗教性についても言及されている。
しかし結局、内部進学生の強い愛校心、慶應カルチャーが育てた互助精神、社会に出てからの信用機能などが、三田会の結束として表れているのだと理解した。
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慶應三田会 (アスキー新書 168) 新書 – 2010/10/2
島田 裕巳
(著)
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2010/10/2
- 寸法11 x 0.9 x 17.4 cm
- ISBN-104048700863
- ISBN-13978-4048700863
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2010/10/2)
- 発売日 : 2010/10/2
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4048700863
- ISBN-13 : 978-4048700863
- 寸法 : 11 x 0.9 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,040,425位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,999位角川新書
- - 5,684位その他の語学・教育関連書籍
- - 24,207位教育学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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宗教学者、作家。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究会博士課程修了(専攻は宗教学)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員を歴任。
現代における宗教現象、新宗教運動、世界の宗教、葬式を中心とした冠婚葬祭など、宗教現象については幅広く扱う。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2019年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年8月11日に日本でレビュー済み
三田会に関してコンパクトに必要な情報が記載されていて、とても役立つ。三田会への入り方もご丁寧に書いてあり、すでに他大学を卒業しているのであれば、「慶應の大学院の修士課程に進学するのが一番の早道」とし、「修士課程なら2年で修了」し、「塾員の中で、最も慶應に在籍した期間が短いのは修士だけ慶應という人間」だが、「それでも、もちろん立派な塾員である」としている(p105)。また、通信教育課程についてもp106~108まで、ある程度詳しめに書かれている。
2011年10月23日に日本でレビュー済み
慶応義塾大学の同窓会である三田会を取り上げた本書。一大学の同窓会組織に過ぎない故に、外部からその内実を知る機会はほとんどないが、就職活動時や社会人になってから絶大な威力を発揮するといわれているその組織の全貌に迫っている。
内容的には概括的にバランスよく構成されていて、内部にいてはかえって見通せないような全体像を提示することに成功しているように思う(三田会の会員であっても、参考になるところは少なくないだろう)。記述は簡潔かつ明快であり、敵視するでも持ち上げるでもなく、淡々と冷静に語られている。筆者の本業である宗教学や宗教組織の研究も、うまく補助線として使われている。
これを読んで「よし、慶応を目指そう」という人も、「こんなんだったらやめとこう」という人もいるだろうが、その場合にも個々人の適性や志向に応じた判断ができるよう配慮された本である。たいへんおもしろく、興味深く読んだ。
内容的には概括的にバランスよく構成されていて、内部にいてはかえって見通せないような全体像を提示することに成功しているように思う(三田会の会員であっても、参考になるところは少なくないだろう)。記述は簡潔かつ明快であり、敵視するでも持ち上げるでもなく、淡々と冷静に語られている。筆者の本業である宗教学や宗教組織の研究も、うまく補助線として使われている。
これを読んで「よし、慶応を目指そう」という人も、「こんなんだったらやめとこう」という人もいるだろうが、その場合にも個々人の適性や志向に応じた判断ができるよう配慮された本である。たいへんおもしろく、興味深く読んだ。