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クドリャフカの順番: 「十文字」事件 単行本 – 2005/7/1
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待望の文化祭。だが、折木奉太郎が所属する古典部では大問題が。手違いで文集を作りすぎてしまったのだ。古典部の知名度を上げて文集の完売を目指すため、奉太郎たちは学内で起きた連続盗難事件の謎に挑むことに!
- 本の長さ314ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2005/7/1
- ISBN-104048736183
- ISBN-13978-4048736183
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2005/7/1)
- 発売日 : 2005/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 314ページ
- ISBN-10 : 4048736183
- ISBN-13 : 978-4048736183
- Amazon 売れ筋ランキング: - 821,840位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 220,809位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
米澤 穂信(よねざわ・ほのぶ)
1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を『氷菓』で受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』(東京創元社)で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』(新潮社)で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』、15年刊の『王とサーカス』(東京創元社)はそれぞれ3つのミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続3冠を達成。
(本データは「いまさら翼といわれても 「古典部」シリーズ」が刊行された当時に掲載されていたものです。「BOOK著者紹介情報」より)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
登場人物のキャラが立っている。
ミステリとしても読者にフェアな仕組みがちりばめられており、読み返す楽しみもあります。
期待というキーワードとともにそれぞれの登場人物が抱える葛藤に胸が締め付けられ、伏線が回収されていく快感とは別に複雑な感情の余韻がのこる素晴らしい作品でした。
文化祭と氷菓が、ある出来事に巻き込まれ?ていく。
我らが、ホータローは、安楽椅子探偵然と文化祭は進む、ある事件と共に。
何時もの様に、青春の煌めきとほろ苦さの残る後味、でも、今回は矛盾点がーー{ここからネタバレ注意}山の残りは、配っても良かったのでは?
ホータロー以外の部員が、自分の実力を突きつけられるシーンがほろ苦いーー今後のシリーズの布石?になる物語、是非楽しんで見てください。
作りすぎたけど売り切りたい・・・。
何が起きてるの?面白そう・・・。
文化祭の中で、各人が役割を果たしつつも
絡まった糸がほぐれていくように・・・・。
後は読んでのお楽しみ。星三つは少し点数が辛いかも。
ただ、今回はそれぞれのキャラクターのモノローグから始まり、それぞれの視点でストーリーが語られる。
視点の変化が伴うので結構、むつかしい手法だが、群像劇としての本質を反映している。
楽しい文化祭だが、古典部は大きな問題を抱えていた。それは解決できそうもない。四人四様で悩んでいる。
トリック自体は古典的だが、見せ方が面白い。
犯人はABC殺人事件を本歌どりして、10のサークルからその名前と同じ音のつくものを失敬していく。
その犯人はだれか。謎解きの合間に展開するキャラクターそれぞれのエピソード。
それらが一点に集約された先に、折木奉太郎が見出したのは何か。そして古典部の大問題はどう解決するのか。
ただ、厳密には推理小説のルールから逸脱したプロットなのでここら辺は少し気になる。
重要な解決のカギはある人物がもたらすのだが、なぜその人物はそれを持ち歩いていたのか。
去年、カンヤ祭を訪れ、それを手に入れて、そして今年はそれをバックに入れて再び訪問する。
ちょっと、話が出来すぎているんじゃなかろうか。
何か一つ足りないような気がする。それを語るエピソードがほしいところだ。