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今どき、女中で奉公って!? (電撃文庫) 文庫 – 2011/3/10

3.3 5つ星のうち3.3 4個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ アスキー・メディアワークス (2011/3/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/3/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 360ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048703455
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048703451
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 4個の評価

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メイダイ・葛西
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年3月30日に日本でレビュー済み
 学園もの、萌え、ハーレム、などが溢れるライトノベル業界に現れた女中さんが主人公の物語。作者と編集部のその意欲が気に入っての購入です。

 タイトルやあらすじから、主人公と周囲の人々とのドタバタ劇というイメージが湧きますが、全然そんなことはありません。最初のうちはそんなコメディなやりとりも多少あるのですが、基本は主人公が三人の坊ちゃんと接しながら、屋敷の環境や人間模様を少しずつ探っていくという感じです。それだけ書くとなんだか楽しそうですが、主人公が不愉快になる場面ばかりを描写するので、またかよ、となってしまいます。
 
女中仲間や双子のお嬢様との絡みで笑えたり、心温まる描写があればまだいいのですが、それすらもほぼないです。平坦にただ筋をなぞって行くだけ。読んでいて楽しいな、と思える場面が絶望的に少ないのが致命的でした。
 
 三人称の書き方に、所どころで主人公の一人称心理描写を入れてあるのも、テンポの面からマイナスと感じます。――ひえぇぇぇぇっぇ、とか――きぃぃぃいいいい、とか書かれても興ざめするだけです。地の文はとても読みやすかったので、そちらで感情も表現してほしかったな、というのが素直なところですね。(私が男だからそう感じたのかもしれません ※主人公は女です)

 また真実が明るみにでるにつれ、かなりシリアスかつ安い恋愛ドラマのような展開になります。事件の真相が明かされるところなどは、それまで描写の薄かったキャラなども出てきて語り出すので、正直ポカーンとなりました。ぞれを除いても、一人一人の人物描写が薄く、思い入れのある人物がまったくいません。主人公は好きなんですけどね。

 もっとこう、借金のカタに取られたけど、めぜずに頑張るんだ! という主人公による明るい頑張り物語を期待していたので残念でした。朝のテレビ小説的なアレだと思ったら、実際は昼ドラでした、みたいな……。
 
 長々と不満ばかり述べてしまい申し訳ないです。が、一番上に書いた通り意欲は素敵だと思っていますので、作者さんにはぜひ頑張ってほしいです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年6月9日に日本でレビュー済み
アニメ「花咲くいろは」が好きだったので、この作品の前半の空気感はとても心地よかった。
女中という境遇にもへこたれず、明るく、騒がしく、ミスをやらかしても反省しない。
人の話にも首を突っ込む、男の子関係は本当にK.Y…主人公のひととなりもソックリだったりして。
しかし、お話は後半にかけガラっと変わってしまいます。

最後には主人公.早苗がまさか!?ほのぼの話が突然火サスに?…..ここまでにしておきましょう(笑)
まだ続編ができてもいいような感じでしたが、軸足をどっちにおくのか?
伏線の張り方が弱過ぎるし、ミステリーのキモである「まさか」も斜め上では爽快感もなく心地よくもない。
ほのぼの話が続くなら期待したいけど、ミステリーじゃちょっと厳しいかな。

HN「春雨」さんのおっしゃる「朝のテレビ小説的なアレだと思ったら、実際は昼ドラでした」は
まさに言い得て妙でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月1日に日本でレビュー済み
良くも悪くも緩々と話が進んでいきますのでその辺の判断は個人個人でしょうか
この手の緩い話が好きな私にはそこそこ楽しめました
2011年6月28日に日本でレビュー済み
 父親が手を出した先物取引で生じた借金のカタに、名門木津家の屋敷で女中奉公をさせられることになった津山早苗、15歳。再び両親と暮らす日を夢見て、着物を着て掃き掃除などという、とても現代日本とは思えない日常を、元気いっぱいに過ごしている。
 そんな早苗が担当するのは、木津家の跡取り三兄弟の部屋掃除。当主に代わって屋敷を取り仕切る長男の総一郎、部屋に引きこもりピアノを弾く次男の亮二、高校受験を控える三男の芳三。他の女中たちは災難を嫌って彼らに関わるのを避けるのだが、早苗は使用人であることも忘れてしまうのか、かなり大胆に、彼らに喜怒哀楽を表現するのだ。

 そして徐々に明らかになって来る、三兄弟の確執。総一郎はなぜあれほど冷徹に人に接するのか、亮二はなぜ引きこもるようになったのか、芳三は隠れてコソコソするのか、早苗の行動が木津家の人々の記憶の蓋をこじ開ける。
 茶葉をまいて畳の掃き掃除、電話は黒電話で、洗濯をするには洗濯板を使う。部屋にはハエ取り紙がぶら下がり、文字が読めない女中までいる。そんな時代に取り残されたような環境の中で繰り広げられる家族の物語は、バラバラだった人の心を結び付けていく。

 別に普通の環境でこういう物語を繰り広げてもよいとは思うのだが、もしかすると現代日本は、この様な人情話にリアリティが持てない社会になっているのかもしれない。だから時代劇がいつまでも廃れない様に、そういった感情にリアリティがあった時代が、舞台として選ばれたのだろうか?