久しぶりに、面白い本に出会った。
そして、強烈な個性を持つ 主人公に出会った。
主人公の緑子は、突出している凄腕の刑事でも
目をむくような美人でもない。
読み始めた頃は、わからなかった魅力が
読み進む内にどんどんと惹きこまれて行く。
人によっては、その奔放さに引くこともあるだろうけど
同じ女として、緑子の行動を 完全否定出来ない。
ある部分、共感出来るところがある。
正しいとか、間違ってるとか そんな言葉では括れない。
男と女の絶対的な「性」の違い。
それを、緑子を通じて感じることが出来た。
(知るのでは無く、あくまでも感じたのだ。)
裏切りや妬み、愛情や嫌悪。
様々な感情が詰まっていて、お腹がいっぱいになる。
登場人物達も、緑子に負けずとても魅力があります。
ストーリー的には、ありがちなのかもしれないけど
最後まで大いに楽しめたのは確かです。
次作「聖母の深き淵」も早速購入しました。
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RIKO: 女神の永遠 単行本 – 1995/5/1
柴田 よしき
(著)
レイプビデオがからむ連続殺人事件を追う新宿署刑事課村上緑子。巨大な警察組織の中で、個を見失わず放縦に生きる緑子。セクハラ・不倫・性的倒錯。--ここに新しい警察小説が誕生した!
- 本の長さ354ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1995/5/1
- ISBN-104048728644
- ISBN-13978-4048728645
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
巨大な警察組織の中で、個を見失わず放縦に生きる女刑事・村上緑子(りこ)。警視庁捜査一課から新宿署刑事課に異動した彼女が、レイプビデオのからむ連続殺人事件解決に乗り出す。第15回横溝正史賞受賞作。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1995/5/1)
- 発売日 : 1995/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 354ページ
- ISBN-10 : 4048728644
- ISBN-13 : 978-4048728645
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,089,105位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 259,847位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1995年、『RIKO―女神の永遠―』で横溝正史賞を受賞。受賞作の主人公である村上緑子は、従来の女性刑事のイメージを一新したキャラクターとして人 気を獲得した。以後、村上緑子シリーズの他、京都を舞台に壮大なスケールで展開する伝奇小説「炎都」シリーズ、猫を主人公にした猫好き必読の本格推理小説 「猫探偵正太郎」シリーズなど、ジャンルを超えて、幅広く意欲作を発表し続けている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 やってられない月曜日 (ISBN-13: 978-4101396262)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日にちどうりに来たし、商品は見た目は古いけど充分に読めるし価格を考えたら
良いと思います。
良いと思います。
2017年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伏線を張りすぎて早々に犯人がわかってしまったのでちょっと残念でした。もっと犯人候補がいればよかった。
2015年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公・緑子の独白がとにかく長くて辛い…感嘆符の多さに萎えてしまう。
気が強くて負けず嫌い、表面上は冷静を装いつつも心の中では常にヒステリーの馬鹿な女の様に激しく、相手に毒ついている。
彼女が過去、周りの男達から惨い仕打ちを受けていたと知っても、同情だとか、それでも頑張っていて強いな、凄いな、憧れるなーとかは微塵も感じず。本を読む際、登場人物への感情移入、同情、共感が絶対に必要だとは思いませんが、有るのと無いのとでは読み進める姿勢が違ってきますね。さっさと読み終えたくて仕方なかった。
聖なる黒夜から私立探偵、所轄刑事、花咲シリーズの流れで今回RIKOを手にしました。
シリーズ一作目なので仕方ないのかなと思いますが、息苦しさも、ゾッとするほどの冷たさも、どうしようもない切なさも、微塵も感じられず残念です。二作目、三作目はこれから読みますが、緑子に惹かれて読むとかでは無いです。
やはり同性の主人公は苦手だな~と感じました。これからも彼女の有りようは変わらないのだろうし、シリーズ読むのは正直しんどい…それ位緑子が苦手なんですが。
彼女が思ったり、形作ったりする「愛」にもう興味はありません。一作目からこうなんだもの。
ただ、聖なる黒夜から入って魅了された身としては、山内練と麻生龍太郎が生きている限りシリーズを追うしかないと感じます。花咲シリーズも大好きです。
気が強くて負けず嫌い、表面上は冷静を装いつつも心の中では常にヒステリーの馬鹿な女の様に激しく、相手に毒ついている。
彼女が過去、周りの男達から惨い仕打ちを受けていたと知っても、同情だとか、それでも頑張っていて強いな、凄いな、憧れるなーとかは微塵も感じず。本を読む際、登場人物への感情移入、同情、共感が絶対に必要だとは思いませんが、有るのと無いのとでは読み進める姿勢が違ってきますね。さっさと読み終えたくて仕方なかった。
聖なる黒夜から私立探偵、所轄刑事、花咲シリーズの流れで今回RIKOを手にしました。
シリーズ一作目なので仕方ないのかなと思いますが、息苦しさも、ゾッとするほどの冷たさも、どうしようもない切なさも、微塵も感じられず残念です。二作目、三作目はこれから読みますが、緑子に惹かれて読むとかでは無いです。
やはり同性の主人公は苦手だな~と感じました。これからも彼女の有りようは変わらないのだろうし、シリーズ読むのは正直しんどい…それ位緑子が苦手なんですが。
彼女が思ったり、形作ったりする「愛」にもう興味はありません。一作目からこうなんだもの。
ただ、聖なる黒夜から入って魅了された身としては、山内練と麻生龍太郎が生きている限りシリーズを追うしかないと感じます。花咲シリーズも大好きです。
2015年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
擦り傷やへたり・汚れ等もなく綺麗な状態で届いたので大満足です。
2017年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
RIKO、初めて読んだのは、もう、20年も前。その時には、こんなに凄い物語だとは、思いませんでした。聖なる黒夜を読んで、私立探偵麻生龍太郎を読んで、再び読んだ時、分かりました。どん底に落ちても、生きてゆくしかないということが。柴田よしきさん、あなたは、何者なんですか。信じられません。
2011年6月15日に日本でレビュー済み
人気作家、柴田よしきが描く女性が主人公のハードボイルド。
スキャンダルから警視庁を追われた緑子は、新宿署で刑事として活躍していた。そんなある日、緑子が追っていた「男が男を犯すレイプの現場を写した裏ビデオ」をめぐって警視庁の刑事たちが新宿署に乗り出してくる。図らずもスキャンダルの原因となった男たちと対面し動揺する緑子。その中で、事件は殺人、誘拐、脅迫と様々な面を見せ始め……。
物語としては面白いなぁと思いました。
なんと言うか欠点がない、とても上手な小説です。
ただ、主人公の倫理観が僕はとても気になりました。
緑子は相棒と肉体だけの関係を持っています。それだけでなく、かつて関係を持った上司たちや、同僚の府警ともセックスを繰り広げます。本当に、まだするのか、と思うほどにセックスをするのです。
男のハードボイルドのバイブルとでも言うべきチャンドラーの作品では、セックスをしないことがステータスになっています。
一方で、女性を主人公としたハードボイルドではセックスが描かれることが多く、それがひとつのステータスになっているような気がします。(桐野夏生さんの作品とかもそうです)
これをよしとするかどうかは読者の判断次第なんでしょうが、僕はかなり違和感を覚えました。
女性が主人公のハードボイルドだとしても、他に描きようはあるのではないか。そんな疑問が湧かずにはいられません。
なんにしろ、とてもセックスシーンの多い小説でした。
※ほか、ちょっと。
・登場人物があまりいないので、最後の落ちは結構読めてしまいます。この辺りはちょっとだけ残念でした。
・世の中の女性はこんなにセックスしてるもんなんでしょうか。
・続編があるらしいのですが、残念ながらちょっと触手が動きません。ファンの方はぜひどうぞ。
スキャンダルから警視庁を追われた緑子は、新宿署で刑事として活躍していた。そんなある日、緑子が追っていた「男が男を犯すレイプの現場を写した裏ビデオ」をめぐって警視庁の刑事たちが新宿署に乗り出してくる。図らずもスキャンダルの原因となった男たちと対面し動揺する緑子。その中で、事件は殺人、誘拐、脅迫と様々な面を見せ始め……。
物語としては面白いなぁと思いました。
なんと言うか欠点がない、とても上手な小説です。
ただ、主人公の倫理観が僕はとても気になりました。
緑子は相棒と肉体だけの関係を持っています。それだけでなく、かつて関係を持った上司たちや、同僚の府警ともセックスを繰り広げます。本当に、まだするのか、と思うほどにセックスをするのです。
男のハードボイルドのバイブルとでも言うべきチャンドラーの作品では、セックスをしないことがステータスになっています。
一方で、女性を主人公としたハードボイルドではセックスが描かれることが多く、それがひとつのステータスになっているような気がします。(桐野夏生さんの作品とかもそうです)
これをよしとするかどうかは読者の判断次第なんでしょうが、僕はかなり違和感を覚えました。
女性が主人公のハードボイルドだとしても、他に描きようはあるのではないか。そんな疑問が湧かずにはいられません。
なんにしろ、とてもセックスシーンの多い小説でした。
※ほか、ちょっと。
・登場人物があまりいないので、最後の落ちは結構読めてしまいます。この辺りはちょっとだけ残念でした。
・世の中の女性はこんなにセックスしてるもんなんでしょうか。
・続編があるらしいのですが、残念ながらちょっと触手が動きません。ファンの方はぜひどうぞ。
2014年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他にこの人ので読んだのは「ゆび」だけなんで、それで決めつけるのはなんですけど
この方は、「極端な設定・極端な描写をすれば、それだけで面白い話になる」とか誤解してるんじゃないでしょうか?
デビュー作らしいですが、これがウケてしまった事で、作者は勘違い路線まっしぐら?
尤も、私にしても極端な設定とか聞いて「なんか凄そう」と読むものを選びがちですが、
これは完全に間違えました。
まず、主人公に全く共感できない。
股間が緩くて己の欲望に従うだけ、勝手な自意識を振りかざすだけの、ただのビッチ。
(しかし仕事だけは出来る)
周りの男どもも、ほんとに身勝手な理屈ばっか述べるアホばかり。
途中からイヤになって、痴話シーンはすっとばして、事件関係の部分だけ拾い読みしました。
(こんなことは初めてした)
そうまでして辿り着いた真犯人(一味)、”意外な人物”でしたが、ここまで行ったらどっちらけですわー。
柴田よしき、たぶんもう二度と読みません。
この方は、「極端な設定・極端な描写をすれば、それだけで面白い話になる」とか誤解してるんじゃないでしょうか?
デビュー作らしいですが、これがウケてしまった事で、作者は勘違い路線まっしぐら?
尤も、私にしても極端な設定とか聞いて「なんか凄そう」と読むものを選びがちですが、
これは完全に間違えました。
まず、主人公に全く共感できない。
股間が緩くて己の欲望に従うだけ、勝手な自意識を振りかざすだけの、ただのビッチ。
(しかし仕事だけは出来る)
周りの男どもも、ほんとに身勝手な理屈ばっか述べるアホばかり。
途中からイヤになって、痴話シーンはすっとばして、事件関係の部分だけ拾い読みしました。
(こんなことは初めてした)
そうまでして辿り着いた真犯人(一味)、”意外な人物”でしたが、ここまで行ったらどっちらけですわー。
柴田よしき、たぶんもう二度と読みません。