大変面白かった。作品紹介は次のとおり。国際反戦デーのデモで騒然とする昭和47年の東京・銀座で、男たちは再会を果たす。早大生のタクとケン、家出してクラブで働くマサは、兵庫の山間の村で育った幼馴染みだった。3人は協力して学生起業を志すが、心が一つになれないわけがあった。やがて、カネと女に翻弄された彼らに破滅が訪れる…。オイルショック前夜、男たちはどこへ堕ちていくのか。「俺たちの出会いはいつも不幸になる」。著者渾身の経済大河小説、開幕。
一般文学通算808作品目の読書完。2012/08/15
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狂宴の果て 単行本 – 2007/6/1
江上 剛
(著)
- 本の長さ514ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104048737457
- ISBN-13978-4048737456
登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 514ページ
- ISBN-10 : 4048737457
- ISBN-13 : 978-4048737456
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,546,384位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 806位経済・社会小説 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月31日に日本でレビュー済み
本書は前半の第一部「原罪」と後半の第二部「贖罪」とで構成され、昭和40年の兵庫県中部の山間、丹波の小畑村の夏から始まる。小学校6年生のタク、マサ、ケン、ノブの悪童4人組。スタートはまるで映画「Stand By Me」を見ている感じだ。昔懐かしい光景から話は引き込まれる。そして仲間は中学から高校、その後は進路が分かれ家出や大学進学。ケンは東大を失敗し、タクと共に早稲田の貧乏学生となった。ここは信介の馬鹿な生活の「青春の門」を思い出させる。学生運動、バイト、女と、それにタク、マサ、ノブは常にどこかで何かに絡み合っていく。ここまでは読み応えがあり面白い。江上氏も新境地を開いたと感激した。ところがそこから第二部に、平成三年秋になった。ここからある大きな金融事件に絡んでくるが、どうも馴染まない。興味半減、斜め読みになってしまった。
2007年8月15日に日本でレビュー済み
ミステリアスな表紙を開くとプロローグは長閑な風景描写から始まる。
物語は昭和40年の夏、小学6年生が経験する事故、そして黒川記章が
設計したという高田馬場駅前のBIGBOXができる前の東京、幼馴染が
出会いそして時代に翻弄されて行く、陽炎の城を追い求めて奈落の底に
足を踏み外してしまう物語だが、幼年期、青年期、そして熟年になっても
変わらない故郷の仲間が織り成す読み応えのある小説だ。
物語は昭和40年の夏、小学6年生が経験する事故、そして黒川記章が
設計したという高田馬場駅前のBIGBOXができる前の東京、幼馴染が
出会いそして時代に翻弄されて行く、陽炎の城を追い求めて奈落の底に
足を踏み外してしまう物語だが、幼年期、青年期、そして熟年になっても
変わらない故郷の仲間が織り成す読み応えのある小説だ。