蒲田行進曲の後編的な作品です。
私は、つか作品のことはイメージで好きじゃないと思い込んでいたのですが、思い込みはいけませんね。
こんなにハマるとは正直まったく予想しませんでした。
ほんと、蒲田行進曲を読んだことがある人みんなに読んでほしい！
この物語には宇宙の法則が描かれています。この物語では人が死にます。
それは悲しいことですが、決して悲劇的ではなく、むしろ未来永劫可能性がつながっているような、人間の不思議を望遠鏡で覗いているような、ロマンティックで清冽な感動を呼び起こすんです。
生まれてきてよかった、生まれた謎を解かなきゃ。そう思えるんです。
好きなシーンは、銀ちゃんが最後に言った「落ちていくときオレはそう確信したんだ。オレがこうなることで宇宙の法則が変わったんだ」というところです。
ルリ子ちゃんが無事大人の女になってからの話も読みたいと思いました。
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