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ドールズ 月下天使 単行本 – 2008/9/26
高橋 克彦
(著)
警察学校で剣道を教える腕前だったという女性・聖夜がドールズのアルバイトに加わった。謎めいた彼女の心に宿る恐ろしき決意とは……。江戸の天才人形師・目吉が現代のあらゆる謎を解き明かす、待望のシリーズ最新刊
- 本の長さ556ページ
- 言語日本語
- 出版社角川グループパブリッシング
- 発売日2008/9/26
- ISBN-104048738879
- ISBN-13978-4048738873
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商品の説明
著者について
1947年岩手県盛岡市生まれ。美術館勤務を経て、83年「写楽殺人事件」で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。「総門谷」で吉川英治文学新人賞、「北斎殺人事件」で日本推理作家協会賞、「緋い記憶」で直木賞をそれぞれ受賞
登録情報
- 出版社 : 角川グループパブリッシング (2008/9/26)
- 発売日 : 2008/9/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 556ページ
- ISBN-10 : 4048738879
- ISBN-13 : 978-4048738873
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,634,985位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 395,550位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947年、岩手県に生まれる。早稲田大学商学部卒。
美術館勤務を経て、1983年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞。その後、1986年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、1987年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、1992年『緋い記憶』で直木賞を受賞。
著書に『広重殺人事件』『竜の柩』『炎立つ』など多数。また、浮世絵研究家としても知られ『浮世絵鑑賞事典』がある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初題名を見ていた時は、人形の怪奇現象かと敬遠していたのですが、読んでみて全然違うストーリーで続く章を読むごとに面白さにはまりました。
2011年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりのシリーズ続編でした。
今回は、テーマの変更があったのかな、という感じです。
もしくは物語の終わりに向けての通過点としての軸が
後ろにあって、表で各エピソードが展開してる感じです。
もともとのドールズの雰囲気から前回のバラバラ死体
スプラッター三昧の物語も異質な感じはしましたが、
目吉先生の特異性から納得してました。
今回は、目吉先生の特性は「外見が子供」ということが
大部分になり、ちょっと今までと違ってます。
一番最初の本のエピソードを知ってる人には、おや?と
思われる内容ですが、ちょっと切り離して読めばおもしろい
内容でした。
次の本で終わっちゃう気がします。
残念・・・
今回は、テーマの変更があったのかな、という感じです。
もしくは物語の終わりに向けての通過点としての軸が
後ろにあって、表で各エピソードが展開してる感じです。
もともとのドールズの雰囲気から前回のバラバラ死体
スプラッター三昧の物語も異質な感じはしましたが、
目吉先生の特異性から納得してました。
今回は、目吉先生の特性は「外見が子供」ということが
大部分になり、ちょっと今までと違ってます。
一番最初の本のエピソードを知ってる人には、おや?と
思われる内容ですが、ちょっと切り離して読めばおもしろい
内容でした。
次の本で終わっちゃう気がします。
残念・・・
2019年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
The story turns into the another genre. This is not a detective story anymore. Lots of action, and fantasies. What has happened to the author? I enjoyed this story but it is different what I expected from first book I red it long time ago. I liked antique things. 骨董の話ではなくなりましたね。アクション活劇です
2018年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人気の人形師伝奇シリーズ第4作。短編推理物の様相だった2、3、とは変わって、本作では一本の柱で貫かれ、急転する。ダークヒロインの人気がとても高いようだ。シリーズ中の最高傑作と評する声も多い。読み応えは確かにある。
2024年5月13日に日本でレビュー済み
ドールズ・シリーズの4巻目です。これまでの単行本の出版年月日は以下のようになっています。かなり間が空いていますが長く続くシリーズですね。
「ドールズ」1987年
「ドールズ 闇から覗く顔」1990年
「ドールズ 闇から招く声」2001年
「ドールズ 月下天使」2008年
この本は購入していたものの長いこと積ん読状態になっていたのをやっと読みました。あと「ドールズ 夜の誘い」(2014年)1巻で終了なんですね。
この本からトンデモになってきたというのは聞いていましたが、ホラー・サスペンス・ミステリではなく、本当に「総門谷」系のようなオカルトになっています。それはそれで好きなんですが、できれば分けてほしかった、一緒にしなくてもいいのにというのが正直な感想です。岩手のほの暗さとまるで岡本綺堂のような江戸の雰囲気があわさって独特の空気感がとても好きだったのですが。
それに、全体的にご都合主義なところが目立ち、かなり強引に話を進めている気がしました。そもそも現実的な話ではないのですが、それにしても現実では無理なことが多すぎます。
救急車を持ち出し私用同然で使って何日も乗り回すなんてありですか?いくら知り合いの刑事がいても、学校占拠事件の現場に民間人が乗り込んでいくなんて無理なのでは。玲ちゃんの登場はほぼなく目吉センセーがほとんど。子供がこんな生活でいいのか。酒は飲ませるしたばこは吸わせるし・・小さい体にはかなり毒ですよね。それについて父親の恒一郎が何も気にしていないのもあまりにも不自然では・・。
あと、今回は戸崎医師の活躍がメインで主役のようです。この人はほぼ著者の分身ですよね。今時の政府や社会、若い者に対する批判を繰り広げるのですが、ホラー・ミステリのここでやるのはどうなんでしょうか。私も昭和世代なので昭和を悪い意味で使いたくはないのですが、くどくどと説教し根性論を振り回す昭和のオヤジみたいで鼻についてしまいました。それに後輩の松室先生に対するしつこいいじりは、いじめぎりぎりの線で言われっぱなしの松室が気の毒でした。
なんだか著者の感性がだんだんと古くなってしまい、世間から浮きつつあるのを感じてしまって残念でした。
好きなシリーズなのでとりあえず最後まで読むつもりです。繰り返し再読に耐えるのは1~3巻目のみかもしれません。
「ドールズ」1987年
「ドールズ 闇から覗く顔」1990年
「ドールズ 闇から招く声」2001年
「ドールズ 月下天使」2008年
この本は購入していたものの長いこと積ん読状態になっていたのをやっと読みました。あと「ドールズ 夜の誘い」(2014年)1巻で終了なんですね。
この本からトンデモになってきたというのは聞いていましたが、ホラー・サスペンス・ミステリではなく、本当に「総門谷」系のようなオカルトになっています。それはそれで好きなんですが、できれば分けてほしかった、一緒にしなくてもいいのにというのが正直な感想です。岩手のほの暗さとまるで岡本綺堂のような江戸の雰囲気があわさって独特の空気感がとても好きだったのですが。
それに、全体的にご都合主義なところが目立ち、かなり強引に話を進めている気がしました。そもそも現実的な話ではないのですが、それにしても現実では無理なことが多すぎます。
救急車を持ち出し私用同然で使って何日も乗り回すなんてありですか?いくら知り合いの刑事がいても、学校占拠事件の現場に民間人が乗り込んでいくなんて無理なのでは。玲ちゃんの登場はほぼなく目吉センセーがほとんど。子供がこんな生活でいいのか。酒は飲ませるしたばこは吸わせるし・・小さい体にはかなり毒ですよね。それについて父親の恒一郎が何も気にしていないのもあまりにも不自然では・・。
あと、今回は戸崎医師の活躍がメインで主役のようです。この人はほぼ著者の分身ですよね。今時の政府や社会、若い者に対する批判を繰り広げるのですが、ホラー・ミステリのここでやるのはどうなんでしょうか。私も昭和世代なので昭和を悪い意味で使いたくはないのですが、くどくどと説教し根性論を振り回す昭和のオヤジみたいで鼻についてしまいました。それに後輩の松室先生に対するしつこいいじりは、いじめぎりぎりの線で言われっぱなしの松室が気の毒でした。
なんだか著者の感性がだんだんと古くなってしまい、世間から浮きつつあるのを感じてしまって残念でした。
好きなシリーズなのでとりあえず最後まで読むつもりです。繰り返し再読に耐えるのは1~3巻目のみかもしれません。
2013年5月6日に日本でレビュー済み
「ドールズ -闇から来た少女」、「ドールズ -闇から覗く顔」、「ドールズ -闇から招く声」に続くシリーズ第4弾です。
1作目は、ホラーと言うよりファンタジーで、2作目はミステリー、3作目になってホラーの面目躍如となるのですが、4作目の今作は
何と言うのか、いわゆる「オカルト」の方向と言うのか、流れとすると高橋氏の「聖豹紀(ジャガー・センチュリー)」に近い展開と
言う感じがしました。
今回のメンンキャラの女性について、「罪は罪」と言う事を言われている方もいますが、作者も、そんなことは百も承知で、それを十分
承知の上で、こう描かずにはいられないほど今の社会はおかしい、と言いたかったのだと思います。
不満を抱きながら、でも自分では何もしないのが庶民であって、結局、社会の歪は庶民が生み出しているという話にしてあるだけで、
それに反逆する象徴的な存在として、今回のヒロインを作り上げたんじゃないかと。
だから、ラストはああ言う、一種超越した存在にするしか持って行き様がなかったという感じにも取れましたが。
少々くどい社会批判は、田中○樹氏の某龍が主人公の作品でも、同様の流れがありましたが、気持ちは十二分に分かっても、小説と言う
作品の中でやらんでも、と言う気はします。
例えば、信号無視をする人間がいたとして、かつては、その行為の裏に「若干の罪悪感」を感じながらやっているという風に見えたので
すが、今の人たちは、そこに全く罪悪感を感じているようには見えない、と個人的に感じています。
作者が言いたかったのは、「悪いことをする」人間に、「悪」の意識がなくなってきていることへの危機感があったのかもしれないと、
勝手に想像しています。
と言うわけで、星三つをつけた理由は、ヒロインが、2話以降「単独」で行動していつものメンバーと絡んでいくという展開だったら、
と言う思いがあったので、すこし辛めにつけた点数となります。
1作目は、ホラーと言うよりファンタジーで、2作目はミステリー、3作目になってホラーの面目躍如となるのですが、4作目の今作は
何と言うのか、いわゆる「オカルト」の方向と言うのか、流れとすると高橋氏の「聖豹紀(ジャガー・センチュリー)」に近い展開と
言う感じがしました。
今回のメンンキャラの女性について、「罪は罪」と言う事を言われている方もいますが、作者も、そんなことは百も承知で、それを十分
承知の上で、こう描かずにはいられないほど今の社会はおかしい、と言いたかったのだと思います。
不満を抱きながら、でも自分では何もしないのが庶民であって、結局、社会の歪は庶民が生み出しているという話にしてあるだけで、
それに反逆する象徴的な存在として、今回のヒロインを作り上げたんじゃないかと。
だから、ラストはああ言う、一種超越した存在にするしか持って行き様がなかったという感じにも取れましたが。
少々くどい社会批判は、田中○樹氏の某龍が主人公の作品でも、同様の流れがありましたが、気持ちは十二分に分かっても、小説と言う
作品の中でやらんでも、と言う気はします。
例えば、信号無視をする人間がいたとして、かつては、その行為の裏に「若干の罪悪感」を感じながらやっているという風に見えたので
すが、今の人たちは、そこに全く罪悪感を感じているようには見えない、と個人的に感じています。
作者が言いたかったのは、「悪いことをする」人間に、「悪」の意識がなくなってきていることへの危機感があったのかもしれないと、
勝手に想像しています。
と言うわけで、星三つをつけた理由は、ヒロインが、2話以降「単独」で行動していつものメンバーと絡んでいくという展開だったら、
と言う思いがあったので、すこし辛めにつけた点数となります。
2015年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
怜くんの体にやどった目吉の活躍には大変楽しく読むことができました。このシリーズ全部読みます。
2008年10月4日に日本でレビュー済み
久々の「ドールズ」シリーズです。
今作品でも目吉センセー/月岡怜が大活躍します。
それに今回のゲスト・キャラクターとも言うべき「月下天使」として金森聖夜が登場し、いつもの登場人物たちと一緒に大活躍します。
連作の第一作は「使命」。
突如登場した聖夜の謎を目吉と恒一郎が解き明かして行きます。
その裏で起こる事件は、悪徳有名人の連続殺人です。
第二作は「神の手」。
学童を人質に国家そのものに要求を突きつける若者たちに、その人質の中にいる怜が目吉として、それに聖夜が加わって、事件を無事に解決します。
第三作は「導きの道」。
この作品は、従来の「ドールズ」の枠を超えた作品になっています。
どちらかと言えば、作者の「総門谷」の雰囲気一杯の作品になっています。
従って、「総門谷」が好きな読者には堪らない本でしょうが、従来の「ドールズ」の雰囲気の好きな人にはちょっと裏切られた感じが残るかも知れません。
特に、ラストの箱神との闘いが長いだけに、その感が強いと思います。
今作品でも目吉センセー/月岡怜が大活躍します。
それに今回のゲスト・キャラクターとも言うべき「月下天使」として金森聖夜が登場し、いつもの登場人物たちと一緒に大活躍します。
連作の第一作は「使命」。
突如登場した聖夜の謎を目吉と恒一郎が解き明かして行きます。
その裏で起こる事件は、悪徳有名人の連続殺人です。
第二作は「神の手」。
学童を人質に国家そのものに要求を突きつける若者たちに、その人質の中にいる怜が目吉として、それに聖夜が加わって、事件を無事に解決します。
第三作は「導きの道」。
この作品は、従来の「ドールズ」の枠を超えた作品になっています。
どちらかと言えば、作者の「総門谷」の雰囲気一杯の作品になっています。
従って、「総門谷」が好きな読者には堪らない本でしょうが、従来の「ドールズ」の雰囲気の好きな人にはちょっと裏切られた感じが残るかも知れません。
特に、ラストの箱神との闘いが長いだけに、その感が強いと思います。