久しぶりに本書を読んで、改めて面白いと感じました。
大人であれ、子どもであれ、登場人物がすごくよく描かれていると思います。
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サウス・バウンド 単行本 – 2005/6/30
奥田 英朗
(著)
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購入オプションとあわせ買い
僕の父さんは元過激派とかいうやつで、いつも家にいて小説を書いている。学校なんか行く必要ないとか言うのだけれだけれど……。少年の視点を通して、変わり者の父に翻弄される家族を描く、長編大傑作!
- 本の長さ535ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/6/30
- ISBN-104048736116
- ISBN-13978-4048736114
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2005/6/30)
- 発売日 : 2005/6/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 535ページ
- ISBN-10 : 4048736116
- ISBN-13 : 978-4048736114
- Amazon 売れ筋ランキング: - 475,413位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,188位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1959年、岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て作家活動に入る。2002年『邪魔』で大藪春彦賞、04年『空中ブランコ』で直木賞、07年『家日和』で柴田錬三郎賞、09年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 無理 (ISBN-13: 978-4163285801 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり厚い本。南の島の物語かと思えば、半分は東京・中野が舞台です。主人公の家族が魅力的に描かれています。中野の風景も、南の島の風景も、しっかりと浮かんでくるような描写が続きます。会話のテンポも良い。爽やかな読後感です。
2023年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は、お父さんのことを気に入らなかったんですが、後半からはお父さんとお母さんの勇気と愛情に感動しました。
2022年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(ネタバレあり)
奥田英朗さんの太った頭のおかしい精神科医の話が大好きです。
長編はどうかな、と思ってたのですが、友人から「軽い感じで読めるよ」と言われて手にしました。
結果。面白くて一気読み!
最初は「迷惑な親父」と思っていたお父さんが、物語が進むにつれどんどん魅力的に見えてくるところに良い意味で予想を裏切られました!
主人公の周りの人々が一様に善良であることも良かったです。気が滅入るような暗いニュースばかりなので、救われる気がしました。
前半の中野編では、スタンドバイミーのような少年たちの友情にもワクワクし、金城一紀の「レボリューションNo.3」を彷彿とさせる雰囲気です。担任教諭も人間らしくて私は好きでした。
ガラリと雰囲気の変わる後半。沖縄編は空気感が変わります。下町のスタンドバイミー的な面白さから、原田マハや吉本ばななや小川糸の南国を舞台にした小説っぽい、ゆるさや豊かさ、たくましさが感じられる面白さになります。
ちなみに原田マハと吉本ばななと小川糸が南国を舞台にした小説を書いてるのか知りません。イメージです。
私は、面白いけど、国家というものに対して考えさせられました。
日本で日本人の両親から生まれたら当然のように日本人となるわけですが、自分で日本の国籍を有し日本の法律に従って生きる、という選択肢をしたことは一度もないわけです。笑
「健康保険も年金もいりません、水道も電気も不要です。みなさんが作った道路も使いません。そのかわり日本人やめます、日本の憲法にしたがって生きないですよ」っておもいます
奥田英朗さんの太った頭のおかしい精神科医の話が大好きです。
長編はどうかな、と思ってたのですが、友人から「軽い感じで読めるよ」と言われて手にしました。
結果。面白くて一気読み!
最初は「迷惑な親父」と思っていたお父さんが、物語が進むにつれどんどん魅力的に見えてくるところに良い意味で予想を裏切られました!
主人公の周りの人々が一様に善良であることも良かったです。気が滅入るような暗いニュースばかりなので、救われる気がしました。
前半の中野編では、スタンドバイミーのような少年たちの友情にもワクワクし、金城一紀の「レボリューションNo.3」を彷彿とさせる雰囲気です。担任教諭も人間らしくて私は好きでした。
ガラリと雰囲気の変わる後半。沖縄編は空気感が変わります。下町のスタンドバイミー的な面白さから、原田マハや吉本ばななや小川糸の南国を舞台にした小説っぽい、ゆるさや豊かさ、たくましさが感じられる面白さになります。
ちなみに原田マハと吉本ばななと小川糸が南国を舞台にした小説を書いてるのか知りません。イメージです。
私は、面白いけど、国家というものに対して考えさせられました。
日本で日本人の両親から生まれたら当然のように日本人となるわけですが、自分で日本の国籍を有し日本の法律に従って生きる、という選択肢をしたことは一度もないわけです。笑
「健康保険も年金もいりません、水道も電気も不要です。みなさんが作った道路も使いません。そのかわり日本人やめます、日本の憲法にしたがって生きないですよ」っておもいます
2022年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何か常識を超越したような壮大な気持ちになりました。良いとか悪いとかではなく家族の絆を感じさせる物語です。
2007年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ストーリー自体は良い。少年の胸の痛みも判るし、成長の過程が気持ちよく伝わる。
しかし、父一郎は私の一番嫌いなタイプの男だ。
女房や子供が従順だからこそ、自分の思うように生きられるということを、あまり(全然?)理解していない男・・・そういう、自分の嫌いな男が我が物顔に出てくるので、わたくし個人の評価としては「普通におもしろい」程度。
しかし、父一郎は私の一番嫌いなタイプの男だ。
女房や子供が従順だからこそ、自分の思うように生きられるということを、あまり(全然?)理解していない男・・・そういう、自分の嫌いな男が我が物顔に出てくるので、わたくし個人の評価としては「普通におもしろい」程度。
2022年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これから夏になるこの時期絶対読んでもらいたい。僕と主人公の少年は境遇が全然違うがなんかとても懐かしく、楽しくあっという間に読破してしまった。
主人公と同学年の子供に読んでもらいたいと思い中学生の甥っ子にプレゼントしました。
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