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どきどきフェノメノン 単行本 – 2005/4/25
窪居佳那は大学院のドクターコースに在籍中。指導教官である相澤助教授に密かに憧れを抱いている——と思っているのは本人だけで、助教授の前で佳那が挙動不審になることは講座の全員が気付いているのだが……?
- 本の長さ355ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/4/25
- ISBN-104048735993
- ISBN-13978-4048735995
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2005/4/25)
- 発売日 : 2005/4/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 355ページ
- ISBN-10 : 4048735993
- ISBN-13 : 978-4048735995
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,212,459位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 216,339位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
他のシリーズでも、恋愛的な要素は処々にちりばめられていて、きっと森先生が恋愛のお話を書けばすごいだろうなとは考えていましたが、本当にあって、びっくりです。
森先生の作品は、独特で、苦手という方もいらっしゃると思いますが、これはさらっと読めるのではないでしょうか。
主人公の妄想や、変な癖を見ていると、感情移入は難しいように感じますが、読んでいると、いつの間にかドキドキ、早く続きが読みたくて仕方なくなっています。
個性手的で魅力的なキャラクタがいっぱいです!
森先生はこんなお話も書けるのだなあ。。。と感動です。
胸がキュンとするような話を、森ワールドで味わえます。
ドキドキを求める方にも、森ワールドを求める方にも、おすすめの一冊です!
内容的にもヒロインが勝手に担当助教授に熱を上げていて、一方、同じ研究室の冴えない後輩は、時々体を張って彼女の役に立ってくれたりするのだが・・・
理系体育会系ヒロインの文字で読むラヴコメ。
私もこんな用意周到な男の人に口説かれたいものです。
とにかく登場人物が個性的ですごく魅力的です。主人公佳那のぶっ飛んだ妄想壁もかわいらしくて笑えます。知的なボケがかなりマッチしてます。
森先生の作品は少し癖が強く、読みにくさを感じる人も多少はいると思いますが、この作品は微塵も感じませんでした。でもさすが森先生。物語全体の構成はかなりの凝りよう。伏線バリバリ張り巡らしてあり、読み手のどきどき感もちゃんと押えてあります。
ただ、登場人物の感情に傾倒してしまい、今、どこで、どうなっているのかという場面が想像しにくかった気がします。主人公の目線で全て見ているので仕方ないのかもしれませんが、例えば情景描写をもう少し入れて欲しかった気がします。
しかし、かなり面白い作品でした。読んで損は無いと思います。
森博嗣さん初のラブコメでしょうか。
とっても面白かったです。
個性的な登場人物がとっても素敵な作品で、題名どおりドキドキしながら読みました。
私の癖で、実写化するなら…とキャストを考えてしまい、後輩の鷹野くんは俳優の向井理さんがピッタリだと思いました。
森博嗣さんには是非またこういったドタバタした恋愛要素のある作品を書いて頂きたいです。
「どきどき」は自分のペースを乱すほど強烈でも、物足りないような程度でもダメです。(さじ加減が難しいんです。)そしてプチ起爆剤のような、一日の原動力になるようなもの。
でも、それなりに充実した毎日が続いている中で、時々ドッカーンと自分のペースを突き破る「どきどき」がやってきたりして。ドッカーンとくるのは大抵、恋愛関連です。
装丁がぴったりの、パステルカラーの「どきどき」を私も一緒に感じました。最初から最後まで爽やかでした。
著者が楽しみながら書いたんじゃないのかなぁというのがひしひしと伝わってくる一冊。ストーリーもさることながら登場人物の一人一人、小ネタの一つ一つの向こうに読者を笑わせようとする森博嗣の意志が強く感じられます。そして、まんまと乗せられてくすくす笑いからそのうちニヤニヤ笑いがとまらなくなった自分がいました。笑いました。読んでいる行間の向こうに、森さんの笑顔が見えるような作品でしたね。
ストーリーは、とある大学のドクターコースに在籍中の主人公が、講師の先生や、後輩のゼミ生の鷹野や水谷、友人の美穂、そして父の知り合いという謎の僧侶などと繰り広げるドタバタコメディもの。主人公の窪居佳那のキャラクターがとにかく変で変でたまりません。外見的にはそこそこクールで可愛くて、頭が切れて、立ち居振る舞いもまっとうで、料理もできるし、剣道もしちゃうという普通かそれ以上のレベルの女の子なんですが、実は酒癖が極端に悪く、妄想癖がはなはだしく、ストーカーっぽいし、変な癖も多いし、、とまぁ本当に変わった女性で、一人こういう人が身近にいて欲しいものだと強く思う人物です。
好かれたり嫌われたり恋愛対称になると、どの場合でも面倒で大変でややこしいことになりそうなんで距離感が大変難しいんでしょうけれど、これくらい変わった子は見ているだけで飽きないでしょうねぇ。最近のXシリーズが今ひとつこう盛り上がってきていない感がある森さんですが、これは小説としては、全然方向性は違うもののとても笑えて面白かったです。
是非この路線は路線で続けて欲しいです。
表紙の雰囲気よりは遥かに面白い一冊です。