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芙蓉千里 単行本 – 2009/7/1

4.6 5つ星のうち4.6 73個の評価

明治40年、売れっ子女郎目指して自ら人買いに「買われた」少女フミ。満州はハルビンの地で、新しい人生が始まる。コバルト文庫の看板作家が満を持してオトナ女子におくる、ハイパーガールズエンタメ!!

商品の説明

著者について

上智大学文学部史学科卒業。1994年『惑星童話』でコバルトノベル大賞読者大賞受賞。以後コバルト文庫を中心に活躍し『キル・ゾーン』『流血女神伝』『アンゲルゼ』などのヒットシリーズを持つ。他著作に『スイート・ダイアリーズ』などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 389ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048739654
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048739658
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 73個の評価

著者について

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須賀 しのぶ
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
73グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かった!一気に読みました。
舞台は日露戦争後、満州ハルピンの中国人街にある日本人女郎屋。
辻芸人の親に捨てられたフミは、女郎になる為に大陸に渡りますが、
下働きとして過ごすうち、芸妓を目指すことになります。

この作者の書く登場人物は皆、芯が強くて自分なりの信念を持っています。
主人公のフミは、頭の回転が速くてきっぱりした性格で、迷ったり傷ついたりしながらもへこたれません。
過酷な過去を持ちつつも、生きる事にとにかく前向きで貪欲で生命力があるので、読んでいて気持ちがよいです。
娼館の女郎達も、それぞれに自分の道を貫いて生きていきます。

愚かだったり悲しかったりするけれど、どの女の生き様も、あざやかで潔い。
フミとタエの支え合う友情や、ハルピン桜の下でお千代の為に舞うシーンでは、涙が浮かびました。

ちなみに、準備や後始末についてはそれなりにあけすけに描かれていますが、男女の絡み描写は殆どありません。
どろどろしているようで、どこかさわやかなのはそのせいかも。
携帯版から削られたシーンがかなりあることが唯一残念でした。
続編の連載も決定しているようです。芙蓉が激動の時代でどう咲いていくのか、楽しみです。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月2日に日本でレビュー済み
面白いので、簡単な紹介。

読みにくさ
日本、支那、ロシア、英語といろんな読み仮名と源氏名などで同じ人なのに呼び方が違ったりします。登場人物も多いのでざっくりとこれだけわかれば、というまとめ。

酔芙蓉=主人公たちのいる売春宿

ふみ(主人公)
おフミ=芙蓉=その他色々
旅芸人に拾われ育てられていたが起きたら置き去りにされていたので食べるために自ら人買いにただで外国に連れていって遊女になりたいと付いてくる。
典型的なみにくいあひるの子。大人になったら美人。ガンダムSEEDでいうところのキラ。チート。

おタエ=小桜=紫桜
おフミの前に買われていたかっぺ娘。
最初だけなまっているが、ドラえもんでいうところのしずかちゃん。気がついたらマドンナ的な存在に。魚で言うなら出世魚。
タエとフミの愛憎劇はない。

蘭花=お蘭ねえさん=お孝
没落したいいとこの娘。
先輩遊女で一番の売れっ子で古参なのに優しい。
だけど、出番は短い。
イメージは吉永小百合様

牡丹=千代
お蘭と同じく古参の売れっ子。
蘭と一二を争う典型的な薄幸タイプ。
言うことはきついが悪意もなく、考え方によっては説明してくれる親切な人。

山村健一郎=
セーラームーンでいうタキシード仮面
肝心なときにイマイチ

黒谷
おふみのファン(パトロン)ただし見返りは躍りだけ
ガンダムSEEDでいうところのラクス
キラ(おフミ)への支援にことかかない。その尽くしっぷりはさすが放蕩貴族の次男、暇なんだなとしか思えない。

炎林
ダークホース
イケメンです

最終的にというか割りと早い段階で遊女も踊りもどうでもよくなりますが、面白かった!!
同作者のブルブラシリーズと比べるとかなりライトに安心して読めるお話です。
まずは一巻を、お読み頂きたいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遊女と聞くと華やかさとは裏腹に、生活が乱れているのではないか、身体を壊すのではないか、一種の奴隷的なものではないのかという危惧を誰でも抱くかと思うのですが、その両側の面を、煌びやかなところは華々しく、澱んだところは現実的にサックリと、きっちり描いていて、とても面白かったです。子ザルのような主役の娘が、その身体能力を生かしてユニークな方面で遊女よりはワンランク上の芸子さん・舞妓さんとしてのしあがっていくのも小気味よかったです。そして来りくる未来である、先輩たち姐さんたちを待ちうける運命の酷さ…。光と影の陰影が明瞭と出てて、とても読み応えがありました。年若い少女にも、男性にも、もっと広く読まれるべきエンタティメントな作家だと思います。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月24日に日本でレビュー済み
『芙蓉千里』はシリーズ全4巻の第1巻。

主人公フミは12歳。女衒につれられて哈爾濱(ハルビン)に着いたところから始まります。行き先は女郎宿「酔芙蓉」。ひとつ年上のタエはこの女衒に売られて女郎になる身の上。フミは角兵衛獅子の辻芸の踊り子でしたが、父親に捨てられ、買われたわけでもないのに、この女衒についてきました。

その後、フミは芸妓、タエは女郎になりますが、苦界のようすはかなりきれいごとのように描写されます。わが家の近所の中書島の遊郭を描いた西口克己『廓(くるわ)』のような陰惨さはありません。
しかし、先輩女郎の蘭花が会津藩の武家出身で、長州出身の伊藤博文がハルビンにやってきたときに、一大決心をして駅頭で待っていた話はなるほどとうなづかせました。

日中露の演芸会のあとのパーティで、京劇の研修生が出てくるのですが、それが「梅蘭芳(メイランファン)」だったのは衝撃でした。『蒼穹の昴』で毛沢東が少年姿で出てきたのと同じくらいのオドロキでした。

満州のようすもあまり詳しい説明はありません。そのほうは檀一雄『夕陽と拳銃』で味わっていたので、この作品に期待するものではありません。なにしろ女子大河小説ですから。

丁寧なのは角兵衛獅子の舞い手から芸妓への道。なかなか感動的です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月19日に日本でレビュー済み
日本舞踊を前習ってました
あと、今はジャズダンス習ってます
だから主人公に共感する部分が多くて
ずっと感情移入して読み終えました。
登場キャラクターがみんな個性的でしっかり
描かれていています。
その人達に対する主人公フミの気持ちや
成長を細かくちゃんと書いてあるので
人間くさくて共感しました。
恋愛、夢、生きることの難しさ
そういったものがちゃんと描かれています。
ストーリーがしっかりしているし
話も次がどうなるか読めないので
400ページの量もあっというまに読破してしまいました
そして、一番共感したのはやっぱり踊りに対する気持ちです
彼女の踊りに対する気持ちが読んでいて凄い伝わってきます
小さい頃から生きる糧として踊っていた舞、
でもいつのまにか人の心を癒す舞と変化していました
舞は見る人の気持ちに優しく触れ、何かを与えます
俺もそんな踊り手になれるよう頑張ろうと思います
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月30日に日本でレビュー済み
表紙のイメージから明治くらいの日本のお話かと思いきや、1900年代の満州・ハルビン市。
日本人女将が営む、日本人女性のみの妓楼に、異国の地で一番の女郎になると息巻いてやってきた少女の物語。

最初はその時代背景と満州という異国についていくのがやっとで、なかなか読書ペースが上がらないものの、女郎屋「酔芙蓉」(ちょいふーろん)に到着すると物語が一気に転がりだす。止まらない!

牡丹、蘭花、桔梗、小桜、そして芙蓉。
それぞれの苛烈にも儚い生き様が約400Pを一気に駆け抜ける。

携帯小説だったということに驚嘆。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月21日に日本でレビュー済み
冒頭はあまり惹かれるものがなく、ページをめくる手もゆっくりだったのですが、
山村さんが出てきたあたりからおフミの世界が動き出し流れるままに一気に読み終えてしまいました。
あるものは自分の体ひとつ、そういう世界で生きていく女の世界。
優雅である人、したたかである人、真っすぐである人…様々です。
主人公のおフミからは、生きる強さを感じました。
どんな状況にあっても、自分を決して偽らない。だからこそ、人はおフミに惹かれるんでしょう。
おフミの親友おタエも素敵です。第三章では思わず涙してしまいました。

どうやら続編があるということなので、とても楽しみです。
ぜひおフミには、黒谷さんの凍った心を溶かしてあげてあげてもらいたいです。
最後のハルビン駅でおフミをおぶる黒谷さん、とても素敵でしたもの…!
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
太平洋戦争前、日本が大陸に進出するころのハルピンを舞台にしています。多くの人々が野心をもって大陸に渡った、当時の雰囲気がいきいきと描かれていると思いました。遊廓の姿もさもありなんといった感じでした。実際はもっと悲惨だったのかも。頑張って生きている女子の気概が伝わってきました。
 この時代が好きで、よく読んでいるのですが、蒼弓の昴や中弦の虹などと比べるとスケールは小さいです。主人公ふたりの身の振り方も、えっ、これで終わりなん? という感じでしたが、続編があるようなのでそれに期待します。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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