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クローズド・ノート 単行本 – 2006/1/31
雫井 脩介
(著)
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購入オプションとあわせ買い
『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、新たなる感動作!
香恵はバイトとサークルに勤しむごく普通の大学生だ。ある日、前の居住者が置き忘れたノートの束を見つける。興味本位でノートを手にする香恵。そのノートが開かれた時、彼女の平凡な日常は大きく変わり始める??。
香恵はバイトとサークルに勤しむごく普通の大学生だ。ある日、前の居住者が置き忘れたノートの束を見つける。興味本位でノートを手にする香恵。そのノートが開かれた時、彼女の平凡な日常は大きく変わり始める??。
- 本の長さ379ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2006/1/31
- ISBN-104048736620
- ISBN-13978-4048736626
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2006/1/31)
- 発売日 : 2006/1/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 379ページ
- ISBN-10 : 4048736620
- ISBN-13 : 978-4048736626
- Amazon 売れ筋ランキング: - 992,604位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22,610位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月10日に日本でレビュー済み
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お話はなんとなく分かっていましたが、温かい気持ちになりました。
2019年11月16日に日本でレビュー済み
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教育大に通う堀井香恵の部屋に前住者が残した日記が。小学校教師の伊吹先生が綴る日記を読みながら、伊吹と隆との関係を香恵とイラストレーター石飛との仲と照らし合わせる。そして最後に真実が分かったときに総てを納得する。
久し振りに純文学を読んだが、まあこういうのもたまには良いかな( ̄▽ ̄)=3
久し振りに純文学を読んだが、まあこういうのもたまには良いかな( ̄▽ ̄)=3
2012年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
万年筆販売のくだりが長いので、万年筆を軸にストーリーが展開されていくかと思ったら、主人公が片思いする男性との出会いのきっかけにすぎなかった。オチは途中ですぐにわかったのだが、著者の身内に起こった実話をもとに書いていると知り、良くも悪くもそれありきの話だと納得した。実話をもとにした部分はさすがにリアルで、生き生きと書かれていて好感が持てた。
2020年11月5日に日本でレビュー済み
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大好きな本で、うっかり処分してしまい、なかなか買えなかったので、嬉しかったです。映画の竹内結子さんを思い出させてくれますよ。
2006年5月7日に日本でレビュー済み
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「火の粉」で雫井氏の作品にはまり、それから「栄光一途」「虚貌」「白銀を踏み荒らせ」「犯人に告ぐ」と同氏の作品を一気に読んでしまいましたので、新作が出るのを首を長くして待っていましたが、「クローズド・ノート」が発売されたと聞き、「今度はどんな事件かな?」と思って早速購入しました。
ところが今回は「恋愛小説」で、著者が雫井氏でなかったら多分読まなかったと思いますが、読んでみるとジャンルは違うものの、緻密な心理描写や計算された文章と構成、読者を本の中に引き込む力はこれまでの作品同様抜群でした。
これは私の憶測かもしれませんが、主人公の名前を「香恵」にしたのも万年筆を「買え!」というくだりを書くための「計算」ではなかったのかなと思います(雫井氏にお聞きしたいものです)。
また、主人公や脇役のキャラクターも「栄光一途」や「白銀を踏み荒らせ」と重なるところがあります。
万年筆やマンドリンの描写が非常に詳しかったり、長かったりしてあんまり意味がないという意見もありましたが、ラストに繋がるふせんが見え隠れし、私は重要な部分だと思いましたので、ここは注意深く読んで欲しいと思います。
最後に、何故この小説を書いたのか、作者自身が「あとがき」で解説しています。私はここを読んで鳥肌が立つほど感動しました。必ず本編終了後に読んでください。(先に読んだら絶対ダメですよ。本編終了後に読んでください。)
ところが今回は「恋愛小説」で、著者が雫井氏でなかったら多分読まなかったと思いますが、読んでみるとジャンルは違うものの、緻密な心理描写や計算された文章と構成、読者を本の中に引き込む力はこれまでの作品同様抜群でした。
これは私の憶測かもしれませんが、主人公の名前を「香恵」にしたのも万年筆を「買え!」というくだりを書くための「計算」ではなかったのかなと思います(雫井氏にお聞きしたいものです)。
また、主人公や脇役のキャラクターも「栄光一途」や「白銀を踏み荒らせ」と重なるところがあります。
万年筆やマンドリンの描写が非常に詳しかったり、長かったりしてあんまり意味がないという意見もありましたが、ラストに繋がるふせんが見え隠れし、私は重要な部分だと思いましたので、ここは注意深く読んで欲しいと思います。
最後に、何故この小説を書いたのか、作者自身が「あとがき」で解説しています。私はここを読んで鳥肌が立つほど感動しました。必ず本編終了後に読んでください。(先に読んだら絶対ダメですよ。本編終了後に読んでください。)
2013年1月22日に日本でレビュー済み
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最後の最後でホロリとしてしまいました。
心が暖まる、素敵な本です。
心が暖まる、素敵な本です。
2018年5月23日に日本でレビュー済み
「犯人に告ぐ」や「火の粉」で、雫井さんのミステリー作家としての才能はよく知っているのですが、こういう分野のものも書けるというのは凄いですね。敬服します。
基本的には恋愛小説だと思いますが、最初の方を読めばラストもそれまでの展開も凡そ予想できます。しかし、それでもラストシーンは感動的です。プロの作家というのは流石ですね。
電車の中でラストを読んだのですが、大の男が不覚にも涙しました。汗を拭くふりして目をこすったりなんかして。沢尻エリカ主演の映画も良かったですよね。
本作の評価は難しいのですが、さほど飛びっきりの意外性もないので、普通なら星4つというところでしょう。ただ、ケータイ小説という新たなジャンルに挑戦した作者の意気を買って、星もう1つ余分にあげることにします。
基本的には恋愛小説だと思いますが、最初の方を読めばラストもそれまでの展開も凡そ予想できます。しかし、それでもラストシーンは感動的です。プロの作家というのは流石ですね。
電車の中でラストを読んだのですが、大の男が不覚にも涙しました。汗を拭くふりして目をこすったりなんかして。沢尻エリカ主演の映画も良かったですよね。
本作の評価は難しいのですが、さほど飛びっきりの意外性もないので、普通なら星4つというところでしょう。ただ、ケータイ小説という新たなジャンルに挑戦した作者の意気を買って、星もう1つ余分にあげることにします。
2020年10月22日に日本でレビュー済み
雫井脩介さんの本です。
オチが、おもいっきり最初の方に気づいてしまったので、「ああ、まさか、こういうオチかなぁ」なんて思いながら読んでいましたが、その通りになって、「ああ、やっぱり…」という感じでしたね。
正直、ヌルいというか、もう一、二つのどんでん返しが欲しかったですねぇ。
文具店のバイトをしている主人公の大学生。自室のクローゼットに、前の住人のものと思われるノートを発見。
そこには、教員になり、恋に、教育に悩む伊吹先生の日々を書き連ねてあった。
主人公はそれを読みながら、やがて自分の生活にも変化が出てくる…。
とりあえず、この伊吹先生のノートというのが、筆者の姉の現物を使ってるようで、
妙なリアルがあるのですが、ただ、物語とうまく融合できてるのか、というと、
物語がかなり強引な展開というか、あまりリアリティがないんですよね。頭で考えたんだろうな、という。
だから、ノートの妙なリアリティと、物語の稚拙な世界観が、ギャップあるんで、
それがあまり全体の面白さに結びついてないんですよね。
いえね、雫井さんの、お姉さん、ご不幸があったのでしょうし、とても同情するのですが、でも、物語の面白さとは別の話でね。
というか、あっさりと底割れするオチなのがなぁ…。
実は伊吹先生は隆に殺されていて、隆はその証拠隠滅のために…云々という展開になればなぁ。
というわけで、雫井さんの書く物語としては、いまいち面白さがない本でした。
オチが、おもいっきり最初の方に気づいてしまったので、「ああ、まさか、こういうオチかなぁ」なんて思いながら読んでいましたが、その通りになって、「ああ、やっぱり…」という感じでしたね。
正直、ヌルいというか、もう一、二つのどんでん返しが欲しかったですねぇ。
文具店のバイトをしている主人公の大学生。自室のクローゼットに、前の住人のものと思われるノートを発見。
そこには、教員になり、恋に、教育に悩む伊吹先生の日々を書き連ねてあった。
主人公はそれを読みながら、やがて自分の生活にも変化が出てくる…。
とりあえず、この伊吹先生のノートというのが、筆者の姉の現物を使ってるようで、
妙なリアルがあるのですが、ただ、物語とうまく融合できてるのか、というと、
物語がかなり強引な展開というか、あまりリアリティがないんですよね。頭で考えたんだろうな、という。
だから、ノートの妙なリアリティと、物語の稚拙な世界観が、ギャップあるんで、
それがあまり全体の面白さに結びついてないんですよね。
いえね、雫井さんの、お姉さん、ご不幸があったのでしょうし、とても同情するのですが、でも、物語の面白さとは別の話でね。
というか、あっさりと底割れするオチなのがなぁ…。
実は伊吹先生は隆に殺されていて、隆はその証拠隠滅のために…云々という展開になればなぁ。
というわけで、雫井さんの書く物語としては、いまいち面白さがない本でした。