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投資アドバイザー有利子 ARIKO 単行本 – 2002/7/25

2.6 5つ星のうち2.6 9個の評価

商品の説明

商品説明

ヘッジファンドや国債などをテーマに、金融市場を舞台とした数々の経済小説を著してきた幸田真音が本書にて選んだのは、ペイオフ時代の個人金融資産の運用。マンガのように「誰にでも手が伸ばせるおもしろい物語を」という編集者の要望にこたえたというだけあって、小難しげな金融の話題を軽いタッチで描いた金融入門書といった趣となっている。「自分の許容量を超えたリスクは取らない」「素人はどうやって減らさないか考えておいた方がいい」など、個人の金融資産が1400兆円ともいわれる日本人への警鐘と助言が多数盛り込まれた長編小説だ。

財前有利子は中堅の証券会社ふたば証券に勤める個人投資家向けのアドバイザー。「私が担当するからには、絶対損はさせたくない」という信念をもち、ときには顧客とケンカになることもしばしばという一本気な女性だ。そんな有利子が出会ったさまざまな人間たち―― 2500万円を1週間で倍にしてほしいと訴える老人(第1章「プット・オプション」)、退職金を投機につぎ込み破滅していくリストラ男(第2章「デイ・トレーダー」)、「お客なんてみんな馬鹿」と豪語する外資系証券会社の女性管理職(第3章「ヘッドハンティング」)…。

そんな彼らの悲喜劇を横軸に、そして敏腕トレーダー坂上との恋の行方や、物語が進むにつれて明らかとなっていく有利子の意外な過去を縦軸にして物語はスピーディーに展開していく。経済小説としてはもとより、独身女性の揺れる心の内を描いた「シングルトン」ものとしても楽しめる。多くの困難や悩みを抱えながらも、前向きにキャリアを積み上げていく有利子の姿は、男性のみならず、女性読者からも多くの支持をえるに違いない。(中島正敏)

内容(「MARC」データベースより)

中堅証券会社に勤めるヤリ手美人投資アドバイザー財前有利子。ペイオフ時代を迎え、様々な年代の顧客と投資相談を通して、個人が自分のお金をどう運用しリスクと向き合うかを、コミカルタッチで描く長編小説。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店 (2002/7/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/7/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 320ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048733893
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048733892
  • カスタマーレビュー:
    2.6 5つ星のうち2.6 9個の評価

著者について

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幸田 真音
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1951年生まれ。米国系銀行や証券会社での債券ディーラーや外国債券セールスを経て、95年、作家に転身。タイムリーな金融トピックスをテーマに骨太な ストーリーを展開し、熾烈な企業闘争の中でも矜持を失わない人間たちを描いて、国の内外を問わず幅広い読者から支持されている。テレビやラジオでも活躍 し、前・政府税制調査会、財務省・財政制度等審議会、国土交通省・交通政策審議会、財務省「国の債務管理の在り方に関する懇談会」の委員など公職も歴任(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 周極星〈上〉  (ISBN-13:978-4122052802)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中2.6つ
5つのうち2.6つ
9グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2004年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書のタイトルは主人公の名前なのですが、タイトルの付け方から想像できる通り、これまでの著者の作品に比べややライトなものです。金融小説の専門用語が煩わしいと感じている方でも、本書なら肩肘張らず気軽に読めるはずです。
近頃、大手証券会社も個人投資家(資産家?)向け営業部隊の拡充に努めているようですが、これからの日本の投資アドバイザーとはどういうスタンスであるべきかを著者は提案しているのかもしれません。少なくとも、スイスの金融機関に代表されるプライベートバンカーとは、求められているものが違うと感じてしまいますが、証券会社の営業スタイルとはかくあるべきという手本を提示しているようです。
人間模様も重くならずに描かれていて、全体的な軽いタッチが、これまでの著者の作品と比べ物足りなさをファンには与えているかも知れませんが、私はこれはこれで悪くないと思いました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめて幸田真音さんの著書を読みましたが、正直こんなに軽い内容だとは思いませんでした。性的な描写は殿方の読者へのサービスなのかしらとおもいながら、わたしにはすこし不快感が残りました。一方で入門書としては軽さや現実離れした内容から、とっつきやすく1日で読めてしまいました。著者は最近人気のある作家ですので、他の作品に期待したいと思いました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年3月3日に日本でレビュー済み
私はリテールの経験はありませんが、こんなことはあり得ないだろうと言う内容。
彼女は本当に金融機関に勤めていたの?バックオフィスかアシスタントだったの?
2002年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幸田さんの著書はすべて読んできましたが、「有利子」はその中でも読みやすさ、とっつきやすさではピカイチだと思います。某新聞の統計では8割の人が「株には手を出さない」という考えを持っている、とありましたが、著書の内容にあるように、個人投資家の動向が日本経済の流れに影響を与えているのも事実です。今後さらに「プレ個人投資家」がどう育っていくか、これは大きな原動力になると思います。
幸田さんはこの著書で「一般人」にその動機と刺激を与えてくれてると感じました。そして難しい専門用語で「業界」の中に生きるのではなく、一般人の懐に入っていける金融人がこれからの日本を支えていく、そのような金融人になって、もしくは育ってほしい、というメッセージを強く受け取りました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年7月19日に日本でレビュー済み
軽い読み物として考えればそれなりかもしれないが、全体に人物描写や情景、場面の描写が浅いため、深みがなく、主人公に共感も感情移入もできず、緊迫感もない。
証券会社の店頭のお姉ちゃんを主人公にするというのはなかなか着眼点は面白いのだが、エンターテインメントとしての面白さもさしてなく、かといって深い具体的な問題提起があるわけでもない。
暇つぶしの軽く読む読み物としてならどうぞという感じ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年8月13日に日本でレビュー済み
いつも幸田真音さんの小説は読んでいます。
それに比べると少し簡単だったかなぁ。
もう少し深みがあり、人間模様を大胆に描いても良かったと
思います。気軽に読める意味では、とても成功していますが
今までの愛読者としては、物足りないと思います。
今後、混迷する世界経済、なかんずく日本経済においての
処方箋(人間に帰着すると言う原点)を描ききる渾身の小説
を心待ちにしております。
でも、有利子さんのような人がいれば本当に相談できるのですが。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年10月12日に日本でレビュー済み
とっつきやすい小説なのかもしれませんが、著者が「投資アドバイザー」を知らないようで全くナンセンスと言える内容に終始してしまってます。
金融商品のセールスを証券会社でしていて客に損をさせたことがないという信じられない発想。一支店の「アドバイザー」が会社一のトレーダー達とやたら親密であったり、証券会社の株価が下がったときに客が注文を出してきたりとあまりに現実的でないストーリーです。
主人公を理想的アドバイザーに作り上げたかったのかもしれませんが、投資経験のある読者にとってはあまりに稚拙に出来上がってしまっていると思われます。投資経験のない方のみにおすすめできる本でしょう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年11月4日に日本でレビュー済み
 著者の過去の著作のような、重厚感・リアリティは期待できません。この本でFP業務の細かい技術的な内容などを勉強しようという野心は捨てたほうがいいでしょう。雰囲気に触れることは出来ますが、みなさん仰る通り現実離れはしていると感じます。
 しかし、著者も語っている通り、小説=エンターテイメントと考えれば対価に対する読後の納得性はあります。つまり、単純に面白い、ってことです。
 それにこんなFPがもし本当に居てくれたらと、今の利己主義の塊のような金融業界の人間たちへのテーゼであるのでしょう。主人公の正義感に共鳴させられます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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