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疾走 単行本 – 2003/7/31

4.1 5つ星のうち4.1 86個の評価

「どうして、にんげんは死ぬの?」
舌足らずなおまえの声が言う「にんげん」は、漢字の「人間」とも片仮名の「ニンゲン」とも違って、
とてもやわらかだった。そのくせ「死ぬ」は輪郭がくっきりとして、おとなが言う「死ぬ」のような照れやごまかしなどいっさいなく、
まっすぐに、耳なのか胸なのか、とにかくまっすぐに、奥深くまで、届く――。

想像を絶する孤独のなか、ただ、他人とつながりたい……それだけを胸に煉獄の道のりを懸命に走りつづけた一人の少年。
現代日本に出現した奇跡の衝撃作!
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

一家離散、いじめ、暴力、セックス、殺人…。想像を絶する孤独の中、ただ他人(ひと)とつながりたい…それだけを胸に煉獄の道のりを駆け抜けた15才の少年。圧倒的な筆致で描く現代の黙示録。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2003/7/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/7/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 492ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048734857
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048734851
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 86個の評価

著者について

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重松 清
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1963(昭和38)年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。

出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年、『ビフォア・ラン』(ベストセラーズ、現在は幻冬舎文庫)でデビュー。

著書は他に、『ナイフ』(新潮文庫、坪田譲治文学賞)、『定年ゴジラ』(講談社文庫)、『エイジ』(新潮文庫、山本周五郎賞)、『ビタミンF』(新潮文庫、直木賞)、『隣人』(講談社、講談社文庫で改題『世紀末の隣人』)、『流星ワゴン』(講談社文庫)、『きよしこ』(新潮文庫)、『トワイライト』(文春文庫)、『疾走』(角川文庫)、『その日のまえに』(文春文庫)、『カシオペアの丘で』(講談社文庫)、『とんび』(角川書店)、『十字架』(講談社、吉川英治文学賞)など多数。

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
86グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
題名が気に入っている。
「疾走」本当に疾走してたな。
物語の始まりから終わりまで。
その辺の胸糞結末ありきの作品よりもよっぽど腹にきた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年3月3日に日本でレビュー済み
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空っぽの世界。
孤独という言葉だけでは現わしきれない、
なんていうか、にんげんと繋がりたいという飢餓感。
そんな風になってしまったのは、
決して彼のせいではないのだろうけど。
生まれてきた場所・時間・環境
これは運命
そして生まれてきたものはすべて死ぬ
これは宿命
運命は自分で切り開いていくもの?
切り開く前に運命に押しつぶされるのは自分の責任?
何か救いがなさすぎるようで、最後に次世代に希望をというのが、
ちょっとステレオタイプと思いつつ。
どうして彼が救われなかったのか・・・
どうしたら救われたのか・・・
哀しいお話でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなに悲しい一家のはめつrだろうか?この少年の短すぎる一生を思うと涙なしには語れない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて読んだ時は衝撃的で「本棚に置いておきたくない」とすら思いましたが、半年後ぐらいに読み返してみると今まで読んだ小説の中でも群を抜いて素晴らしいと思いました。ネタバレになるので詳細は書きませんが、初めて見る時は疲れると思いますので、時間・体力がある時にどうぞ^_^
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここのところ、寂れゆくニュータウンを舞台に、物語を展開してきた重松氏。今回は目先を変えて地方都市のベイエリア。語り口も、父親が語り部となる従来のスタイルかと思いきや、読み進むにつれ、第三者であることに気づかされる。
「街」が壊れ、「家族」が壊れ、「にんげん」が壊れてゆく。救いようのないストーリーは、重松氏の作品史上最も悲痛を極める展開を見せる。
一筋の光明を求めて疾走する主人公と並行して、彼への救い願う読者はいつの間にか陰の伴走者となる。長編ながら一気に読ませる筆者の力量は本作でも確かである。
故郷へ帰る主人公、読者にもかすかな期待を抱かせる。なのに…。ヘビーな読後感を残し、物語は幕を閉じるが、新しい命が唯一の救いとなろう。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月24日に日本でレビュー済み
睡眠時間を3時間にまで貪り読んだ
ドラマの方は微妙
重松清の違う一面を見られる
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感動作とか名作とか、そういうのとは違うけど、とにかくこれほど強烈に深く重く心に残った作品は他にはない。物語として好きか嫌いかと問われれば間違いなく「嫌い」なジャンル(性描写とか)。なのに読んでしまう。シュウジの疾走から目が離せない。最初はなかなか読み進まず毎晩数ページずつ読んでいたのも、物語にひきづり込まれ始めた中盤あたりから読書も疾走。寝るのも忘れ一気に読んでしまった。一番印象に残ったのは、東京で再会したエリがシュウジに対して言う言葉「私にくっつかないで。でもお願い。側にいて…」。二人は何て哀しい人生を生きてきたんだろう。ここらへんからラストまで涙止まらず。シュウジの疾走を終わらせてあげることにしかこの物語に救いはないと気づいてしまったから。星をつけるのは正直難しい。忘れられない1冊ということで星5つ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年7月23日に日本でレビュー済み
中学生の時に歳の離れた兄が家に持って帰っていたので読みました。
とにかく当時の自分には衝撃的でショッキングな内容でした。
結構ボリュームがありますが、5回以上読み直した記憶があります。
後ほど重松清の作品をいくつか読みましたが、疾走は他とテイストが違うので少し驚きました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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