タイトルコールのままの展開です![笑]
前作のトラどらの印象が強い自分ですがこんなに早く展開が進むとは思いませんでした
こんな感じにハッピーエンドな感じには到底いかないとと思うので次の刊が楽しみに思えるとおもいました
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ゴールデンタイム2 答えはYES (電撃文庫) 文庫 – 2011/3/10
圧倒的なオーラを放ち、自称完璧、その実ちょっと残念なお嬢さま、加賀香子。彼女は独自のシナリオによって定められし幼馴染との運命の結婚が破綻してちょっと傷心気味。 一方、サークルの先輩、リンダは面倒見のよい気さくでいい人かと思ったら、実は万里の高校の同級生で、しかもどうやら浅からぬ仲だったようで、その事実をひた隠しにしていた。 記憶喪失男、多田万里の心はそんな二人の狭間に立たされて千々に乱れる。サークル活動や、コンパを経るうち、その心の距離は離れ、また近づいていく。 万里が二人に向けた問いかけの、その答えとははたして──?
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2011/3/10
- 寸法10.5 x 1.6 x 15 cm
- ISBN-104048703811
- ISBN-13978-4048703819
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2011/3/10)
- 発売日 : 2011/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 280ページ
- ISBN-10 : 4048703811
- ISBN-13 : 978-4048703819
- 寸法 : 10.5 x 1.6 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,444,142位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1978年生まれ、東京在住。PCゲーム会社退職後、フリー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 わたしたちの田村くん〈2〉 (ISBN-13: 978-4840231527 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年4月2日に日本でレビュー済み
人には誰でも思い出したくない過去がある。
所謂、黒歴史。
そんな黒歴史を一番大量生産しがちなのが、学生時代。
それは中学も高校も大学も変わらない。
限られた空間の中で、限られたコミュニティの中で、必死にもがく。
どうして思い通りにならないのか?
こんなに尽くしているのに、どうしてあの子は振り向いてくれないのか?
私は悪くないのに、どうして苦しまなくてはならないのか?
どうしてあいつは、俺よりも優れているのか?
なぜ私の人生は、うまくいかないのか?
こんなにしてやってるのに、あいつは何も解かってくれない。
こんなに想っているのに、どうして彼は私を愛してくれないの?
俺はいったい、彼女の何なの?
等々
でもそんな我儘な感情を垂れ流しにしていたら、コミュニティの輪の中で、孤立してしまいますよね。
だからこそ常に我慢しては、時に発散する。
僕にも時に発散しすぎて、とんでもない黒歴史を作った事があります。ああ、彼女は元気だろうか…
誰もが悩み、苦しみ、そして成長していくのか何なのかは解らないが、とにかく「大人」になっていく。
おそらく香子という存在は、そんな人間らしい感情を、これでもかというぐらい露骨に表したキャラクターで
また、万里もそんな感情を押し込めながらも、時に爆発させて読者の共感を得ているのだろう。
万里の様な男性は、おそらく大勢いるはずで、ある意味彼は社会では当たり前の存在で、
香子という、我慢もできずに自分の感情を垂れ流しにしている人間を羨ましく思う反面、
「こいつには、俺がついてないと駄目だ」と思わせているのだろう。
香子の生き様に強く魅かれ、守ってやらなきゃいけない、と思わせる。
つまり万里が男性読者のアバターとして存在していて、香子という守るべきヒロインに恋をさせてる。
こいつには、俺がついてないと駄目だと思わせるのは、所謂、悪女的テクニックの典型例であり、
作者はそんな男性のツボをうまくついてきている。
男性の独善的所有欲をよく理解している。
現実ではそこで女性に愛想尽かされて、そうやってまた黒歴史が増えていくのですね。
でも物語の世界ではなんだかんだで上手くいきそうです。別の意味で黒歴史っぽくなっていましたが。
まあつまり
黒歴史を作っていくのが学生であり、ハイティーンであり、そんな彼らの姿に読者は共感する。
そんな作品です。
そして著者の竹宮さんがすごいのは、十代がどうにもならない自分の感情や、閉塞感や、モンモンした気持ち、
壁を殴ったり、意味もなく教師や親に反抗してり、「うわぁぁぁぁ!」や「くそぉぉぉぉぉ!」
としか表現できない鬱憤を、いとも簡単に言語化できている。しかも完璧に。
登場人物の言葉にできない感情を、綺麗に言葉で表現できている。
内容もいい、文章もいい。
これからも楽しみな作品です。
所謂、黒歴史。
そんな黒歴史を一番大量生産しがちなのが、学生時代。
それは中学も高校も大学も変わらない。
限られた空間の中で、限られたコミュニティの中で、必死にもがく。
どうして思い通りにならないのか?
こんなに尽くしているのに、どうしてあの子は振り向いてくれないのか?
私は悪くないのに、どうして苦しまなくてはならないのか?
どうしてあいつは、俺よりも優れているのか?
なぜ私の人生は、うまくいかないのか?
こんなにしてやってるのに、あいつは何も解かってくれない。
こんなに想っているのに、どうして彼は私を愛してくれないの?
俺はいったい、彼女の何なの?
等々
でもそんな我儘な感情を垂れ流しにしていたら、コミュニティの輪の中で、孤立してしまいますよね。
だからこそ常に我慢しては、時に発散する。
僕にも時に発散しすぎて、とんでもない黒歴史を作った事があります。ああ、彼女は元気だろうか…
誰もが悩み、苦しみ、そして成長していくのか何なのかは解らないが、とにかく「大人」になっていく。
おそらく香子という存在は、そんな人間らしい感情を、これでもかというぐらい露骨に表したキャラクターで
また、万里もそんな感情を押し込めながらも、時に爆発させて読者の共感を得ているのだろう。
万里の様な男性は、おそらく大勢いるはずで、ある意味彼は社会では当たり前の存在で、
香子という、我慢もできずに自分の感情を垂れ流しにしている人間を羨ましく思う反面、
「こいつには、俺がついてないと駄目だ」と思わせているのだろう。
香子の生き様に強く魅かれ、守ってやらなきゃいけない、と思わせる。
つまり万里が男性読者のアバターとして存在していて、香子という守るべきヒロインに恋をさせてる。
こいつには、俺がついてないと駄目だと思わせるのは、所謂、悪女的テクニックの典型例であり、
作者はそんな男性のツボをうまくついてきている。
男性の独善的所有欲をよく理解している。
現実ではそこで女性に愛想尽かされて、そうやってまた黒歴史が増えていくのですね。
でも物語の世界ではなんだかんだで上手くいきそうです。別の意味で黒歴史っぽくなっていましたが。
まあつまり
黒歴史を作っていくのが学生であり、ハイティーンであり、そんな彼らの姿に読者は共感する。
そんな作品です。
そして著者の竹宮さんがすごいのは、十代がどうにもならない自分の感情や、閉塞感や、モンモンした気持ち、
壁を殴ったり、意味もなく教師や親に反抗してり、「うわぁぁぁぁ!」や「くそぉぉぉぉぉ!」
としか表現できない鬱憤を、いとも簡単に言語化できている。しかも完璧に。
登場人物の言葉にできない感情を、綺麗に言葉で表現できている。
内容もいい、文章もいい。
これからも楽しみな作品です。
2011年8月4日に日本でレビュー済み
内容はテンポが良く、中だるみせずに読めました。
そして感想は大学入った当初の青臭さ。
彼らより年上の人ならば、読んでいくうちにこんな経験あったなあと苦笑いをしてしまいます。
例えば、大人であるならば、人に対して真相を聞かないやさしさを知ってますし、自分の不都合な
事実や出来事でも割り切ってしまいます。
その中で、この登場人物は若さゆえ?なのかとにかく人に誠実であろうとしている姿や、自分を
否定し、他人に対して猛烈に羨ましいと感じるなど、誰でも経験あるのではないでしょうか。
今後は、千波によって色々と展開をひっかいて欲しいと思います。
希望としては、重い過去があるのではなく、無自覚な小悪魔ぶりを発揮してほしいです。
星はこれからの期待を込めて、5つ星から1つ消しました。
そして感想は大学入った当初の青臭さ。
彼らより年上の人ならば、読んでいくうちにこんな経験あったなあと苦笑いをしてしまいます。
例えば、大人であるならば、人に対して真相を聞かないやさしさを知ってますし、自分の不都合な
事実や出来事でも割り切ってしまいます。
その中で、この登場人物は若さゆえ?なのかとにかく人に誠実であろうとしている姿や、自分を
否定し、他人に対して猛烈に羨ましいと感じるなど、誰でも経験あるのではないでしょうか。
今後は、千波によって色々と展開をひっかいて欲しいと思います。
希望としては、重い過去があるのではなく、無自覚な小悪魔ぶりを発揮してほしいです。
星はこれからの期待を込めて、5つ星から1つ消しました。
2017年4月23日に日本でレビュー済み
人生のゴールデンタイムだと思って過ごすのが大学時代ってことなんだろうなぁ。
本当にそうなのかは人によるだろうが、社会の怖いものを知らないで能天気に楽しめる最後の時期ではあったなと思う。
それはそうと加賀さんのキャラが良すぎて楽しすぎるわwこれ2年3年4年とずっと描くのかな?どうせならその辺りまで見てみたいですね。
本当にそうなのかは人によるだろうが、社会の怖いものを知らないで能天気に楽しめる最後の時期ではあったなと思う。
それはそうと加賀さんのキャラが良すぎて楽しすぎるわwこれ2年3年4年とずっと描くのかな?どうせならその辺りまで見てみたいですね。
2011年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の序盤で、あっさり振ったり振られたりという展開で表面的にはあっさりだが、内面では各キャラクター複雑な心理が流れていることを匂わせているのは、この作者らしい。
大学での学生生活の描写は案外リアルな感じとはいえ、中盤は、ちょっと冗長で飽きてきてくる。我慢して読んでると、終盤90%位の所で急展開で盛り上がった。
これから何巻も続けて行くシリーズだと思うが、物語はまだまだ序盤という感じ。前作のとらドラ7巻以降のシリアスさはまだない。今後に期待したい。
大学での学生生活の描写は案外リアルな感じとはいえ、中盤は、ちょっと冗長で飽きてきてくる。我慢して読んでると、終盤90%位の所で急展開で盛り上がった。
これから何巻も続けて行くシリーズだと思うが、物語はまだまだ序盤という感じ。前作のとらドラ7巻以降のシリアスさはまだない。今後に期待したい。
2011年3月21日に日本でレビュー済み
私は現在大学3年生、4月には4年生になる者です。
この作品を読んで、死にたくなりました。 なぜって? それはあまりにもリアルだからです…
初めての履修登録 新入生同士の飲み会 そして「大学の女友達」という存在。
私は、どちらかというと「暗」の人間でしたが、数年前は彼らと同じように大学生活に心躍らせていました。
だけど今じゃ、残りは就活に卒論だけの大学生活。「あの頃に戻りたい…」 そう思いながら、読んでいました。
それ程リアルで、彼らは楽しそうでした。
冒頭で「この作品を読んで、死にたくなりました」と言いましたが、それは違いました。
「この作品の中に入りたい」 万里や香子、やなっさん、二次元君と友達になりたい…。
そう思わずにはいられない、ただ楽しく、時に切ない、大学1年生という黄金に輝く時間が詰まっている。
それが、この『ゴールデンタイム』という作品だと思います。
この作品を読んで、死にたくなりました。 なぜって? それはあまりにもリアルだからです…
初めての履修登録 新入生同士の飲み会 そして「大学の女友達」という存在。
私は、どちらかというと「暗」の人間でしたが、数年前は彼らと同じように大学生活に心躍らせていました。
だけど今じゃ、残りは就活に卒論だけの大学生活。「あの頃に戻りたい…」 そう思いながら、読んでいました。
それ程リアルで、彼らは楽しそうでした。
冒頭で「この作品を読んで、死にたくなりました」と言いましたが、それは違いました。
「この作品の中に入りたい」 万里や香子、やなっさん、二次元君と友達になりたい…。
そう思わずにはいられない、ただ楽しく、時に切ない、大学1年生という黄金に輝く時間が詰まっている。
それが、この『ゴールデンタイム』という作品だと思います。
2011年3月27日に日本でレビュー済み
喧騒感がいいです。
第1巻では、入学式直後のサークルの勧誘シーンが圧巻でした。
この第2巻では、飲み会のシーンがすごいです。
作者の頭が躁状態になって、ネジが2、3本ふっとんでしまったんじゃないか、と思うほど、ハイテンションの飲み会の様子です。
そうそう、こんな感じだったよなあ、と、自分の学生時代の飲み会の乱痴気騒ぎぶりを思い出しました。
そんな躁の一方で、鬱の部分もあります。
登場人物たちの心が傷を負って、血を流しているさまも、実にリアルに描かれています。
躁と鬱のふたつがみごとに描かれることで、バランスをとって、魅力的な青春小説になっていると思います。
ところで。
単なる想像ですが、この小説って、もしかすると、メディアワークス文庫に入れられる予定だったんじゃないんですか?
小説の雰囲気もそうだし、第1巻で作中にイラストがなかったというのもそう。
メディアワークス文庫から出版する予定で動いていて、途中で急に電撃文庫へ変更になった。
と、まあ、そんなふうに勝手に想像するのですが、さて、いかがでしょうか。
第1巻では、入学式直後のサークルの勧誘シーンが圧巻でした。
この第2巻では、飲み会のシーンがすごいです。
作者の頭が躁状態になって、ネジが2、3本ふっとんでしまったんじゃないか、と思うほど、ハイテンションの飲み会の様子です。
そうそう、こんな感じだったよなあ、と、自分の学生時代の飲み会の乱痴気騒ぎぶりを思い出しました。
そんな躁の一方で、鬱の部分もあります。
登場人物たちの心が傷を負って、血を流しているさまも、実にリアルに描かれています。
躁と鬱のふたつがみごとに描かれることで、バランスをとって、魅力的な青春小説になっていると思います。
ところで。
単なる想像ですが、この小説って、もしかすると、メディアワークス文庫に入れられる予定だったんじゃないんですか?
小説の雰囲気もそうだし、第1巻で作中にイラストがなかったというのもそう。
メディアワークス文庫から出版する予定で動いていて、途中で急に電撃文庫へ変更になった。
と、まあ、そんなふうに勝手に想像するのですが、さて、いかがでしょうか。
2012年5月24日に日本でレビュー済み
引き込まれる、ってのはこういうことなんだろうなぁ
当たり前だけど、世の大半のラノベの主人公は中高生
だから、如何に斬新な設定を考えてもそこにデジャヴが生じるのはしょうがない
そこでこの作品は舞台を「大学」に据えてるのだから、斬新とかそういう枠を超えて、一種の挑戦だとすら思う
というか、冒険だ
ラノベの主な読者層の年齢を外してるんだもの
大丈夫かな? と情報が出たときは思ってたもんだ
一巻は非常に楽しめたので、二巻も引き続き購入
読んでみたところ、安心して読める素晴らしい出来だった
キャラが濃い、いい意味で騒々しい、めくるめく変わる登場人物の心情も余すところなく描写しきっている
飲み会の描写なんかはすごくリアルで鳥肌ものだ
当たり前だけど、世の大半のラノベの主人公は中高生
だから、如何に斬新な設定を考えてもそこにデジャヴが生じるのはしょうがない
そこでこの作品は舞台を「大学」に据えてるのだから、斬新とかそういう枠を超えて、一種の挑戦だとすら思う
というか、冒険だ
ラノベの主な読者層の年齢を外してるんだもの
大丈夫かな? と情報が出たときは思ってたもんだ
一巻は非常に楽しめたので、二巻も引き続き購入
読んでみたところ、安心して読める素晴らしい出来だった
キャラが濃い、いい意味で騒々しい、めくるめく変わる登場人物の心情も余すところなく描写しきっている
飲み会の描写なんかはすごくリアルで鳥肌ものだ