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後巷説百物語 (怪BOOKS) 単行本 – 2003/12/1

4.5 5つ星のうち4.5 258個の評価

赤えいの魚,天火,手負蛇,山男,五位の光,風の神
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商品の説明

商品説明

御行の又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平ら小悪党たちの暗躍を描いた人気シリーズの第3弾。幕末を舞台とした先の2作とは異なり、時代は明治へと移り変わっている。年老いた主人公、山岡百介が、数十年前に又市らによって仕組まれた事件を振り返るという趣向だ。奇怪なしきたりに縛られた孤島、死人が放つ怪火、不死の蛇、人へと変化する青鷺など、著者が得意とする妖怪を題材にした6編が収録されている。第130回直木賞受賞作。

本シリーズの大きな魅力は、どうにも立ち行かない事態を、妖怪の仕業として収めてしまう又市らの大仕掛けにある。その鮮やかな手口は本書でも健在であるが、特徴的なのは、又市らの胸をすく活劇を、過去のものと位置づけている点だ。老いた百介の背後に浮かぶのは、近代へと移行する世の中にあって、失い、忘れ去られていったものたちの姿である。全編を貫くのは、妖怪が無用の長物と化した「無粋な時代」に対する寂莫たる思いだ。それだけに、最終話「風の神」で、最後の仕掛けを施す百介の姿が胸に迫る。

また、『陰摩羅鬼の瑕』など、憑物落としの中禅寺秋彦が活躍する「京極堂シリーズ」と共通する人物が登場する点も興味深い。これにより、又市らが登場する『嗤う伊右衛門』なども含め、その作品世界が、1枚の絵の中に収まることが明らかとなった。そこには、妖怪という視点から、我が国の成り立ちとその行く末を見定めようとする著者の遠大な試みが見え隠れしている。本書は、その重要な接点ともなっているのである。(中島正敏)

内容(「MARC」データベースより)

明治十年。一等巡査の矢作剣之進は、ある島の珍奇な伝説の真偽をめぐり、友人らと言い争いになる。ついに一同は解を求め、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることになるが…。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2003/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 779ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048735012
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048735018
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 258個の評価

著者について

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京極 夏彦
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。

日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。

1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
258グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月5日に日本でレビュー済み
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ファンとしては、面白すぎて一気読みしました。キャラクターがとっても好き❤️
2020年10月10日に日本でレビュー済み
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時代ものがとても好きなのでドラマで見たいです
2021年12月31日に日本でレビュー済み
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『前巷説百物語』『西巷説百物語』を注文しようとしたら…
単行本をつい先程、読み終えたばかりの本書まで買っちゃったい!
おかげで小野不由美さんの解説文が読めたから由とするか。
直木賞受賞の誉れ高い名作。
なれど、百介が又市らと袂を別った後日譚ゆえ、
落ち穂ひろいの感じは否めないなぁ。
京極センセイが大好きな”必殺シリーズ”でいえば
ひかる一平が出た後の仕事人あたりかな。
三部作(当時)引っ括めての評価でもあろうか?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年4月9日に日本でレビュー済み
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明治維新後を生きる若者4人が遭遇した不可思議、又市と過ごした百介(一白翁)の過去が交差しながら進んでいく、前二作と異なるスタイル。此の設定自体が最後の「風の神」へと繋がる巧妙な仕掛け(伏線)になっており、『続巷説百物語』と同じく著者に一本取られたなと。シリーズ第1話「小豆洗い」の百物語で始まった長い長い旅路(3冊合計で2,000ページ超!!)が、「風の神」の百物語で締め括られるのは、感慨深さすら覚えます。エピローグに爽やかなあたたかみを感じるのは、登場人物たちの織り成す結び付きの強さのせいでしょうか。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても綺麗な状態でした。
またよろしくお願いします。とても綺麗な状態でした。
またよろしくお願いします。
2013年7月12日に日本でレビュー済み
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もちろん個人の感想だが読み終わるのにかなり根気と時間を要した

警視庁の巡査である剣之進、貿易会社に勤める与次郎、洋行帰りの正馬、道場を開いている惣兵衛が語る数々の奇怪なる話を真相を、隠居の老人である百介訪ねることから物語ははじまる・・・

百介が語る百介そのものが経験した過去の出来事は、どれもがある意味で神秘的で思惟的であり人生の教訓ともなりえるような・・・

非常に完成度が高い物語だ・・・・

だが読むにはかなり覚悟いると思う・・・

挿入の部分をもう少し現代人にも読みやすいスタイルに変えてくれたらありがたいとも思うが

まぁそうなると雰囲気の問題が出てくるのかな・・
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年4月18日に日本でレビュー済み
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おぎんさんは小夜さんの祖母ですよね? おりんさんは、おぎんさんの娘さん。おぎんさんがおりんさんに生を授けるお話はあるのですか?
2021年1月6日に日本でレビュー済み
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家の近くになかったので助かった
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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