読めば読むほど面白いです。初回納得したはずの話が2回目で謎になり…??
あれ?前回理解できたのに今回なぜ?
とまた読んでしまいます。
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騙王 (メディアワークス文庫 あ 7-1) 文庫 – 2011/7/23
秋目 人
(著)
何もせずに朽ち果てるくらいなら、口先だけで手に入れてみせよう。金も力も愛も、そして王座さえも……。
ローデン国の第二王子であるフィッツラルド。第一王子を後継者にと考える国王からは疎まれ、その第一王子からは頻繁に刺客を送られ、茨の日々を過ごしている。しかし彼は決意する。相手が誰であろうと、騙りつくそう――すべては生き抜くために。
頭脳と口先で自らの運命を変えた、ある少年の物語――。
ローデン国の第二王子であるフィッツラルド。第一王子を後継者にと考える国王からは疎まれ、その第一王子からは頻繁に刺客を送られ、茨の日々を過ごしている。しかし彼は決意する。相手が誰であろうと、騙りつくそう――すべては生き抜くために。
頭脳と口先で自らの運命を変えた、ある少年の物語――。
- 本の長さ318ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2011/7/23
- ISBN-104048705601
- ISBN-13978-4048705608
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2011/7/23)
- 発売日 : 2011/7/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 318ページ
- ISBN-10 : 4048705601
- ISBN-13 : 978-4048705608
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,079,690位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,481位メディアワークス文庫
- - 279,257位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
王位継承ルートから外れている第二王子が、言葉巧みに相手を出し抜き、翻弄し、上り詰めていくお話です。
あまり期待していなかったのですが、すごく良かったです。
舞台はヨーロッパ中世を意識した世界。
好きな人にはたまらない世界だと思います。
続編もあるので、まずはこちらからってところですね。
あまり期待していなかったのですが、すごく良かったです。
舞台はヨーロッパ中世を意識した世界。
好きな人にはたまらない世界だと思います。
続編もあるので、まずはこちらからってところですね。
2020年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当事者には金を積まれてもなりたくない。
こんな生き方辛過ぎる。
暇あれば刺客が訪れ、飲み物には毒が入れられる。
誰も信用出来ない。すぐ裏切る。強大な権力者なのに、その辺の害虫くらい死が身近にある。
こんなとこで王になっても、ストレスですぐ死にそうだ。
そして王とお后は、末永く幸せに暮らしました。
なんてネンネちゃんの夢見る砂糖菓子の様な甘さと一蹴する主人公。
打算が過ぎて、愛も夢もへったくれも無いのだが…
ハラハラドキドキ起伏激しい展開息もつかせぬw指輪ジャラジャラあるある狡猾な金貸し、テンプレ頑固な老兵、最高。
ぜひ、読んでみて。
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こんな生き方辛過ぎる。
暇あれば刺客が訪れ、飲み物には毒が入れられる。
誰も信用出来ない。すぐ裏切る。強大な権力者なのに、その辺の害虫くらい死が身近にある。
こんなとこで王になっても、ストレスですぐ死にそうだ。
そして王とお后は、末永く幸せに暮らしました。
なんてネンネちゃんの夢見る砂糖菓子の様な甘さと一蹴する主人公。
打算が過ぎて、愛も夢もへったくれも無いのだが…
ハラハラドキドキ起伏激しい展開息もつかせぬw指輪ジャラジャラあるある狡猾な金貸し、テンプレ頑固な老兵、最高。
ぜひ、読んでみて。
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2015年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中世辺りの歴史好きは必見。とても賢く、それでいて野心的な主人公には誰でも共感できるはず。ローデンの国で王になるには絶対的に不利な状況である主人公が、王になるべく知識をいかしてすべてを欺くのに、きっと読み手も騙される。
是非ご一読を。
是非ご一読を。
2015年1月12日に日本でレビュー済み
架空の世界を舞台とした謀略もの。
「騙」とはなっているが、どちらかというと頭脳だけで王になろうとする主人公の物語というべきか。
不遇な立場にある第2王子が主人公で、不利な戦況を経済戦でひっくりかえしたり、兄の花嫁になるはずの女性を奪ったり、はかりごとでもって父親の信任を得たりといった内容だ。
読んでいて、爽快とまではいかないが、カタルシスが次々とあり、気持ちのいい小説であった。
『謀王』という続篇があるようだ。
「騙」とはなっているが、どちらかというと頭脳だけで王になろうとする主人公の物語というべきか。
不遇な立場にある第2王子が主人公で、不利な戦況を経済戦でひっくりかえしたり、兄の花嫁になるはずの女性を奪ったり、はかりごとでもって父親の信任を得たりといった内容だ。
読んでいて、爽快とまではいかないが、カタルシスが次々とあり、気持ちのいい小説であった。
『謀王』という続篇があるようだ。
2011年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『騙王』は王子が騙って王様になる物語。味王様とかそういうニュアンスじゃない。
だからスカッとしたり、目の覚めるようなトリックや騙りは使われない。
平均的なライトノベルよりは現実的な感じはするけど、歴史小説よりは軽い感じの読み物。
淡々としててツマランって意見も分かるけど俺は凄く好き。主人公がいいから。
主人公のフィッツラルド(どうでもいいけどフィッツジェラルドに空目する)は民とか愛とか歴史とか色々騙って裏切る。
こいつなんでそこまでして王になりたいんだ?ってまず疑問に感じる。生き残るためとか言ってるけど、他にやりようがある気がする。
それは、こいつが純粋だったからだと思う。慕っていた馬番が殺されて、彼は現実的で、大人のように「騙る」わけなんだけど
嘘だらけで裏切りだらけの王宮を、国を、歴史を、騙ってやることがこの王子の純粋さというか、なにがしかの
誠実さみたいなものを表してたんだって、最後のシーンで、そういう印象を受けた。
そういう意味で結局は少年的な主人公が頑張る話だし、そういう話は読んでて面白い。
だからスカッとしたり、目の覚めるようなトリックや騙りは使われない。
平均的なライトノベルよりは現実的な感じはするけど、歴史小説よりは軽い感じの読み物。
淡々としててツマランって意見も分かるけど俺は凄く好き。主人公がいいから。
主人公のフィッツラルド(どうでもいいけどフィッツジェラルドに空目する)は民とか愛とか歴史とか色々騙って裏切る。
こいつなんでそこまでして王になりたいんだ?ってまず疑問に感じる。生き残るためとか言ってるけど、他にやりようがある気がする。
それは、こいつが純粋だったからだと思う。慕っていた馬番が殺されて、彼は現実的で、大人のように「騙る」わけなんだけど
嘘だらけで裏切りだらけの王宮を、国を、歴史を、騙ってやることがこの王子の純粋さというか、なにがしかの
誠実さみたいなものを表してたんだって、最後のシーンで、そういう印象を受けた。
そういう意味で結局は少年的な主人公が頑張る話だし、そういう話は読んでて面白い。
2014年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全体的に会話主体で構成されてるのですが、一気に読めてしまいます!
目の前に情景が浮かびます!
王子すっげー頭いい!ってなりましたw
目の前に情景が浮かびます!
王子すっげー頭いい!ってなりましたw
2012年7月18日に日本でレビュー済み
天下や王位を狙う人物が主人公のライトノベルは珍しくありませんが
この作品の面白いところは共に謀るに足る相手を主人公の王位継承権を第2王子でありながら実質的に喪失している
「不貞の子」フィッツラルドが見定め、口説いて、仲間というと綺麗過ぎるので、敢えて言うなら「共犯者」に引き込んでいく
その会話の妙にあります
仲間に引き込もうとする相手も一筋縄ではいかない「海千山千の金貸し」、「大国から政略結婚で送り込まれてきた王女」
「主君に謀殺されかけた敵方の将軍」、「王室史の編纂係」といった面々ですが、彼らがまた個々に譲れない筋を持っている事で
正論だけでは中々陥ちてくれず、中には陥とせずじまいで終わる人物もいる所がリアルな人間関係が感じられてまた楽しい
最終的には仲間にする事が目的である以上、人質をとったり、脅したり暴力に訴えるのは論外なのでいかにして「Win−Win」の
関係を成立させるかの丁々発止のやり取りは剣を振り回して相手を斬り倒す立ち回り劇より遥かにスリリングです
読者としても「さて、この人物はどう騙れば『たらしこめるか』?」と一端の悪党の気分になれるのが実に面白く感じました
悪巧みってのはこれほど心ときめく物だったのかと
一度は断頭台に上らされながらも窮地を退け最終的に王との王位継承権を巡る一対一の論争に持ち込むことに成功するのですが
その過程で各章に散りばめられた伏線が一気に収束する「騙り」の場面はフィッツラルドの用意周到さと大胆不敵さに頭が下がりました
いや〜、天下を狙う人間の「人たらし」ってのは楽しいもんですなあ
この作品の面白いところは共に謀るに足る相手を主人公の王位継承権を第2王子でありながら実質的に喪失している
「不貞の子」フィッツラルドが見定め、口説いて、仲間というと綺麗過ぎるので、敢えて言うなら「共犯者」に引き込んでいく
その会話の妙にあります
仲間に引き込もうとする相手も一筋縄ではいかない「海千山千の金貸し」、「大国から政略結婚で送り込まれてきた王女」
「主君に謀殺されかけた敵方の将軍」、「王室史の編纂係」といった面々ですが、彼らがまた個々に譲れない筋を持っている事で
正論だけでは中々陥ちてくれず、中には陥とせずじまいで終わる人物もいる所がリアルな人間関係が感じられてまた楽しい
最終的には仲間にする事が目的である以上、人質をとったり、脅したり暴力に訴えるのは論外なのでいかにして「Win−Win」の
関係を成立させるかの丁々発止のやり取りは剣を振り回して相手を斬り倒す立ち回り劇より遥かにスリリングです
読者としても「さて、この人物はどう騙れば『たらしこめるか』?」と一端の悪党の気分になれるのが実に面白く感じました
悪巧みってのはこれほど心ときめく物だったのかと
一度は断頭台に上らされながらも窮地を退け最終的に王との王位継承権を巡る一対一の論争に持ち込むことに成功するのですが
その過程で各章に散りばめられた伏線が一気に収束する「騙り」の場面はフィッツラルドの用意周到さと大胆不敵さに頭が下がりました
いや〜、天下を狙う人間の「人たらし」ってのは楽しいもんですなあ