「ファンシイ〇ンス」や、杜康潤さんのマンガが好きだったので読みました。
もっと明るいストーリーだと思ったけれど、けっこうシリアスでしたね。
涅槃寺で主人公たちがやってることは、
(本人たちも、「お寺ごっこと言われ続けてきた」と言ってますが)
やっぱりただの「堂守り」では??
住職の資格を持ってやって来たのに、「檀家がいない」まま
3年って・・・ さすがにそれはどうかと。
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スリーピング★ブッダ 単行本 – 2010/9/25
早見 和真
(著)
僧侶は、人を救うためにいるんじゃないのか? 旧弊な世襲システム、そして仏教そのものに疑問を抱く若きふたりの禅僧。『ひゃくはち』で鮮烈デビューを飾った著者が描く、まったく新しい青春パンク小説!
- 本の長さ379ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2010/9/25
- ISBN-10404874108X
- ISBN-13978-4048741088
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商品の説明
著者について
1977年神奈川県出身。大学在学中よりさまざまな媒体にてライターとして活躍。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。同作は早くも映画化、コミック化され話題を呼ぶ。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/9/25)
- 発売日 : 2010/9/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 379ページ
- ISBN-10 : 404874108X
- ISBN-13 : 978-4048741088
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,725,636位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青春小説として面白く読めた前半に比べ、後半は正直読むのが辛くなった。
エキサイティングな前半は確かに楽しめたが、
仏の教えについて何らかの期待を持って読むのであれば全くの期待はずれ。
既存の価値観とか常識の歪んだ一面や不条理を、
勢い良く突き崩す爽快さがまさにパンクな魅力を放っているが、
そのあとに残された瓦礫を前に、なんともいえない無力感が漂うばかり。
皮肉にも青春パンク小説という看板には偽りなし。
エキサイティングな前半は確かに楽しめたが、
仏の教えについて何らかの期待を持って読むのであれば全くの期待はずれ。
既存の価値観とか常識の歪んだ一面や不条理を、
勢い良く突き崩す爽快さがまさにパンクな魅力を放っているが、
そのあとに残された瓦礫を前に、なんともいえない無力感が漂うばかり。
皮肉にも青春パンク小説という看板には偽りなし。
2010年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書店では手にとっただけで買わずに、でも気になってamazonで購入。
結果大成功でした。
序章が特にさえていて前半から一気に引き込まれ、途中寺のシーンでやや重たくなりましたが、後半はラストまでページをめくるのが止まりませんでした。
結局二日で読み切りました。
読書したな〜という読後感です。
大満足。
読み終えてから表紙を見直すとクスリと笑えます。
結果大成功でした。
序章が特にさえていて前半から一気に引き込まれ、途中寺のシーンでやや重たくなりましたが、後半はラストまでページをめくるのが止まりませんでした。
結局二日で読み切りました。
読書したな〜という読後感です。
大満足。
読み終えてから表紙を見直すとクスリと笑えます。
2011年8月28日に日本でレビュー済み
著者の早見さんの高校時代の経歴を知り、応援しています。
この作品も、その縁で読みました。
前半は楽しみました。
以前見学した事のある永平寺の様子を頭に浮かべながら、僧侶を目指す、または、僧侶にならざるを得ない若者達の青春時代の苦悩を興味深く読みました。
面白いところに着眼して下さったと思います。
しかし、後半、カルト色が出てきてから、私には、何が言いたいのかよくわからなくなりました。
「考えろ」と言いながら考えていないような登場人物たち。
何でもかんでも思いついたものを詰め込んだようなとりとめのないストーリー。
楽しめませんでした。
次の作品に期待します。
この作品も、その縁で読みました。
前半は楽しみました。
以前見学した事のある永平寺の様子を頭に浮かべながら、僧侶を目指す、または、僧侶にならざるを得ない若者達の青春時代の苦悩を興味深く読みました。
面白いところに着眼して下さったと思います。
しかし、後半、カルト色が出てきてから、私には、何が言いたいのかよくわからなくなりました。
「考えろ」と言いながら考えていないような登場人物たち。
何でもかんでも思いついたものを詰め込んだようなとりとめのないストーリー。
楽しめませんでした。
次の作品に期待します。
2010年10月12日に日本でレビュー済み
補欠高校球児の姿を活写した「ひゃくはち」から2年と3ヵ月。
待ちに待った2作目の本作の題材は、しかし、ベストセラーとなったデビュー作とはまったく異なる。
長い年月をかけて、“出自”とはあえてかけ離れた作品を書き上げた著者の、覚悟を感じずにはいられない。
禅宗の敬千宗の大本山・長穏寺に、寺の跡取りとなることが決まっている広也と、“安定”を理由に就職先に寺を選んだ隆春という対照的な若者が2人、上山する。
そこで、見た長穏寺の現実とは……。
多くの発見がある。はっきり言って、僧侶に対する嫌悪感も抱く。
だけどもその中で、宗教とは、救いとは、家族とは、と繰り返し問う2人の姿に、次第に身体の深いところでその問いを自分に投げ掛けていることに気づく。
だから、物語を行く先を、段々と自分の思う方向へ考えたくなる。
しかし、著者はそれを許しれくれない。いい意味で大いに裏切られる。
この裏切りが、ページを捲る手を益々上げる。
確かに宗教がテーマのひとつなのかもしれない。
だが、読後覚えたのは、世に溢れすぎる情報のなかで、頭で考えることをあきら、放棄し、他の誰かの意見や考えに従いがちな自分に対する警鐘を鳴らされた感慨だ。
不恰好でも、恥ずかしくても、失墜の恐怖にからても、のた打ち回りながらも、己の頭でとことん突き詰めよ――。
第一級の社会派エンターテインメント作品。
待ちに待った2作目の本作の題材は、しかし、ベストセラーとなったデビュー作とはまったく異なる。
長い年月をかけて、“出自”とはあえてかけ離れた作品を書き上げた著者の、覚悟を感じずにはいられない。
禅宗の敬千宗の大本山・長穏寺に、寺の跡取りとなることが決まっている広也と、“安定”を理由に就職先に寺を選んだ隆春という対照的な若者が2人、上山する。
そこで、見た長穏寺の現実とは……。
多くの発見がある。はっきり言って、僧侶に対する嫌悪感も抱く。
だけどもその中で、宗教とは、救いとは、家族とは、と繰り返し問う2人の姿に、次第に身体の深いところでその問いを自分に投げ掛けていることに気づく。
だから、物語を行く先を、段々と自分の思う方向へ考えたくなる。
しかし、著者はそれを許しれくれない。いい意味で大いに裏切られる。
この裏切りが、ページを捲る手を益々上げる。
確かに宗教がテーマのひとつなのかもしれない。
だが、読後覚えたのは、世に溢れすぎる情報のなかで、頭で考えることをあきら、放棄し、他の誰かの意見や考えに従いがちな自分に対する警鐘を鳴らされた感慨だ。
不恰好でも、恥ずかしくても、失墜の恐怖にからても、のた打ち回りながらも、己の頭でとことん突き詰めよ――。
第一級の社会派エンターテインメント作品。