短編小説だったので読みやすかったです。
私自身がミステリー小説が好きなので先の展開を推測してしまう癖があるのですが、推測通りの展開にいきながらもそこが繋がってくるのか!?という驚きもあって楽しみながら読めました。
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失はれる物語 単行本 – 2003/12/1
乙一
(著)
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大切な人とわかちあいたくなる、暖かい涙を誘うピュアストーリーズ
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2003/12/1
- ISBN-104048735004
- ISBN-13978-4048735001
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
少年や少女だった日のひりひりするような魂を上質の文章力と定評のあるストーリーテリングで描く傑作短編集。ブロードバンドシネマ「手を握る泥棒の物語」原作など全6編を収録。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2003/12/1)
- 発売日 : 2003/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4048735004
- ISBN-13 : 978-4048735001
- Amazon 売れ筋ランキング: - 360,564位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,658位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家。1978年福岡県生まれ。1996年『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。他著に『暗いところで待ち合わせ』『ZOO』『失はれる物語』などがある。 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 GOTH モリノヨル (ISBN-13: 978-4048739245 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年2月26日に日本でレビュー済み
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どの物語も、後ろめたさのもつ寒気をゾクゾク感じることができました。
2011年9月29日に日本でレビュー済み
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この本に収録されているほとんどすべての主人公が、対人関係などで悩みがあり、暗く引きこもりがちな性格である。そのような主人公達の生活にある人との出会いであたたかい希望の風がふく、というのが大体のパターン。一つ一つの話を取れば、題材も違い、それぞれの設定は突拍子もないことが多くおもしろいのであるが、続けて読むと「またこのパターンか」と少々うんざりしてしまう。
良い意味で心に残ったのは『失はれる物語』。これは他の話とは違い、自分の身のも起こる可能性があるような話。孤独すぎる待遇を受けるラストは少しリアルでないような気はするが、心の中の孤独感は想像すると恐ろしく、とても切ない。
『しあわせは子猫のかたち』は、作者の作品「暗いところで待ち合わせ」に通ずるものがある。個人的には、事件性を絡ませずに、ほのぼのとした切ない物語として、このような話を読んでみたい。
『手を握る泥棒の物語』は早々に展開が読めてしまい残念だった。
ところで、乙一の作品はタイトルがとっても魅力的ですね。
良い意味で心に残ったのは『失はれる物語』。これは他の話とは違い、自分の身のも起こる可能性があるような話。孤独すぎる待遇を受けるラストは少しリアルでないような気はするが、心の中の孤独感は想像すると恐ろしく、とても切ない。
『しあわせは子猫のかたち』は、作者の作品「暗いところで待ち合わせ」に通ずるものがある。個人的には、事件性を絡ませずに、ほのぼのとした切ない物語として、このような話を読んでみたい。
『手を握る泥棒の物語』は早々に展開が読めてしまい残念だった。
ところで、乙一の作品はタイトルがとっても魅力的ですね。
2024年4月28日に日本でレビュー済み
〝喪失〟をテーマにした短編集で、「Calling You」、「失われる物語」、「傷」は、元気がないときに読むと、くらいます。かなり暗い気持ちになるります。それだけ小説に力があるということでしょう。
2023年9月5日に日本でレビュー済み
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綺麗な本だった、初めて乙一さんの作品を読んだけどまた読みたいと思った。
2020年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勧められて初めて乙一さんの小説を読みました。
文章も読みやすく、登場人物にも感情移入しやすいような細やかな表現が読んでいて伝わってきました。
ミステリー系の短編では自分の想像したものをことごとく覆され鳥肌が立ちましたね。オススメです。
文章も読みやすく、登場人物にも感情移入しやすいような細やかな表現が読んでいて伝わってきました。
ミステリー系の短編では自分の想像したものをことごとく覆され鳥肌が立ちましたね。オススメです。
2023年6月4日に日本でレビュー済み
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めっちゃよかった。ハズレがなくどの物語も非現実的な話なのに登場人物に人間味を感じるからかありえなさが気にならずに感情移入できて、かなり物語の世界に没入してしまうので読み終わったあとの終わってしまった虚しさの感覚が強かったです
表題作と猫の話と指の話が特に好きでした
表題作と猫の話と指の話が特に好きでした
2020年1月22日に日本でレビュー済み
「GOTH」で乙一さんという作家を初めて知り、一気にほぼ全作を買って読み始めましたが、残念ながらこれは平凡な出来でした。短篇でも何かピリっとした仕掛けがあるものと期待して読んだら、半分くらいの話は何もなし。特に「Calling You」と「傷」にはがっかりしました。面白い設定なのに。この中では「手を握る泥棒の物語」が唯一ひねりが利いていていて、楽しく読めました。