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甘栗と戦車とシロノワール 単行本 – 2010/2/26

4.1 5つ星のうち4.1 32個の評価

夏休みが終わり、高校に復学した高校生探偵・甘栗晃。そこで彼を待っていたのは、「名古屋最凶の中学生」と恐れられた・元不良の徳永だった。彼に、袋小路で「消えた」恩師を探してほしいと頼まれた晃は……!?
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商品の説明

著者について

太田忠司 1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。90年『僕の殺人』で長編デビュー。代表作は、〈殺人〉三部作(講談社)、〈狩野俊介シリーズ〉(徳間書店)、〈新宿少年探偵団シリーズ〉(講談社)、〈霞田兄妹シリーズ〉など多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/2/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/2/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 277ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048740229
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048740227
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 32個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年7月10日に日本でレビュー済み
主人公の甘栗くんはとても渋い少年です。
悪く言えばジジくさいとでもいいますか、それでいて
自分の自転車に名前を付けちゃってるところなんか子供っぽいところもあって
妙に親近感が湧いちゃいますね

この妙に達観した少年がこれからどんな人と巡り合い
どんな事件に巻き込まれ成長していくのか、とても続きの気になる
作品なのでぜひシリーズ化してほしいところです。

ところでこのお話のネーミングセンスが秀逸です
甘栗、戦車、エルム、ジャイアント、一度みただけで意味がわからないのが
なんともいえない雰囲気を醸し出しています。
この先どんな単語が飛び出し、物語を紡いでいくのか
わくわくするところであります。
2010年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう続編とかは書かれないんだろうな、と思っていたので、
続編が刊行!しかも知った時は、発売日がすぐだという事で
とても楽しみにしておりました。
太田先生の作品は、困った事に読み易すぎて、この位の
厚さの本だと、数時間で読み終わってしまいます。
今回も、読み始めて2時間ほどで半分まで読んでしまった
ので、勿体無くて強制的に中断し、何日か後に改めて続きを
読んで堪能する事にしました。

内容は探偵甘栗君再び!
前作は夏休みのお話でしたが、今回は新学期のお話。
より少年らしい日常に囲まれる甘栗君ですが、そこには
やはり事件が!

太田先生の書かれる少年は、心に痛みを抱えていますが、
甘栗君は中でも一番飄々とした印象を受ける少年です。
この作品でも、父親の死についての今の心境の吐露が
ありますが、それがとても自然で、非常にすんなりと
納得出来るのです。
色々作品を読みますが、設定として暗い過去などをつけたがる
物語の場合、作者の実感が伴わない設定が、読者に違和感を
与えてしまいがちです。
そんな作品が多い中、彼の行動、言動、そして心情に違和感を
感じない、つまりは作品中に没頭出来る作品は、そうそうない
のではないのでしょうか?
是非手にとって読んでみて下さい。

なのになんで☆4つかと言いますと、今作では『登場して欲しい!』
と思っていた、前作のキャラが出て来ないのでした。
前作からの登場人物は何人か出て来るのですが、私にとって
重要なキャラが出てないのは非常に悲しい!
その子が探偵助手みたいに登場してくれるものだとばかり思って
いたので、それで☆マイナス1させて頂きました。
作品には何の落ち度もありません…。

最後に前作、今作共に、名古屋の美味しそうな食べ物が出て来る
のですが、『東京モンでは食べられないよ!』と歯ぎしり…。
名古屋に行く事があったら、絶対食べたいものが増えました!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月3日に日本でレビュー済み
太田忠司の新シリーズ、高校生探偵・甘栗くんものの第2弾である。
実は第1弾を読んでいないのだが、装丁と裏表紙の釣り書きを見て買ってしまった。
いわく、「元気になれる青春探偵ミステリ!」。

・・・なのですが、ちょっと看板に偽りありだなぁ、と。
確かに、ストーリはなかなか面白い。少々エキセントリックな脇役やら、主人公の生活スタイルの描写、タイトルにもなっているコメダコーヒー店の名物だとか、なんだかんだの肉づけもうまくいっていると思う。
なのですが、要するにこれ、ばっちりハードボイルドものなんですね。巻末にチラと引用されるチャンドラとか、一人称が「私」だったり、後から考えてみると、もう作者は明らかに意識して書いている感じだ。
そういうのは別に嫌いというわけではないのだが、ちょっと看板に偽りあり、かなと。それほど大部でもなく最後まで一気に読めるので、逆に読み始める前の印象と違うのがクローズアップされたり。
まぁそんなこと気にせずに読んで楽しめればよいという話もあるので、、、編集者か出版社の問題なのかも。

ところで甘栗君の愛車、Giant Escape R3。実は同じのに乗っている(色は違うけど)。時速18kmがまぁまぁの速度って、さすが高校生若い、という感じだが。(笑)
2010年7月8日に日本でレビュー済み
前作「甘栗と金貨とエルム」同様、舞台は名古屋。ローカルねたで恐縮ですが、主人公の甘栗がGIANT(自転車)で移動した地名をざっと挙げると、繁華街の栄、JR名古屋駅近くの笹島、名駅南にはじまり、太閤通、黄金陸橋、大須観音、鶴舞公園、名古屋工業大学、吹上、飯田街道、田辺通、瑞穂陸上競技場、天白川、野並、中川区の昭和橋、中川運河、新栄、覚王山、日泰寺。これらは実在するので、景色を思い描きながら読みました。

タイトルにもある「シロノワール」とは、名古屋でよく見かける喫茶店「コメダ珈琲店」の名物デザート。温めたデニッシュの上にソフトクリームがたっぷりトッピングされたもの。結構ボリュームがあるので、ひとりで食べるには勇気が要ります。(笑) 「コメダ珈琲店」は近畿、関東地方にも進出しているので、甘党の方は機会があれば一度お試しください。

最後のクライマックスで覚王山にたどり着いたときは驚きました。いえ、近所なので。日泰寺参道の「覚王山商店街」には古い食堂、喫茶店、寿司屋、駄菓子屋、紅茶専門店、花屋、履物屋、畳屋、医院などが並ぶ中に、ギャラリー、お洒落な小物やアクセサリーを扱う店がまじって、アジア的な独特の雰囲気を醸し出しているのです。毎月21日の縁日には参道を人が埋め、春と夏には「覚王山祭り」が開催されます。

物語にも登場した日泰寺参道入口のスターバックス。そこにスタバができたときは古い街並みとはあまりに異質で違和感があったのですが何年か経ち、参道にお洒落なケーキ屋さん「シェ・シバタ」がオープンして、新旧や「宗派」を超えて受け入れていくのが覚王山なのだと思うようになりました。

徳永の恩師は一体どこへ消えたのか。探し出すことはできるのか。ちょっと大人びた高校生探偵の活躍をお楽しみください!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二階堂黎人の私が探した少年のような、ハードボイルドのパロディ作品と考えていいと思う。それと、ここぞとばかりに出てくるご当地ネタが(名古屋には行ったこともないが)楽しい。

実はハードボイルドはパロディと合うと思うので、ユーモアミステリーとしてはなかなかいいと思う。

それと作者得意の少年のアイデンティティにかかわる命題もほんのりと加えていて、いい感じに仕上がっている。

ごく個人的な意見として、もうちょっとはっちゃけてもいいのかな?と思ったので☆は-1で
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年5月16日に日本でレビュー済み
半熟のまま、ハードにボイルド。

あらすじ

夏休みが終わり、高校に復学した高校生探偵甘栗晃。
そこで彼を待っていたのは、戦車と恐れられた元不良の徳永だった。
自分の目前で消えてしまった恩師を探してほしいと言うのだが・・・

感想

主人公の甘栗の一人称が特徴的で『私』
高校生で『私』はないだろと突っ込みをいれたくなりますが
この語り口が作中の雰囲気作りにかっているのは間違いなし。

ハードボイルド定番の消えた女性を探す話。
探すうちに大きな事件に巻き込まれてしまうのもまた定番。
すごい謎やトリックはありませが、
さりげなくこちらの視線をずらしてくるところは油断ならない。

ギミックの代わりにページをめくらせてくれるのが
名古屋のご当地話(秘密のケンミンshowみたいだ)や
主人公と元不良との友情に似た微妙に共鳴する関係。
ページはすらすらと進んでいきます。

話はとんとん進んでいきますが
最後に主人公が語る推理は苦みが効いて、ある意味ぞっとする。
この苦みがハードボイルド。
意識と無意識のはざまの悪意が上手く描かれています。

読んでからの一言
今作の裏テーマは少年チャンピオン。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月30日に日本でレビュー済み
地元のネタが満載ということを聞いて読んでみました。
作者の文章に対するこだわりは取って感じられましたが、自分には少々合わない書き方で、ストーリーに入りこむまでが少し苦痛でした。
オチの話になってしまうので詳しくは書けませんが、読後感があまりよくありませんでした。後味が悪かったです。
この作者のほかの本を読んだことがないのでこれが作風だと言われれば仕方ありませんが、ミステリーというにも少々弱い気がします。
名古屋ネタだけ楽しむものとしては面白いのかもしれません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート