以前、図書館で借りて読んだけど、懐かしくて又、読みました。
昭和30年代に幼年期を過ごした者(場所は全く違うけど)懐かしいです。
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給水塔の町 単行本 – 1996/12/1
泉 麻人
(著)
昭和38年夏、東京オリンピックへ向け盛り上がるなか、泉の住む長屋町も再開発の対象になった。立ち退きで別れる前に“紅とかげ団”は給水塔作戦を決行! 新しい東京になる前の僕の町の冒険物語。
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1996/12/1
- ISBN-104048730126
- ISBN-13978-4048730129
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
メンコ、ベーゴマ、カンケリ。傷痍軍人、草加次郎、舟木一夫。東京オリンピック前の昭和38年(1963年)、町外れにある怪しい給水塔へ、爆弾犯人を探しに僕たちは出発した。新しい東京になる前の、「僕の町」の冒険物語。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1996/12/1)
- 発売日 : 1996/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 214ページ
- ISBN-10 : 4048730126
- ISBN-13 : 978-4048730129
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,207,438位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 51,817位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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2019年4月22日に日本でレビュー済み
自分は、缶けりもしたし、メンコでも遊んだ。大きな寺に初詣に行ったら、境内に傷痍軍人が座っていた。しかし、ベーゴマで遊んだ記憶はないし、ボンネットバスに乗ったこともない。
なのに、この物語に強くノスタルジーを感じるのは何故だろうか。
東京オリンピックに向けて東京が大きく変わりつつある昭和38年、少しだけ「いい暮らし」をしている主人公の少年「僕」は、長屋に住む近所の少年たちと仲間になった。「紅サソリ団」の一員となったのだ。
再開発のため長屋の皆の立ち退きが決まった頃、「紅サソリ団」は、世間を騒がせている爆弾魔・草加次郎を探しに、町外れにある怪しい給水塔を探ることにした。
年齢がバラバラのいつもの遊び仲間。ドブ川を飛び越え、石垣をよじ登り、塀の上を歩く秘密の通路。技でも何でもない動作に名付ける「必殺◯◯」。小林少年の少年探偵団よろしく作った団員だけの「証」。対立する悪ガキ集団の「アジト」。
そして、恋愛に興味を持つおませな女子への戸惑い。
そうそう。あった、あった!やった、やった!国が高度経済成長の道をひた走る中、小学生男子の行動様式は、いささかも進歩していなかったのだ。
平和を乱す悪い奴らは、僕らの町に潜んでいるかもしれなくて、そんな奴らから世界の(あるいは地球の)平和を守るのは、いつだって僕たちなのだ。
なのに、この物語に強くノスタルジーを感じるのは何故だろうか。
東京オリンピックに向けて東京が大きく変わりつつある昭和38年、少しだけ「いい暮らし」をしている主人公の少年「僕」は、長屋に住む近所の少年たちと仲間になった。「紅サソリ団」の一員となったのだ。
再開発のため長屋の皆の立ち退きが決まった頃、「紅サソリ団」は、世間を騒がせている爆弾魔・草加次郎を探しに、町外れにある怪しい給水塔を探ることにした。
年齢がバラバラのいつもの遊び仲間。ドブ川を飛び越え、石垣をよじ登り、塀の上を歩く秘密の通路。技でも何でもない動作に名付ける「必殺◯◯」。小林少年の少年探偵団よろしく作った団員だけの「証」。対立する悪ガキ集団の「アジト」。
そして、恋愛に興味を持つおませな女子への戸惑い。
そうそう。あった、あった!やった、やった!国が高度経済成長の道をひた走る中、小学生男子の行動様式は、いささかも進歩していなかったのだ。
平和を乱す悪い奴らは、僕らの町に潜んでいるかもしれなくて、そんな奴らから世界の(あるいは地球の)平和を守るのは、いつだって僕たちなのだ。