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真説 光クラブ事件 ―東大生はなぜヤミ金融屋になったのか― 単行本 – 2004/11/19

3.8 5つ星のうち3.8 9個の評価

49年一人の天才が日本を震撼させた。語られなかった真実を探る衝撃作!
東大生・山崎晃嗣が自殺した日、日本の戦後は終わった。天才的な頭脳と徹底的なリアリスムで闇の世界に生きた彼をかきたてたものは何だったのか? 数々の伝説に彩られた男の真実の姿を描く傑作ノンフィクション!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店 (2004/11/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/11/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 308ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048837788
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048837781
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 9個の評価

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保阪 正康
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東大で同窓生の二人の異才……山崎晃嗣そして平岡公威こと三島由紀夫。
ともに戦争中に学生時代を送った。
敗戦後、東大法学部で、二人は交流があった。
二人とも同窓生たちと交わらなかった。
そして二人とも11月25日に自殺した。
山崎は戦後の日本と日本人に、挑戦するかのようにヤミ金融会社を起して、女に裏切られて死んだ。
三島は山崎の死後、彼をモデルに「青の時代」という小説を書いた。
「新説 光クラブ事件」は、50年前の事件でありながら、いまだに私たちの心に突き刺さってくる。
それはこの山崎というベンチャーが挑戦したものが、政治やイデオロギーではなく、「世間」だからだ。
もっともらしい正論や、信念のない現実主義者のずるさ、裏切り、そんな人間の生臭さは無くならない。
「世間」は無くならない。
いつだって「世間」は「青い人間」を食い物にする。
だから「青の時代」という三島の書いた小説は、
山崎へのレクイエムなのだろう。
一気に読めました。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月29日に日本でレビュー済み
学徒動員、戦後のヤミ経済といった背景との関係はよく書かれているし、現役東大生、木更津市長の息子、三島由紀夫の友人という観点も面白い。

だけれども、「真説」という程に、想像しえない事実や因果関係が明らかにされている訳ではなく、かえって(かなり発生確率は低いのだろうけれども)こうした人物が出てきても不思議ではなかったと思う部分が多い。

「真説」だとか「東大生はなぜヤミ金融になったのか」というのは煽りすぎかな。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月6日に日本でレビュー済み
山崎本人を掘り下げ、家と家族を推察し、同じ教室で講義を受けたであろう三島由紀夫と山崎の関係性、
そして、東大法学部の現役学生で高利貸しの山崎に対する、東大法学部卒の官吏(検察庁、法務省、大蔵省など)の発想と、
さまざまな視点を、丹念な調査と多方面へのインタビューで、読み応えある一冊になっている。

読み返すたびに、気づくことがありそうな、本棚に置きたい一冊。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年11月27日に日本でレビュー済み
まず、アマゾンの「ヤミ金融王-東大生・山崎晃嗣と『光倶楽部事件』」というタイトル表示は適当ではないと思います。表紙の画像イメージにある「真説光クラブ事件-東大生はなぜヤミ金融屋になったのか」というのが正しいかと。読者が混乱しそうです。
さて。
戦後の混乱期、ヤミ金融屋となり逮捕拘束を経て事業が破綻し、自殺してしまう東大生・山崎晃嗣に関するノンフィクション。戦争の荒廃、東大、学生社長、ヤミ金融、派手な女性関係、破綻と自殺...、古い事件についてはぼんやりと知っていて、その主人公だから、さぞかし世間から逸脱した人物なのだろうと興味を持ってこの本を手に取った。確かに変わったところは多いのだが、全体に神経質で根は育ちの良さを感じる線の細い人間というイメージを抱く。また現代の動機を持たない殺伐としたいくつかの犯罪や犯人像と比較すると、ある価値観を保持し、その実現を目指す山崎の人間性はある意味「健全」で「古典的」に映る。
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年4月15日に日本でレビュー済み
 「ヤミ金融」は、正確な表現ではない。これは、2000年以降にハッセイした犯罪者的金融業者を指すのであるから。

 光クラブの実体は、現在のヤミ金融とは違う。しいて言うなら、出資法違反の高利貸しということになろうか?

 この事件については、従前、「アプレゲールの戦後の退廃が生んだ特殊な犯罪」というくくられ方をして来た。しかし、著者は、丹念に関係者の証言や資料に当たって、一種の「天才」が犯罪者に陥っていく過程を描こうとしている。

 しかし、「東大生」「三島由紀夫とお同い年」「ヤミ金融という現代の犯罪の当てはめ」という前提事実を作ってしまったために、どうしても牽強付会の部分が出てきてしまい、「真説」かどうか真偽のほどが分からなくなってしまった。

 残念。☆1つ減点
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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