今やありがちと言えばありがちな展開だけど、一人で見たり聞いたりするのにあまり泣いたことのない私が号泣してしまった。ありがちな物語を石田衣良さんが描くとこういうスパイスの効かせ方なんだな、と感心させられました。読み終わってまたすぐ最初に戻って読み直したくなる作品です。
個人的に石田衣良さんの作品ベスト3に入ります。
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美丘 単行本 – 2006/11/1
石田 衣良
(著)
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- 本の長さ291ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2006/11/1
- ISBN-10404873718X
- ISBN-13978-4048737180
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 291ページ
- ISBN-10 : 404873718X
- ISBN-13 : 978-4048737180
- Amazon 売れ筋ランキング: - 646,013位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 14,816位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEENフォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 5年3組リョウタ組 (ISBN-13: 978-4043854059 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
5 星
病気を盾から剣に持ち替えて生きろ!
高校生の時に手にしてから、何度この作品を読んだだろう。人生の辛い時に自然と読みたくなる。そしていつの間にか手に取っている。「人を愛する」「安楽死」「愛する人を失う」「人の感情は複雑である」それが何なのか。答えはここにある気がする。
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2022年12月31日に日本でレビュー済み
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読み返して、その度泣いてしまいます。
ものすごい精神力を持った恋人同士の物語で、激しい愛のお話で。
また何年か経って、ふと読み返して、きっと泣いてしまうんだろうなと思います。
ものすごい精神力を持った恋人同士の物語で、激しい愛のお話で。
また何年か経って、ふと読み返して、きっと泣いてしまうんだろうなと思います。
2006年11月19日に日本でレビュー済み
大学2年生の太一は嵐のような女の子、美丘に出会う。
奔放で自由で自分の本能を決して抑えようとしない美丘に太一は恋をし、
2人は結ばれる。しかし美丘は脳に不治の病を抱えており、
美丘の激しい性格は命の残りを燃焼し尽す為のものであることを知った太一は慟哭する。
「セカチュー」石田版といったところでしょうか。
病気で女の子が死んで、残った男の子が過去を回想するという、
現代には飽和状態になっている設定をあえて選んだ作者の度胸に脱帽です。
石田氏らしく、ただの綺麗な純愛物語ではなくて、セックスもする
修羅場もある若い男女の恋を忠実に描いた作品になっています。
ラスト近くでは脳障害が進行しボロボロになっていく美丘や
涙をこらえながら美丘の世話をする太一に人を愛することがどんなに
大きな行為か、またどんなに犠牲が必要かを教えられました。
泣けるラブストーリーが好きという人はきっと楽しめると思います。
残念なのは、やはり設定の壁を打破し切れていない点です。
ひねくれた読み方をすれば「ありきたりのお涙頂戴を狙った作品」
とも見えてしまいます。また、ラスト1ページが他の同系統の作品にない
石田氏らしいクライマックスになっているのですが、そのシーンも
描きいれていないような中途半端感があることも否めません。
世に残る名作とはいきませんが、寒い夜にちょっと手に取って
しんみりするには丁度良い本だと思います。
奔放で自由で自分の本能を決して抑えようとしない美丘に太一は恋をし、
2人は結ばれる。しかし美丘は脳に不治の病を抱えており、
美丘の激しい性格は命の残りを燃焼し尽す為のものであることを知った太一は慟哭する。
「セカチュー」石田版といったところでしょうか。
病気で女の子が死んで、残った男の子が過去を回想するという、
現代には飽和状態になっている設定をあえて選んだ作者の度胸に脱帽です。
石田氏らしく、ただの綺麗な純愛物語ではなくて、セックスもする
修羅場もある若い男女の恋を忠実に描いた作品になっています。
ラスト近くでは脳障害が進行しボロボロになっていく美丘や
涙をこらえながら美丘の世話をする太一に人を愛することがどんなに
大きな行為か、またどんなに犠牲が必要かを教えられました。
泣けるラブストーリーが好きという人はきっと楽しめると思います。
残念なのは、やはり設定の壁を打破し切れていない点です。
ひねくれた読み方をすれば「ありきたりのお涙頂戴を狙った作品」
とも見えてしまいます。また、ラスト1ページが他の同系統の作品にない
石田氏らしいクライマックスになっているのですが、そのシーンも
描きいれていないような中途半端感があることも否めません。
世に残る名作とはいきませんが、寒い夜にちょっと手に取って
しんみりするには丁度良い本だと思います。
2021年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉高由里子さん主演の同名ドラマが大好きで、原作を探しました。ドラマと似ているところ違う所はありますが一気に読んでしまいました。最後はやはり涙が止まらないですね。時折り読み返したい作品だと思います。
2018年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉高由里子主演のドラマを見たので、原作を読んでみた。
ドラマと同じく、主人公の太一の独白で、過去を振り返る形で物語は進行していく。
主人公の美丘は、幼い頃の手術が原因でクロイツフェルト・ヤコブ病を発症する可能性がある大学生。
最後は発症して死に至るわけだが、その過程で脳の機能が徐々に失われ、自分、を認識できなくなる時間が増えていく。自分を自分たらしてめている意識が、習慣が、好きなことが、失われていく中で、最後に何が残されるのか。人間にとって何が一番大切なのか、究極の問いが突きつけられる。
ドラマよりも原作の方が、その問いに関して明確にされていた。太一がドラマよりも原作の方が大人びていて、リアルな大学生の姿ではないか。
ドラマと同じく、主人公の太一の独白で、過去を振り返る形で物語は進行していく。
主人公の美丘は、幼い頃の手術が原因でクロイツフェルト・ヤコブ病を発症する可能性がある大学生。
最後は発症して死に至るわけだが、その過程で脳の機能が徐々に失われ、自分、を認識できなくなる時間が増えていく。自分を自分たらしてめている意識が、習慣が、好きなことが、失われていく中で、最後に何が残されるのか。人間にとって何が一番大切なのか、究極の問いが突きつけられる。
ドラマよりも原作の方が、その問いに関して明確にされていた。太一がドラマよりも原作の方が大人びていて、リアルな大学生の姿ではないか。
2021年3月27日に日本でレビュー済み
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21歳、旅行で仙台へ行き、何気なく店を歩いていた時に、ブックストアでこの作品に出逢いました。初めは表紙に惹かれて、立ち読みしているうちに引き込まれ、その後とても気になったので、本を買って読みました。
美丘、という人の魅力はものすごいです。
人生は1日1日が瞬間で、大切で、今しかないかけがえのないものなんだってことを教えてくれました。
テーマはとても切実なのに、ユーモアたっぷりで、チャーミングな美丘に読んでいて何度も笑顔にさせられました。そして、優しくてかっこいい男前なところも、胸が痺れ、感動しました。こんなに物語の登場人物に激しく好意を持つことは稀です。
わたしはその後23歳で病気になりました。美丘みたいに命に関わる病気じゃないけれど、出来ていたことが出来なくなっていく過程はとても切なかった。悔しく、情けなく、それでも何かを失わないように必死でした。あれから10年、今はだいぶ良くなりましたが、あの頃、愛する人が側にいてくれて、病気であっても自分らしく、あきらめない姿勢を21歳の時にこの本に出会って知っていたから、数年間という長い間ですがわたしらしく乗り越えられたような気がします。
いま、35歳になって再読。素晴らしい作品です。
命は瞬間瞬間をたいせつに。
石田衣良さんの作品が本当に好きです。これからも応援しています。
美丘、という人の魅力はものすごいです。
人生は1日1日が瞬間で、大切で、今しかないかけがえのないものなんだってことを教えてくれました。
テーマはとても切実なのに、ユーモアたっぷりで、チャーミングな美丘に読んでいて何度も笑顔にさせられました。そして、優しくてかっこいい男前なところも、胸が痺れ、感動しました。こんなに物語の登場人物に激しく好意を持つことは稀です。
わたしはその後23歳で病気になりました。美丘みたいに命に関わる病気じゃないけれど、出来ていたことが出来なくなっていく過程はとても切なかった。悔しく、情けなく、それでも何かを失わないように必死でした。あれから10年、今はだいぶ良くなりましたが、あの頃、愛する人が側にいてくれて、病気であっても自分らしく、あきらめない姿勢を21歳の時にこの本に出会って知っていたから、数年間という長い間ですがわたしらしく乗り越えられたような気がします。
いま、35歳になって再読。素晴らしい作品です。
命は瞬間瞬間をたいせつに。
石田衣良さんの作品が本当に好きです。これからも応援しています。
2021年9月29日に日本でレビュー済み
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切ない。自由奔放に生きていた女子大学生・美丘が、子供の頃の事故の後遺症という形でヤコブ病になり、無二の恋人太一と過ごす生活。そして楽しい同棲生活の終焉。それは太一にとっても美丘にとってもかけがえのない経験だった。自分の人生の終わりが来ることを知っている女性と、その人生を見守っていった男性。二人のやりとりに、思わず笑ったり泣けたり。久しぶりに良い小説に巡り会えた。