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N・P 単行本 – 1990/12/1
- 本の長さ235ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1990/12/1
- ISBN-104048726242
- ISBN-13978-4048726245
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1990/12/1)
- 発売日 : 1990/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 235ページ
- ISBN-10 : 4048726242
- ISBN-13 : 978-4048726245
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,052,138位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,170位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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私が好きなばななさんの輝きがあまり感じられないのは残念ですが、そのなかでも唯一輝くのが「萃」という女性です。
彼女の想像を超えるはじけっぷりがいい意味でエッセンスになっていました。
みんながまるで呪われているかのように一冊の本に翻弄されている。
けど、運命に邪魔されながらも、激しく生きて、自分を貫ぬこうとして・・・。
暗いんだけど強い力を秘めた作品なんだよなぁ。
生や死というキーワードはやっぱりばななさんの作品にかかせない。
わずかひと夏の出来事を描いてるのにすぎず、特に食べ物の描写がすごく夏らしく豪快で印象深い。
夏らしいごきげんなファッションで食べるアイスキャンディー。
庄司が住んでいたマンションの屋上で飲んだ紙コップのワイン。
深夜に大通りの店先のシャッターの前で飲む麦茶。
海辺でたき火しながら、チキンやビスケットまで焼いちゃうこと・・・。
ばななさんの本の中に出てくる食べ物はどれもさりげないんだけど、妙に美味しいそうな印象を残すのです。
シチュエーションの絶妙さも関係あんのかな?不思議。