この作家のものが好きなので個人的には愉しめました。
出来不出来もあるので、普通に考えると3点ですかね。
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壁抜け男の謎 単行本 – 2008/5/1
有栖川 有栖
(著)
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社角川グループパブリッシング
- 発売日2008/5/1
- ISBN-104048738461
- ISBN-13978-4048738460
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登録情報
- 出版社 : 角川グループパブリッシング (2008/5/1)
- 発売日 : 2008/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 349ページ
- ISBN-10 : 4048738461
- ISBN-13 : 978-4048738460
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,705,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1959年、大阪生まれ。1989年、『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾る。以後、精力的に作品を発表し、2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本 推理作家協会賞を受賞。2008年には『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞した。精緻なロジックを積み重ね、構築した世界そのものをひっくり返 してみせる鮮やかな手腕と、物語性豊かなその作品は、世代を問わず常に読み手を魅了しつづけている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 闇の喇叭 (ISBN-13: 978-4652086353 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
有栖川さんの初期の作品に惚れ込み、以後、コツコツと作品を購入しているファンである。近年は作風が変化してきており、先祖返りを望みつつ購入している。有栖川」ファンは購入すべき作だと思う。
2011年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よくこれだけ集めたな、という感の雑多な短編集。似たような趣向のものに『ジュリエットの悲鳴』があるけれども、ミステリとしてはそちらの方がおもしろいか。
今回は広い意味での”ミステリ集”なんだと思う。必ずしも人が死ぬわけでもないし、「謎」があるわけでもない。ちょっと幻想的な短編も含まれていたりするので、本格ものの短編集だと思って読み出すと、私のように肩すかしを食らうかもしれない。
なんの予備知識も先入観も持たずに率直な気持ちで読み始めることをおすすめします。
今回は広い意味での”ミステリ集”なんだと思う。必ずしも人が死ぬわけでもないし、「謎」があるわけでもない。ちょっと幻想的な短編も含まれていたりするので、本格ものの短編集だと思って読み出すと、私のように肩すかしを食らうかもしれない。
なんの予備知識も先入観も持たずに率直な気持ちで読み始めることをおすすめします。
2019年3月12日に日本でレビュー済み
火村も江神も出てこないノン・シリーズの作品を集めた短編集です。必ずしもミステリばかりではなく、一言でいうと軽めのショートショート風のものが多いでしょうか。掲載された雑誌やアンソロジーも「鮎川哲也読本」「野生時代」から「読売新聞」、「ダ・ヴィンチ」そして井上雅彦氏編集異形コレクション「アート偏愛」など様々で、よって作風もいろいろと違ったものになったのでしょう。
「ガラスの檻の殺人」「壁抜け男の謎」「下り「あさかぜ」」は軽いめのミステリ、
「キンダイチ先生の推理」は金田一耕助オマージュのアンソロジーに収録された子供目線のユーモア・ミステリ、
「彼方にて」はなにやら不条理劇を読むような難解さですが、テーマになっている本をご存知の方は途中で「ああ、これはあれだな。」とわかって膝を打つことでしょう。
「ミタテサツジン」ラストにもうひと捻りしてほしかったなあと感じましたが、横溝正史が好きな人にはたまらない雰囲気だと思います。
「天国と地獄」はショートショート・ミステリ、
「ざっくばらん」は産業スパイに関する軽いミステリ、
「屈辱の形」も心理劇ぽいショートショート的ミステリ、
「猛虎館の惨劇」は阪神タイガースに材を取ったアンソロジー収録ということで、阪神ファンの人には大変うれしい作品でしょう。ここまで阪神色が表に出ていると、陰惨な事件ながら、ほとんどあっけに取られっぱなしで笑いながら読んでしまいました。
「Cの妄想」「迷宮書房」前者はSF的な、後者はどこかパラレルワールドっぽい作品で、発想がユニークでした。
「怪物画趣味」はホラーに近いかも。
「ジージーとの日々」は近未来SF.
そして最後の「恋人」は、これはほとんど文学だと思います。直木賞を受賞した小池真理子の「恋」を思い出しました。過ぎ去った高原の夏の思い出が美しいです。
個人的に気に入ったのは、横溝正史色濃厚な「ミタテサツジン」、ここまでやるかとびっくりした阪神愛の「猛虎館の惨劇」、ほのぼの系SFながら、子供の残酷さが強い印象を残す「ジージーとの日々」、そしてなんとも哀切な「恋人」でした。求められる仕事にあわせてこれだけ異なった種類のものを書き分けられる有栖川さんは、基本的にとても器用で文章がうまいと思うのですが、それを再認識させる作品集でした。一度、「恋人」のような密度の高い文学的作品も書いてほしいと思いました。
「ガラスの檻の殺人」「壁抜け男の謎」「下り「あさかぜ」」は軽いめのミステリ、
「キンダイチ先生の推理」は金田一耕助オマージュのアンソロジーに収録された子供目線のユーモア・ミステリ、
「彼方にて」はなにやら不条理劇を読むような難解さですが、テーマになっている本をご存知の方は途中で「ああ、これはあれだな。」とわかって膝を打つことでしょう。
「ミタテサツジン」ラストにもうひと捻りしてほしかったなあと感じましたが、横溝正史が好きな人にはたまらない雰囲気だと思います。
「天国と地獄」はショートショート・ミステリ、
「ざっくばらん」は産業スパイに関する軽いミステリ、
「屈辱の形」も心理劇ぽいショートショート的ミステリ、
「猛虎館の惨劇」は阪神タイガースに材を取ったアンソロジー収録ということで、阪神ファンの人には大変うれしい作品でしょう。ここまで阪神色が表に出ていると、陰惨な事件ながら、ほとんどあっけに取られっぱなしで笑いながら読んでしまいました。
「Cの妄想」「迷宮書房」前者はSF的な、後者はどこかパラレルワールドっぽい作品で、発想がユニークでした。
「怪物画趣味」はホラーに近いかも。
「ジージーとの日々」は近未来SF.
そして最後の「恋人」は、これはほとんど文学だと思います。直木賞を受賞した小池真理子の「恋」を思い出しました。過ぎ去った高原の夏の思い出が美しいです。
個人的に気に入ったのは、横溝正史色濃厚な「ミタテサツジン」、ここまでやるかとびっくりした阪神愛の「猛虎館の惨劇」、ほのぼの系SFながら、子供の残酷さが強い印象を残す「ジージーとの日々」、そしてなんとも哀切な「恋人」でした。求められる仕事にあわせてこれだけ異なった種類のものを書き分けられる有栖川さんは、基本的にとても器用で文章がうまいと思うのですが、それを再認識させる作品集でした。一度、「恋人」のような密度の高い文学的作品も書いてほしいと思いました。
2012年3月17日に日本でレビュー済み
バラエティに富んだ内容の短編、超短編集。
なかなか面白い作品もあれば、理解不能な作品もある。
「壁抜け男の謎」「キンダイチ先生の推理」「迷宮書房」は、短編の利点を活かした素晴らしいトリック。
なかなか面白い作品もあれば、理解不能な作品もある。
「壁抜け男の謎」「キンダイチ先生の推理」「迷宮書房」は、短編の利点を活かした素晴らしいトリック。
2009年9月25日に日本でレビュー済み
好きな作家なんですが、
ちょっと企画色が強くて、
イマイチでした。
クイズ感覚で、
ライトな事件ばかりで、
ちょっとスマートさに欠ける短編集でした。
やっぱ、火村か、江神が出てこなきゃ。
そして、
アリスがいなきゃね。
ちょっと企画色が強くて、
イマイチでした。
クイズ感覚で、
ライトな事件ばかりで、
ちょっとスマートさに欠ける短編集でした。
やっぱ、火村か、江神が出てこなきゃ。
そして、
アリスがいなきゃね。
2009年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近書店の新刊コーナーで見かけたばかりなのに随分安くなっているなあと思ったら
内容は、有栖川さんが好きで著書もほとんど持っている私としては
ちょっと物足りないものでした。
内容は、有栖川さんが好きで著書もほとんど持っている私としては
ちょっと物足りないものでした。
2020年4月27日に日本でレビュー済み
ノンシリーズの短編を集めた作品集とのことで、異色作、実験作とよぶべき変わったテイストの作品が収録されています。
ただ、ひねった仕掛けがまったく面白みに欠け、実験作がそのまま失敗作になってしまったようです。
有栖川氏といえば、長打は無くとも、短打をコンスタントに重ね、渋く要所でバントを決め、フォアボールをもらう手堅い作家さんというイメージでしたが、本作品集ではそこから抜け出そうとして失敗した感じです。
有栖川氏の著作なら、他の本をお勧めします。
ただ、本作品集は今後この路線での傑作がかかれたときに、こんな試行錯誤があったんだと、振り返られるかもしれません。
ただ、ひねった仕掛けがまったく面白みに欠け、実験作がそのまま失敗作になってしまったようです。
有栖川氏といえば、長打は無くとも、短打をコンスタントに重ね、渋く要所でバントを決め、フォアボールをもらう手堅い作家さんというイメージでしたが、本作品集ではそこから抜け出そうとして失敗した感じです。
有栖川氏の著作なら、他の本をお勧めします。
ただ、本作品集は今後この路線での傑作がかかれたときに、こんな試行錯誤があったんだと、振り返られるかもしれません。