柴村さん作品を読むのは、「プシュケの涙」シリーズに感動して
以来ですが、今回の短編集は、思わずクスッと笑ってしまったり、
ニヤッとしてしまう4作が収められています。
1作目の「scratches」には、あの由良も顔を出しており、
プシュケファンの私にとっては、非常にうれしい演出でした。
(と言ってもあくまでサブキャラであり、プシュケを読んで
いないと内容が理解できない、というわけではありません。)
4作を通して言えることは、
・柴村さんって、多感な時期の子を描くのがうまいよな〜
・何もかもハッピーという終わり方ではないのに、
凄く前向きなラストで、読後感が半端ないな〜
という点です。
ぜひ多くの方に、手に取っていただきたい作品です。
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4 Girls (メディアワークス文庫 し 3-4) 文庫 – 2011/1/25
柴村 仁
(著)
scratches,Run!Girl、Run! 他
- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2011/1/25
- ISBN-104048702785
- ISBN-13978-4048702782
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2011/1/25)
- 発売日 : 2011/1/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 251ページ
- ISBN-10 : 4048702785
- ISBN-13 : 978-4048702782
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,101,621位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,497位メディアワークス文庫
- - 296,563位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年4月15日に日本でレビュー済み
女子高校生を主人公とした「scratches」「Run! Girl, Run!」「タカチアカネノ華麗なる小細工」「サブレ」という4作品の短編集。scratchesは「プシュケの涙」のスピンオフ作品で、由良の後輩くろべえが主人公。サブレは周りとそつなく付き合いながらも、どこか別の所を見ている少女を描く。
他の2本は再録で、Run! Girl, Run!は「四月、それは――××××」に、タカチアカネノ華麗なる小細工は「まい・いまじね〜しょん」に収録されていた作品。前者は自分に劣等感を抱いて卑屈になっている少女が前を向く時を、後者は高校で手作り人形の販売を依頼してきた少女の秘密を描いている。
「我が家のお稲荷さま」を読むと分かるように、作者の描く男の子は、とてもかわいらしくありながら、きっちり筋を通すという特徴がある。今回の短編に登場する男の子たちも、そんな印象を抱く人たちだ。
そして女子高生たちは、高校生らしい色々なぐるぐる葛藤を心の中に抱いていて、それがカラリと晴れ上がる瞬間を楽しむことができる。
電撃文庫とは枠が違うのは確かだが、メディアワークス文庫よりも、角川文庫などから出版された方が、様々な層に訴えかけられる作品である気がする。
他の2本は再録で、Run! Girl, Run!は「四月、それは――××××」に、タカチアカネノ華麗なる小細工は「まい・いまじね〜しょん」に収録されていた作品。前者は自分に劣等感を抱いて卑屈になっている少女が前を向く時を、後者は高校で手作り人形の販売を依頼してきた少女の秘密を描いている。
「我が家のお稲荷さま」を読むと分かるように、作者の描く男の子は、とてもかわいらしくありながら、きっちり筋を通すという特徴がある。今回の短編に登場する男の子たちも、そんな印象を抱く人たちだ。
そして女子高生たちは、高校生らしい色々なぐるぐる葛藤を心の中に抱いていて、それがカラリと晴れ上がる瞬間を楽しむことができる。
電撃文庫とは枠が違うのは確かだが、メディアワークス文庫よりも、角川文庫などから出版された方が、様々な層に訴えかけられる作品である気がする。
2012年9月12日に日本でレビュー済み
読みやすかったです。
この人は、等身大の高校生を描くのが非常に上手かと思う。
作中で人物、情景描写を大してしていないのだが、するすると頭にイメージが蓄積される。
一人称の利点をうまく使えている。
気が付くと物語中、脳内で生成されたキャラクターを好きになっている。
読者に委ねるということを意図的に行なっているのか知らないが、
空白の目立つ文章構成でも、十分な説得力を持った想像を喚起出来る所がよい。
話の内容そのものに具体的な感動やオチがあるわけではなく、
「ああ、あまずっぺー」と、そう思える。ただそれだけの作品。それゆえ、よろしい。
昼間、窓を開け放ち、ひなたぼっこでもしながら好きな音楽でも聞いて、アイスでも食べちゃったりして、
何も考えずにこの本を読むときっと幸せになれること間違いない。
この人は、等身大の高校生を描くのが非常に上手かと思う。
作中で人物、情景描写を大してしていないのだが、するすると頭にイメージが蓄積される。
一人称の利点をうまく使えている。
気が付くと物語中、脳内で生成されたキャラクターを好きになっている。
読者に委ねるということを意図的に行なっているのか知らないが、
空白の目立つ文章構成でも、十分な説得力を持った想像を喚起出来る所がよい。
話の内容そのものに具体的な感動やオチがあるわけではなく、
「ああ、あまずっぺー」と、そう思える。ただそれだけの作品。それゆえ、よろしい。
昼間、窓を開け放ち、ひなたぼっこでもしながら好きな音楽でも聞いて、アイスでも食べちゃったりして、
何も考えずにこの本を読むときっと幸せになれること間違いない。
2011年2月16日に日本でレビュー済み
4話の短編で構成されています。短いので読みやすかったです。
読み終わった後、なんだか幸せな気持ちになるような話ばかりでした。
プシュケの涙と少し関係があるので、先に読んでおく事をおすすめします。
私はこっちを先に読んでしまったのですが、プシュケの涙を読んだ後だと少し視点が変わりましたね。いい意味で。
最近柴村さんの本を読んでいなかったのですが、久しぶりに買ってみて正解でした。
これを機に他の作品もまた読みたいと思いました。
読み終わった後、なんだか幸せな気持ちになるような話ばかりでした。
プシュケの涙と少し関係があるので、先に読んでおく事をおすすめします。
私はこっちを先に読んでしまったのですが、プシュケの涙を読んだ後だと少し視点が変わりましたね。いい意味で。
最近柴村さんの本を読んでいなかったのですが、久しぶりに買ってみて正解でした。
これを機に他の作品もまた読みたいと思いました。
2011年2月10日に日本でレビュー済み
前作の「プシュケの涙」シリーズが好きだったので、手にしたのですが、当たりでした^^
4つの作品からなっているのですが、どれも雰囲気が違いますね。
でもどの作品も学生特有の考えとか痛みを、じんわり表現してる。
この雰囲気は大好きです。
個人的に1話目がプシュケとリンクしてたことがすごくうれしかったです。
くろべぇと由良くんの掛け合いは最高です^^
4つの作品からなっているのですが、どれも雰囲気が違いますね。
でもどの作品も学生特有の考えとか痛みを、じんわり表現してる。
この雰囲気は大好きです。
個人的に1話目がプシュケとリンクしてたことがすごくうれしかったです。
くろべぇと由良くんの掛け合いは最高です^^