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レヴォリューション No.3 単行本 – 2005/4/28
金城 一紀
(著)
オチコボレ高校に通う「僕」たちは、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ強面のヤツらまでもががっちりガードするお嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/4/28
- ISBN-104048736000
- ISBN-13978-4048736008
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登録情報
- 出版社 : 角川書店; 特別版 (2005/4/28)
- 発売日 : 2005/4/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 281ページ
- ISBN-10 : 4048736000
- ISBN-13 : 978-4048736008
- Amazon 売れ筋ランキング: - 697,401位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,917位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は、現代社会の矛盾や人間の内面に潜む闘争を巧みに描写しており、読者を深く引き込む力があります。金城の独特な筆致と鋭い視点が、物語の随所に散りばめられており、一読してもその魅力を忘れることができません。特に、キャラクターたちの心の動きや対話がリアルで、その心情に共感する読者も多いでしょう。短いページ数ながらも、深いメッセージが込められている本作は、多くの読者にとって心に残る一冊となることでしょう。
2021年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私がまだ高校生くらいの時の書籍で、現在はデザインなどが刷新されて販売されている。当時一番好きだった本で、水に濡れたり経年劣化でだいぶ傷んでしまった為、新しいものが欲しかったが、当時のものは既に廃版となり様々な販売店、フリマサイトを長らく探していたものの見つける事が出来ないでいた。
それが、Amazonにて新品表記で販売があり、値段も手頃で即購入した。最初は疑心暗鬼で、新品といえど新品に近い中古品ではないかと考えていたが、届いた商品は確かに経年こそ感じるものの新品であった。こんな貴重な本を今なお新品で販売してくれた販売元に感謝している。
それが、Amazonにて新品表記で販売があり、値段も手頃で即購入した。最初は疑心暗鬼で、新品といえど新品に近い中古品ではないかと考えていたが、届いた商品は確かに経年こそ感じるものの新品であった。こんな貴重な本を今なお新品で販売してくれた販売元に感謝している。
2021年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「レヴォリューションNo3」「ラン、ボーイズ、ラン」「異教徒たちの踊り」の連作短編3作が収録された本作。
最初の短編を読んだだけでは心地よいテンポの作品だなと思ったものの、無茶苦茶面白い、というまででもないかなと思いながら2話目、3話目と読み進めていくうち、いつしかゾンビーズの面々のキラキラと人生を楽しみながら生きているその姿にハマっている自分に気づきます。
そして3話目を読み終えた瞬間、ゾンビーズ2作目の「フライ、ダディ、フライ」を購入しました。
キラキラとした輝く高校生を描いた作品として村上龍の傑作「69」を思い出しましたが、「69」のあとがきで村上龍が次のようなことを言っています。
「楽しんで生きないのは罪なことだ。当時楽しんで生きていた人のことは良く、楽しんで生きていなかった人(教師など)のことは徹底的に悪く書いた。数少ない例外の教師を除いて、彼らは本当に大切なものをわたしから奪おうとした。彼らをただ殴ってもこちらが損をすることになる。唯一の復讐の方法は、彼らよりも楽しく生きることだと思う。楽しく生きるためにはエネルギーがいる。戦いである。退屈な連中に自分の笑い声を聞かせるための戦いは死ぬまで終わることがないだろう」
まさに本書ゾンビーズの面々は、ただダラダラと人生を浪費しているわけではない。
人生を楽しむための努力を惜しまない。
勉強ができない落ちこぼれ男子高生と言われようが、人生を楽しむために戦っている。
その姿は滑稽でもあり、感動的でもある。
退屈な連中にお前たちの笑い声を聞かせてやれ!
そんな気分になる。
3話目「異教徒たちの踊り」で「僕」がトラブルの匂いがすることにできるだけ首を突っ込むことにしている理由を次のように述べる場面があります。
「僕たちの時代にベトナム戦争とか学生運動みたいに分かりやすいことがあったら、わざわざ理由なんて説明しなくても済むんですけどね。でも僕たちの時代にはなんにもないですからね。そんなわけで、僕たちは自分たちで物語を作るために、色々なことに首を突っ込まなくちゃならないんです。まあ、簡単に言えば、楽しいから、ていうことかもしれないです」
まさに、ここに本書の本質があるように思います。
何もない平成、令和の時代に生きる彼ら。
このまま、気が付いたら世の中を斜めに見るようになり、いろんなことにすぐ失望する癖がつき、そのせいで諦めが早くなって、自分から行動することなく、愚痴ばっかり言っているつまらない人間になってしまうのか。
そんなのは嫌だ。
そう思う「僕」らが人生を楽しむための闘いを描く本作。
読むと元気になります。
最初の短編を読んだだけでは心地よいテンポの作品だなと思ったものの、無茶苦茶面白い、というまででもないかなと思いながら2話目、3話目と読み進めていくうち、いつしかゾンビーズの面々のキラキラと人生を楽しみながら生きているその姿にハマっている自分に気づきます。
そして3話目を読み終えた瞬間、ゾンビーズ2作目の「フライ、ダディ、フライ」を購入しました。
キラキラとした輝く高校生を描いた作品として村上龍の傑作「69」を思い出しましたが、「69」のあとがきで村上龍が次のようなことを言っています。
「楽しんで生きないのは罪なことだ。当時楽しんで生きていた人のことは良く、楽しんで生きていなかった人(教師など)のことは徹底的に悪く書いた。数少ない例外の教師を除いて、彼らは本当に大切なものをわたしから奪おうとした。彼らをただ殴ってもこちらが損をすることになる。唯一の復讐の方法は、彼らよりも楽しく生きることだと思う。楽しく生きるためにはエネルギーがいる。戦いである。退屈な連中に自分の笑い声を聞かせるための戦いは死ぬまで終わることがないだろう」
まさに本書ゾンビーズの面々は、ただダラダラと人生を浪費しているわけではない。
人生を楽しむための努力を惜しまない。
勉強ができない落ちこぼれ男子高生と言われようが、人生を楽しむために戦っている。
その姿は滑稽でもあり、感動的でもある。
退屈な連中にお前たちの笑い声を聞かせてやれ!
そんな気分になる。
3話目「異教徒たちの踊り」で「僕」がトラブルの匂いがすることにできるだけ首を突っ込むことにしている理由を次のように述べる場面があります。
「僕たちの時代にベトナム戦争とか学生運動みたいに分かりやすいことがあったら、わざわざ理由なんて説明しなくても済むんですけどね。でも僕たちの時代にはなんにもないですからね。そんなわけで、僕たちは自分たちで物語を作るために、色々なことに首を突っ込まなくちゃならないんです。まあ、簡単に言えば、楽しいから、ていうことかもしれないです」
まさに、ここに本書の本質があるように思います。
何もない平成、令和の時代に生きる彼ら。
このまま、気が付いたら世の中を斜めに見るようになり、いろんなことにすぐ失望する癖がつき、そのせいで諦めが早くなって、自分から行動することなく、愚痴ばっかり言っているつまらない人間になってしまうのか。
そんなのは嫌だ。
そう思う「僕」らが人生を楽しむための闘いを描く本作。
読むと元気になります。
2021年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の時に同級生と貴方たちの様な学生にぴったりと図書室の先生から薦められて読んだ本
15年ぶりくらいに読み返したけどやっぱりこの本は面白い
男子校生にはぜひおすすめの一冊です
15年ぶりくらいに読み返したけどやっぱりこの本は面白い
男子校生にはぜひおすすめの一冊です
2021年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の頃に大好きだった作品。
初めて読んでから10年位経ちましたがまた読みたくなったので購入。
やっぱり最高。
初めて読んでから10年位経ちましたがまた読みたくなったので購入。
やっぱり最高。
2017年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読む分には全く問題ありませんでした。私自身読めればいいと思っているので全く問題ありませんでした。
2008年12月18日に日本でレビュー済み
新宿のオチコボレ男子高校に通うザ・ゾンビーズの活躍を描いた、「レヴォリューションNo.3」「ラン、ボーイズ、ラン」「異教徒たちの踊り」の3話からなる青春冒険活劇。正直、全然面白くなかった。女子大生へのストーカーを追い詰める「異教徒たちの踊り」は多少マシだったが…。
『フライ,ダディ,フライ』(ゾンビーズシリーズの第2弾)、『GO』、『対話篇』、そして、本作、と、この著者の小説を続けて読んでみてわかったのは、その「坦々」とした筆致がこの人の文章の特徴なんだろう、ということ。一文が坦々としているし、物語全体の構成の仕方も非常に坦々としている。
しかし、彼のデビュー作である本作なんて非常に顕著だと思うのだけど、その坦々具合と青春冒険小説というジャンルがマッチしていないような気がする。話の内容は冒険なのに、読んでいて少しもワクワクしないのだ。これまでは著者の狙いがわからなくてそれを不思議に思っていたのだけど、要するに、彼の文章はハードボイルド調だ、ということなのかもしれない。そう思えば多少納得はいくが、それで小説を面白く感じるようになるわけではない。
(自己のアイデンティティの模索をテーマとしているという意味で)青春小説である『GO』は、これでもかと思い切り詰め込んだ想いの「過剰さ」が特徴で、それが上手い具合に小説の魅力となっているのだけど、それは坦々とした文章が、詰め込んだ想いが暴れだすのを抑える効果をもっていたせいなのかもしれない。『対話篇』は、テーマが「死と別れ」であること、また、長編ではないことが幸いして、坦々とした調子が内容と比較的マッチしていたように思う。
ここから類推すると、ゾンビーズシリーズの第3弾である『SPEED』は僕にとっては詰まらなく、『対話篇』と似た雰囲気ではないかと思われる『映画篇』は多少面白いかもしれない。ただ、正直、彼の小説はしばらく読まないだろうと思う。
『フライ,ダディ,フライ』(ゾンビーズシリーズの第2弾)、『GO』、『対話篇』、そして、本作、と、この著者の小説を続けて読んでみてわかったのは、その「坦々」とした筆致がこの人の文章の特徴なんだろう、ということ。一文が坦々としているし、物語全体の構成の仕方も非常に坦々としている。
しかし、彼のデビュー作である本作なんて非常に顕著だと思うのだけど、その坦々具合と青春冒険小説というジャンルがマッチしていないような気がする。話の内容は冒険なのに、読んでいて少しもワクワクしないのだ。これまでは著者の狙いがわからなくてそれを不思議に思っていたのだけど、要するに、彼の文章はハードボイルド調だ、ということなのかもしれない。そう思えば多少納得はいくが、それで小説を面白く感じるようになるわけではない。
(自己のアイデンティティの模索をテーマとしているという意味で)青春小説である『GO』は、これでもかと思い切り詰め込んだ想いの「過剰さ」が特徴で、それが上手い具合に小説の魅力となっているのだけど、それは坦々とした文章が、詰め込んだ想いが暴れだすのを抑える効果をもっていたせいなのかもしれない。『対話篇』は、テーマが「死と別れ」であること、また、長編ではないことが幸いして、坦々とした調子が内容と比較的マッチしていたように思う。
ここから類推すると、ゾンビーズシリーズの第3弾である『SPEED』は僕にとっては詰まらなく、『対話篇』と似た雰囲気ではないかと思われる『映画篇』は多少面白いかもしれない。ただ、正直、彼の小説はしばらく読まないだろうと思う。