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クローバー 単行本 – 2007/11/1

4.3 5つ星のうち4.3 34個の評価

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商品の説明

出版社からのコメント

世界はうつろい、大切なものさえ変わってゆく??それでも一緒にいたいよ。
ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。双子の弟で、やや人生不完全燃焼気味の理科系男子冬冶。ふたりの恋と未来は???キュートで痛快、やがてせつない恋愛長編。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店 (2007/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 259ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048738178
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048738170
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 34個の評価

著者について

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島本 理生
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学生の恋愛群像劇です。私は好きです。こう言う物語。
2023年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男性視点でも女性視点でも、キャラクタが全体的に好きになれなかった

双子の姉を上げようとしてるのは感じた。暴れ回るが決断力が高く、双子の弟思いと言うのを表したかったのか。かたや弟がよく分かんなかった。女性が理想とする、保護したくなる系の男という印象だった

テーマがモラトリアムと言うのはよく分かった。私には合わないなと感じたが、テーマは伝わった
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月26日に日本でレビュー済み
この作者にしては男女ともに病んでないし家庭に問題がない、珍しい作品
主人公は男性で彼の視点で物語は進むのですが、いやぁ面白いです
珍しく前向きな作品なんじゃないかな、と(失礼ですが)
出てくる登場キャラクターも張りがあるというか元気があるというか行動的でいいですね
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恋愛小説も様々なものがあるが、
本書はその中でも「清く正しい」といった部類に入るのではないだろうか。

主人公たちの何気ない生活を切り取りながら、心情を描き出す。
時に青々しい印象も受けるが、その姿がまた眩しくもある。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月25日に日本でレビュー済み
いかにも少女漫画とか月9にありそうなコテコテで軽いラブコメ。
新鮮さはない。
けど、だからこそ普段本を読まない人などにも気軽に楽しめそう。
(ありきたりすぎて印象には残らないだろうけど)

島本さんって同年代の女性作家に比べると、
地味だけど生真面目なものを書くイメージがあって、
こういう漫画チックなものは
なにもあえて彼女が書くべき素材ではないようにも思える。
でも、どのキャラクターにも芯の部分にひたむきさとマジメさが見え、
このへんはやっぱり間違いなく島本理生なんだよなぁ。
雪村さんのまっすぐさなんてほんとにそう

「大きな熊が〜」あたりから“らしくない”テーマに挑んでるような気はしてた。
今回のも方向転換して幅を広げるべく頑張ってる。
若い作家だし、その姿勢は応援しましょう。

・・・でも、冬治の最後の選択は好きじゃない。
こんなことされても女は嬉しくないでしょー。
うーん、どうなんだろ。スッキリしない。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月24日に日本でレビュー済み
「そんな不確かなものに期待したり、慣れたり、安心したりしたくない。私は他人に面倒を見てもらおうなんて思わない。
 恋愛は一期一会だけど、少なくとも弟は一生、弟なんだから」

島本さんの小説は文庫化しても、表紙のイメージがそんなに変わらないことが多かったので、今回はびっくりです。
真ん中に大きく描かれているのが華子なんでしょうが、なんかやたら可愛い…。
単行本を持っていても欲しくなります。

物語は、島本さんにしては珍しく男性の一人称で進みます。
臆病で見栄っ張りな華子と、その双子の弟で優しいが優柔不断気味な冬冶。
華子を熱烈に愛する熊野(本当は細野)と、野暮ったいが作中で変化していく雪村さん。

私はどちらかというと雪村さんや冬冶サイドの人間ですが、現実で出会えば思わず避けてしまいそうな華子のほうが好きだし、共感もできました。

“青春恋愛小説”と言えば、軽やかで楽しそうに感じます。
しかし、“モラトリアムの終焉か、継続か”が、結構リアルに描かれているので、登場人物と同い年の身としてはかなり身につまされます。
最後をハッピーエンドに感じるかどうかは、読んだ人の価値観によってだいぶ変わると思います。
ちなみに私はあんまり好きじゃない終わり方でした。
雪村さんがどうしても好きになれなくて…。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月13日に日本でレビュー済み
注目の島本さんの作品だし、装丁もかわいいので
読んでみたけど、、、コテコテすぎて驚いた。
もっと文学的なのかなと期待していたけど
他の人も書いているように往年の少女マンガの
パターンがてんこ盛りで、先が読めてしまい
独創性が全く無かった。
題名の由来もささっと簡単に説明されて終わりだし、
せっかく男女の双子って設定なのに双子の特別性も
文章には生かされていなくて、別に双子でなくて
姉と弟とかの設定でも関係ないように思えた。
主人公の双子弟の彼女なんて垢抜けない→
きれいに変身→色々な不幸→彼女をほっとけない
みたいなもう本当にありきたりで背中がむずむずした。
暇つぶしにはなるけど、薄っぺらい本だった。
このコテコテをわざとやっているならまた違った
感想があるけど、そうとはあまり思えなかったな。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月28日に日本でレビュー済み
私自身は青春時代はとうの昔に過ぎたおっさっんですが
冬治のなんだか煮え切らないんだか
奥手なのだか
もどかしい女々しい状態に
もの凄く共感出来て
途中のたうち回りながらも
読み終わりました。
ちょっとだけ若返った気もします。

恋愛に関しても進路に関しても
将来の行き先は
誰もが悩みうるジレンマですが
冬治と雪村さん
男女でそれぞれ選択にあたっての優先事項が
微妙にずれているところなんか
絶妙だと思います。