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地の日 天の海 下 単行本 – 2008/6/30

4.2 5つ星のうち4.2 62個の評価

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通説と異なり商業民出身であったゆえに情報戦略に長け異例の出世を遂げる秀吉、信長と二重の姻戚関係にあり持ち前の知識と能力で頭角を現した光秀。二人の俊秀と知遇を得た若き日の天海僧正(随風)は、両者の行く末に波乱の兆しを観じるのだが……。光秀は四国平定をめぐり秀吉と対立、さらには織田家臣団の厳しい世代交代に直面する。一方、領主と領地を切り離す信長の革新的政策をもそつなく受容した秀吉は、四国平定をきっかけに光秀との対立を深めてゆく。戦国の覇者・信長をめぐる宿命の歯車は、京を追われた将軍義昭を巻き込んでついに回り始めた――。最新の研究成果を駆使し、本能寺の変そして中国大返しという戦国最大の謎に迫る著者初の歴史大河小説。
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商品の説明

著者について

東京都出身、現在は軽井沢に在住。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。82年、名探偵・浅見光彦が初めて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、その著書の総部数は1億冊を突破。本作が初の本格歴史小説となる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川グループパブリッシング (2008/6/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/6/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 346ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048738666
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048738668
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 62個の評価

著者について

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内田 康夫
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1934年、東京都北区生まれ。コピーライターなどを経て、1980年、自費出版で『死者の木霊』を発表。この作品が、「朝日新聞」の読書欄に取り上げら れ、自費出版としては異例の注目を浴び、鮮烈なデビューを飾る。その後、『後鳥羽伝説殺人事件』で、後に国民的名探偵となる浅見光彦をうみだし、押しも押 されもせぬ人気推理作家となる。浅見光彦シリーズは『棄霊島』で光彦100事件目を迎えた。また、同シリーズはドラマ化もされお茶の間でも人気の存在に(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 靖国への帰還 (ISBN-13: 978-4061827288 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品でとてもきれいでした
2020年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内田康夫の推理小説は98%は読んでいるが、今までとは、違った面白さがあった。
2008年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下巻での、大きなトピックスは、信長の残虐性、光秀の信長に対する憎悪、秀吉の天運、
そして、何より、世の無常だ。

光秀が、信長に対して、憎悪を深めてゆく様が、克明に描かれている。
そこでは、多くの資料を駆使し、中国大返しの謎にも迫っている。

また、教養面では、圧倒的に秀吉をしのぐ光秀であるが、
それが、根底から、突き崩されると感じる下りがあり、
大変興味深いし、これぞ、真の下克上だ。

最後は、本能寺の変へと、突き進む。

相変わらず、信長の残虐性には、開いた口が塞がらない。
非戦闘員である女子供まで、容赦無く、大量虐殺するが、忠臣秀吉でさへ、嫌悪感を感じる様になる。
随風に至っては、信長は阿修羅か、と評す。

それにしても、歴史上、秀吉程の、天運を備えた人物は、珍しいのではないか。
秀吉の決断、および、行動のすべてが「当たり」なのだ。

しかし、印象的な下りがある。
天海が秀吉を評して、旭日そのものの秀吉が、いつか落日となる、と呟く。

かように、本書の、戦乱の世では、無常を強く感じさせる。
さらに、激動の昭和史、平成史もまた、無常である事にも、想いを馳せた。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月6日に日本でレビュー済み
秀吉や光秀の心理面を読み解くことで、本能寺の変を検証している手法は、
新たな発見もありおもしろかった。

ただ、本書の主人公である随風が、あまり活躍してない印象があるのが残念。
せっかくなので、もっと秀吉や光秀にからんで欲しかったなというのが感想です。
2014年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前から好きな作家のひとり。しばらく新刊を読んでいなかったが、海外赴任を機にしばらく読んでいなかったものを大量購入。やはり、いいですね。
2019年4月29日に日本でレビュー済み
本書は、家康に仕えた南光坊天海が、若き日に本能寺の変のキーパーソンとなった面々と運命的な出会いをし、
戦乱の世を生き抜いた話です。
下巻は、武田信玄の三河侵攻から始まり、クライマックスの本能寺の変を経て、
天海が東叡山を開くきっかけに触れて終わります。
2010年の刊行なので、過去の誤った通説は訂正されています。
内田氏が考える「本能寺の変」と「中国大返し」の真相は、奇をてらった物ではなく、
納得できるものでした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
梱包がしっかりしていて気持ちよく手にしました。汚れもなく気持ちよく読むことができマスタ。最後まで息を興味津々楽しく読みました。歴史物は大好きです。
2012年11月18日に日本でレビュー済み
あとがきにもあるが、これは南光坊天海が随風と名乗っていた若い頃の話で、家康の参謀として権謀術策の限りをつくす話を期待していた私は落胆した。
更に作者の歴史観が長々と語られ、随風があまり登場しない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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