中学生の時にこの本を読んで、衝撃を受けました。内容としては近未来を舞台にしたSF的な物語ですが、特異点という独自の理論を中心に世界の変化と科学者という生き物についての表現が緻密で惹き付けられます。
またそれぞれのキャラクターや関係性、科学者らしい(?)理屈っぽくて回りくどい会話も魅力的だと思います。
是非とも一度は読んで見るべきかと思います。
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特異領域の特異点 真理へ迫る七秒間 (電撃文庫 は 10-1) 文庫 – 2011/8/10
特異領域理論により政治経済の枠組が一変した世界。 自称天才、無期停学中の賢悟はあるメッセージを受け取る。それは稀代の天才科学者天川からの救難信号だった! 天川は特異領域理論を提唱した五人の天才科学者の一人であり、長らく消息を絶っていた人物。その裏を想像し、賢悟が飛びつかぬはずがない。 それが世界を揺るがす事件の始まりで ── !?
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2011/8/10
- 寸法10.6 x 1.7 x 15 cm
- ISBN-104048707426
- ISBN-13978-4048707428
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2011/8/10)
- 発売日 : 2011/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 376ページ
- ISBN-10 : 4048707426
- ISBN-13 : 978-4048707428
- 寸法 : 10.6 x 1.7 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,390,774位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月23日に日本でレビュー済み
設定が凝っていて、展開にもメリハリがあって最後まで楽しんで読むことができた。
ただ、作者の独りよがりな文章や読者を置いてけぼりにするような展開が目立つのが残念。設定が複雑なため、設定がくどくど羅列されていたり、「え、どうしてそうなるの?」と理解が追いつかないことが多い。また、説明が不足していることも度々あり、読んでいて、「このキャラここにいたんだ」と戸惑うことがしばしばあった。
ただ、作者の独りよがりな文章や読者を置いてけぼりにするような展開が目立つのが残念。設定が複雑なため、設定がくどくど羅列されていたり、「え、どうしてそうなるの?」と理解が追いつかないことが多い。また、説明が不足していることも度々あり、読んでいて、「このキャラここにいたんだ」と戸惑うことがしばしばあった。
2011年9月17日に日本でレビュー済み
空想科学モノ、というジャンルとでも言うべきか、
電撃文庫にあって他のラノベのレーベルにあまり
見られないジャンルの作品です。
電撃では他に浅生楽の「ミネルヴァと智慧の樹」
日野一二三の「A=宇宙少女2×魂の速度」
あたりがこれにあたるかな。
物語から受ける感動とは大別すると
共感的感動と知的感動の二つになるかと思う。
前者は「ああ、わかる、わかるわ〜」って読み手の
経験と知識を追体験・増幅できるタイプの感動だろう。
恋愛物や青春物、人情話、冒険譚に多い。
対して後者は新しい知識、考え方を得たり、思考し答えを
得る快感を与えてくれるタイプの感動だな。
SF、伝奇物やファンタジー、歴史物、推理物はこちらが多い。
本作は後者という事になります。
前半は正直、キャラにそんなに魅力を感じない事もあって
読んでてツラいものがありましたが、後半、ラスト近くの
「真理へ迫る七秒間」はどうなるのかって思えて楽しかったです。
ラノベとして見ればそんなに完成度が高いとは思わなかった
けれども知的感動を読者に与える目的がある作品そのものが
ラノベには少ないので、その意味で好意的に評価したい。
このジャンル自体が存続してくれますように、、
電撃文庫にあって他のラノベのレーベルにあまり
見られないジャンルの作品です。
電撃では他に浅生楽の「ミネルヴァと智慧の樹」
日野一二三の「A=宇宙少女2×魂の速度」
あたりがこれにあたるかな。
物語から受ける感動とは大別すると
共感的感動と知的感動の二つになるかと思う。
前者は「ああ、わかる、わかるわ〜」って読み手の
経験と知識を追体験・増幅できるタイプの感動だろう。
恋愛物や青春物、人情話、冒険譚に多い。
対して後者は新しい知識、考え方を得たり、思考し答えを
得る快感を与えてくれるタイプの感動だな。
SF、伝奇物やファンタジー、歴史物、推理物はこちらが多い。
本作は後者という事になります。
前半は正直、キャラにそんなに魅力を感じない事もあって
読んでてツラいものがありましたが、後半、ラスト近くの
「真理へ迫る七秒間」はどうなるのかって思えて楽しかったです。
ラノベとして見ればそんなに完成度が高いとは思わなかった
けれども知的感動を読者に与える目的がある作品そのものが
ラノベには少ないので、その意味で好意的に評価したい。
このジャンル自体が存続してくれますように、、
2011年9月5日に日本でレビュー済み
あれ?一巻で終わりなの?続いてほしい、というのが読後の感想です。
重厚なストーリー構成、テンポの良い展開、魅力的な登場人物、と
今後更に面白くなる可能性を秘めています。
二巻の発売を祈りつつ、このレビューを書きます。
時代は、現在からそう遠くない未来。
そこは、既存の物理法則を一蹴した「特異領域理論」が世の理を支配する世界。
世界の地理・経済は一変し、その中心には日本があり、
その理論が最高レベルで学べる世界国家第一大学がそこにある。
主人公の賢悟は科学者バカだが、機転と発想力は天才レベル?
友人の清十郎は冷静なキャラで、解けない計算はない程の数学の天才。
そんな彼らのムードメーカーの彩世は、賢悟に恋の予感。。。
そんな3人+自律ロボットの4人は、特異領域理論を唱えた
天才科学者5人のうちの一人「天川理璃」がライブ中継で
「科学で神を証明する」と唱える姿を観る。
提示された方程式を解いていくと、、、天川のSOS信号?!
近未来科学を用いたバトル系のライトノベルとなります。
前半や要所に特異領域理論の説明が入り、理解するのに骨が折れますが、
この手のラノベを読んでいる方には重荷に感じないはずです。
(読み慣れない方は、適度に流せばいいかと。。。)
背景をちゃんと説明することで、物語に厚みが増すことは言うまでもなく。
また、科学者の情熱や葛藤、そして科学の面白さも感じることができました。
私も含め理系の人が読むと、違った興味が湧いてくるかもしれません。
次巻が発売されることを、改めて祈りつつ。。。 By月
重厚なストーリー構成、テンポの良い展開、魅力的な登場人物、と
今後更に面白くなる可能性を秘めています。
二巻の発売を祈りつつ、このレビューを書きます。
時代は、現在からそう遠くない未来。
そこは、既存の物理法則を一蹴した「特異領域理論」が世の理を支配する世界。
世界の地理・経済は一変し、その中心には日本があり、
その理論が最高レベルで学べる世界国家第一大学がそこにある。
主人公の賢悟は科学者バカだが、機転と発想力は天才レベル?
友人の清十郎は冷静なキャラで、解けない計算はない程の数学の天才。
そんな彼らのムードメーカーの彩世は、賢悟に恋の予感。。。
そんな3人+自律ロボットの4人は、特異領域理論を唱えた
天才科学者5人のうちの一人「天川理璃」がライブ中継で
「科学で神を証明する」と唱える姿を観る。
提示された方程式を解いていくと、、、天川のSOS信号?!
近未来科学を用いたバトル系のライトノベルとなります。
前半や要所に特異領域理論の説明が入り、理解するのに骨が折れますが、
この手のラノベを読んでいる方には重荷に感じないはずです。
(読み慣れない方は、適度に流せばいいかと。。。)
背景をちゃんと説明することで、物語に厚みが増すことは言うまでもなく。
また、科学者の情熱や葛藤、そして科学の面白さも感じることができました。
私も含め理系の人が読むと、違った興味が湧いてくるかもしれません。
次巻が発売されることを、改めて祈りつつ。。。 By月
2011年8月20日に日本でレビュー済み
物語は少し未来 特異点の存在をしった人類はそれを利用して大概のことはこなせるようになった。
読みにくいし、設定のが複雑で頭の中がグチャグチャになるし、書いてることの7割ぐらいしか理解できないですけど、
最後まで読めたし、間違いなく面白い。 脳の解明されていない部分は、人類を作った神(科学者)が人類に行動パターン?
を送り込む受信機となっていて......みたいなお話 早川文庫っぽいです
読みにくいし、設定のが複雑で頭の中がグチャグチャになるし、書いてることの7割ぐらいしか理解できないですけど、
最後まで読めたし、間違いなく面白い。 脳の解明されていない部分は、人類を作った神(科学者)が人類に行動パターン?
を送り込む受信機となっていて......みたいなお話 早川文庫っぽいです
2011年9月10日に日本でレビュー済み
設定も面白いし、何よりも読ませる力がある
色々と頭の中で要約しながら読み進める作業がけっこう楽しいかも
小難しいへ理屈合戦みたいなシャレのきいた会話も小気味よくて、気がつくと読み終わっていた
科学というよりは思考実験や哲学みたいな話も噛み砕いてあるから分かりやすい
きちんとしたテーマもあって、そこにぐいぐいと持ってゆくだけの筆力もある
面白かったので続きを期待したいけど、妙に壮大な感じで終わってるから無理かな
一巻はもう少し小規模な事件でいいから、シリーズであと何冊か読みたかった
ロボ子とかキャラ立ってるわりに出番少ないし…
イラストは綺麗で丁寧
複雑な戦闘場面とかラストシーン壮大すぎて、いまいちイメージ化しづらかったので
それを補う意味でも挿絵の枚数がもう少し欲しかったところ
☆4.5
我輩はともかく「かんらかんら。かんらからから」と笑う主人公のキャラづけはちょっと…w
あと、あの形は…こう、もっと他に何か…
色々と頭の中で要約しながら読み進める作業がけっこう楽しいかも
小難しいへ理屈合戦みたいなシャレのきいた会話も小気味よくて、気がつくと読み終わっていた
科学というよりは思考実験や哲学みたいな話も噛み砕いてあるから分かりやすい
きちんとしたテーマもあって、そこにぐいぐいと持ってゆくだけの筆力もある
面白かったので続きを期待したいけど、妙に壮大な感じで終わってるから無理かな
一巻はもう少し小規模な事件でいいから、シリーズであと何冊か読みたかった
ロボ子とかキャラ立ってるわりに出番少ないし…
イラストは綺麗で丁寧
複雑な戦闘場面とかラストシーン壮大すぎて、いまいちイメージ化しづらかったので
それを補う意味でも挿絵の枚数がもう少し欲しかったところ
☆4.5
我輩はともかく「かんらかんら。かんらからから」と笑う主人公のキャラづけはちょっと…w
あと、あの形は…こう、もっと他に何か…
2011年10月8日に日本でレビュー済み
SFマガジンで紹介されていたので、読んでみようと思い探していたのですが、ようやく手に入れたので読みました。ですが、期待したほどおもしろい作品ではありませんでした。残念です。
特異領域理論が発見され、従来の物理法則を書きかえることができるようになった、特異点(シンギュラリティ)以後の世界。その実験で、世界のほとんどの大陸と50億の人口が失われ、特異領域理論を発見した科学者のいる日本が世界の中心になっている。
そんな時代、特異領域理論を教える唯一の教育機関、世界国家第1大学で学ぶ大学生たち。そんな彼らの前に、行方不明だった特異領域理論の発見者の一人、天川理璃が現れる。だが、そんな天川を追う軍隊の影が。。。否応なく、世界を揺るがす陰謀に巻き込まれていく主人公たち。と、こういう設定です。
また、他律型人工知能は意識を持てるかとか、生体コンピュータ・ネットワークとか、対消滅とか、色々と魅力的なガジェットが登場します。
ただ、最初からかなり読むのがしんどかったです。まず、キャラが全然共感できないし、またキャラ同士のやり取りも安っぽいアニメみたいで、本筋のストーリーとあんまりマッチしていない。
また、特異領域理論を身に着けることで、通常の物理法則を越えたマテリアルロウという能力(?)を使うことができるようになり、これによって攻撃や防御ができるようになるのですが、若干科学的説明があるものの、ほとんどそれは魔術と変わりありません。たしかに、発展した科学は魔術と変わらないとアーサー・C・クラークは言っているのですが。。。いずれにせよ、この作品は特異点といったSF的用語を使っていますが、一種のファンタジー作品と見た方がいいのでは?と思ったりしました。
ちなみに、(技術的)特異点という考え方は、数学者でSF作家でもあるヴァーナー・ヴィンジが唱えたものです。特異点とは、意識を持った人工知能や、それによって強化された人間が生まれる段階を指す言葉で、技術進歩の臨界点に当たるとされています。したがって、その特異点段階を越える技術が生まれた時点で、世界は全く新しい領域に到達し、現在の科学技術では全く予想もつかないことが起こるとされています。
特異領域理論が発見され、従来の物理法則を書きかえることができるようになった、特異点(シンギュラリティ)以後の世界。その実験で、世界のほとんどの大陸と50億の人口が失われ、特異領域理論を発見した科学者のいる日本が世界の中心になっている。
そんな時代、特異領域理論を教える唯一の教育機関、世界国家第1大学で学ぶ大学生たち。そんな彼らの前に、行方不明だった特異領域理論の発見者の一人、天川理璃が現れる。だが、そんな天川を追う軍隊の影が。。。否応なく、世界を揺るがす陰謀に巻き込まれていく主人公たち。と、こういう設定です。
また、他律型人工知能は意識を持てるかとか、生体コンピュータ・ネットワークとか、対消滅とか、色々と魅力的なガジェットが登場します。
ただ、最初からかなり読むのがしんどかったです。まず、キャラが全然共感できないし、またキャラ同士のやり取りも安っぽいアニメみたいで、本筋のストーリーとあんまりマッチしていない。
また、特異領域理論を身に着けることで、通常の物理法則を越えたマテリアルロウという能力(?)を使うことができるようになり、これによって攻撃や防御ができるようになるのですが、若干科学的説明があるものの、ほとんどそれは魔術と変わりありません。たしかに、発展した科学は魔術と変わらないとアーサー・C・クラークは言っているのですが。。。いずれにせよ、この作品は特異点といったSF的用語を使っていますが、一種のファンタジー作品と見た方がいいのでは?と思ったりしました。
ちなみに、(技術的)特異点という考え方は、数学者でSF作家でもあるヴァーナー・ヴィンジが唱えたものです。特異点とは、意識を持った人工知能や、それによって強化された人間が生まれる段階を指す言葉で、技術進歩の臨界点に当たるとされています。したがって、その特異点段階を越える技術が生まれた時点で、世界は全く新しい領域に到達し、現在の科学技術では全く予想もつかないことが起こるとされています。
2011年8月15日に日本でレビュー済み
一昔前のライトノベルが好きな人におすすめです。
ともかく昨今の主流からは外れた作品です。電撃文庫にはこういったのも出し続けて欲しいですね。
少なくともこの一冊では完結してるので、設定についてはあますことなく説明してます。まぁ、そのせいで序盤はテンポが悪くなってますが……。
全てが重要な設定というわけではないので、軽めに読んで適宜戻る、という姿勢でも充分です。
ストーリーは次第に加速、というか規模が大きくなっていきます(本当に世界規模に)。
特に4章はぼーっとしてると話がどんどん先に進みます。
その上設定を思い出しつつ読まないといけないので、ある程度の積極性が求められます。
ですがその分、読後には充実感が残るはずです。
残念な点はキャラの使い方。カナは全体的に空気でしたし、清十郎も後半は見せ場がほとんどありません。
ともかく昨今の主流からは外れた作品です。電撃文庫にはこういったのも出し続けて欲しいですね。
少なくともこの一冊では完結してるので、設定についてはあますことなく説明してます。まぁ、そのせいで序盤はテンポが悪くなってますが……。
全てが重要な設定というわけではないので、軽めに読んで適宜戻る、という姿勢でも充分です。
ストーリーは次第に加速、というか規模が大きくなっていきます(本当に世界規模に)。
特に4章はぼーっとしてると話がどんどん先に進みます。
その上設定を思い出しつつ読まないといけないので、ある程度の積極性が求められます。
ですがその分、読後には充実感が残るはずです。
残念な点はキャラの使い方。カナは全体的に空気でしたし、清十郎も後半は見せ場がほとんどありません。