とにかく怒涛の展開で、発売前までに副題読んで、表紙見て、9巻まで作者の後書き含めて読破して、予想してた10巻の内容とは180度異なる展開で・・・・・
成田先生自身が9巻の後書きで『今回からは１巻１キャラ？ずつ、各キャラをピックアップ＆掘り下げて書く予定』って言ってたから、１０巻の表紙と副題の内容見て、恐らくワゴン組中心にドタチンをきっかけに他のワゴン組キャラがそれぞれ暴れだして、そこに高校生組のもめごとが絡まって、裏ではちょっと裏社会大人組の思惑が絡まって、ドタバタしつつどうせ最後は何だかんだで解決だ！ まあ、９巻に続き、それぞれの内面が深く見れるならそれも面白そう！と思って期待して読んでたら・・・
『はい？？』「はいはい？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？」みたいな予想だにしない怒涛の全キャラ怒涛の展開！
・・後で作者後書き読んだら最初は９巻の後書き通り、ヴァローナとか、１キャラずつピックアップの予定だったんだけど、色々な諸事情でええいもう！？って感じで今回みたいな展開になったとかならないとか…
いい意味でも悪い意味でも(笑)とにかく読者の期待と予想を見事に常に裏切ってくれる成田先生は流石です。
最初に読破した感想が「成田先生に一本取られた！」でした。
キャラの内面を深く愛する作品や内容は好きだけど、ありきたりな設定だったりある程度展開が予想できてくると好き嫌いのある私には「どうせこういう展開でしょ。何かもう先のパターン見えてるからいいや」と直ぐに飽きてしまう私には常に驚かせて超展開にしてくれて、でもってファンタジーなのに現実味も溢れてて、一般的ではないし普通じゃないのにそれでもだからこそ人間的すぎる各キャラの人間性というか個性を常に光らせてくれる成田作品は大好きです!
しかし何か、デュラというか、今回はどちらかというと「バッカーノ」に作品の質が近いような…
でも、どちらも好きなのでOKです！
・・・もしやこのままもっと深く「バッカーノ」と「デュラ」が深くリンクするのでは！？？
因みに、９巻で臨也とクルマイが大好きになった私は、いつもいつも『損な役回り(空回り？)』と言えば皆「紀田正臣だ！」って言うけど意外と臨也なんじゃないかと思う今日この頃・・・
クルマイが寂しがらない(どの道寂しがらないかもしれないけど)為にも、イザヤ君にはやっぱり無事でいてほしいと、少しは彼自身ではなく他の人類一般が臨む「愛と平和」を彼にも味わってほしいと望む、今日この頃です。彼自身が例え望まなくとも。
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