お亡くなりになってしまい、とても残念です。
日記形式でとても読みやすかったです。
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再婚生活 単行本 – 2007/6/1
山本 文緒
(著)
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104048839756
- ISBN-13978-4048839754
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 285ページ
- ISBN-10 : 4048839756
- ISBN-13 : 978-4048839754
- Amazon 売れ筋ランキング: - 646,636位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,143位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1962年神奈川県生まれ。OL生活を経て、人間関係の繊細なずれから生じる喪失、慈しみをテーマに作家活動を続け、現在に至る。『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞を、『プラナリア』で第124回直木賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 再婚生活 私のうつ闘病日記 (ISBN-13: 978-4041970164)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恋愛中毒で一世を風靡した(笑 山本さん。
編集の人と再婚したというのは知っていたけど、
最近新刊がないなと思ったら、こういう事情だったんですねぇ。
欝病の日々を淡々と日記に綴ってます。
けっして暗くはありません。
結構笑えます。
でも・・・どうも私は、これを読んで、調子が悪くなったような気がします。
欝って、移りますね。
特に、精神が弱っているときは。
やめときゃよかった。
編集の人と再婚したというのは知っていたけど、
最近新刊がないなと思ったら、こういう事情だったんですねぇ。
欝病の日々を淡々と日記に綴ってます。
けっして暗くはありません。
結構笑えます。
でも・・・どうも私は、これを読んで、調子が悪くなったような気がします。
欝って、移りますね。
特に、精神が弱っているときは。
やめときゃよかった。
2008年2月7日に日本でレビュー済み
山本さんの本を待っていました!
私は友人から薦められた恋愛中毒で
山本さんの本が好きになりました。
でもなかなか新刊がでない・・
そしてやっと出たのが、鬱日記のこの「再婚生活」でした。
(好きな作家さんだと、内容も知らずに読み始めることが多く、
最初は鬱日記だとは知りませんでした。)
作家さんの鬱病日記ってどんなんだろうと読み始めました。
・・・重い。読んでいて一緒に疲れてしまいました。
途中で断念しようかと思いました。
でもラスト100ページくらいになって急にすらすら読める
ようになってきて、うつ病も患いつつある私は、
そうそう!と共感しながら読んでいました。
読み終わってあの寝たきりで動くことさえままならない
うつのしんどい時、山本さんはこと細かに日記を書いていたんだと
思うと、尊敬の念が沸いてきました。
すばらしいです!
私がとくに共感したのは
「うつ病患者はいざという時には、健常者並に装うことができるのだ。
ただし、その前と後が大変なことになるのだが」
というところと
「いい大人なのに、その日になってみないと
起きられるかどうかわからないのだ」
というところです。
重い鬱から抜けた私は今でもこの傾向があって、
あ〜他の人もこんなもんなんだぁと気が楽になりました。
他にも睡眠・体調などなど波があるもんなんだと
分かっていたけど、実際に病気の本人さんの言葉で日記になっていたので、
少し自分のことを受け容れられるようになりました。
いまうつ病を患っていて、少し余裕がある方は
この本を読んでみてください。
きっと少し気がラクになるはずです!
山本さん、ありがとうございました。
回復お祈りしています。
私は友人から薦められた恋愛中毒で
山本さんの本が好きになりました。
でもなかなか新刊がでない・・
そしてやっと出たのが、鬱日記のこの「再婚生活」でした。
(好きな作家さんだと、内容も知らずに読み始めることが多く、
最初は鬱日記だとは知りませんでした。)
作家さんの鬱病日記ってどんなんだろうと読み始めました。
・・・重い。読んでいて一緒に疲れてしまいました。
途中で断念しようかと思いました。
でもラスト100ページくらいになって急にすらすら読める
ようになってきて、うつ病も患いつつある私は、
そうそう!と共感しながら読んでいました。
読み終わってあの寝たきりで動くことさえままならない
うつのしんどい時、山本さんはこと細かに日記を書いていたんだと
思うと、尊敬の念が沸いてきました。
すばらしいです!
私がとくに共感したのは
「うつ病患者はいざという時には、健常者並に装うことができるのだ。
ただし、その前と後が大変なことになるのだが」
というところと
「いい大人なのに、その日になってみないと
起きられるかどうかわからないのだ」
というところです。
重い鬱から抜けた私は今でもこの傾向があって、
あ〜他の人もこんなもんなんだぁと気が楽になりました。
他にも睡眠・体調などなど波があるもんなんだと
分かっていたけど、実際に病気の本人さんの言葉で日記になっていたので、
少し自分のことを受け容れられるようになりました。
いまうつ病を患っていて、少し余裕がある方は
この本を読んでみてください。
きっと少し気がラクになるはずです!
山本さん、ありがとうございました。
回復お祈りしています。
2008年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は少しせつない本でした。以前の山本文緒さんからは感じられないうつ病生活。とても辛く孤独を感じたことと思います。違った文体で元気がない事までこちらに伝わってくる気がしました。人それぞれ悩みはありますが、大好きな作家なので強く生きてほしいです。日々の生活の中からの復活を期待します。
2022年3月16日に日本でレビュー済み
初めにうつ病に罹患した旨が書いてありませすが、飲みに行ったり「おなかいっぱになったらクラブでしょー」などと書いてあるのを読むと、うつ病でも薬を服用すればほぼ日常生活を(落ち込むことなどうつ病の方でなくともあることだし)送れるのではと誤解しそうでした。
出版社の接待、モスバーガーやファミリーレストランで知人とおしゃべり。入院しても患者仲間と外でお茶・・。入院するほどでも人間関係を院内で作れるのはびっくりでした。自分ならきっと個室から出ない。表層的な付き合いだとしても他人と関わる状況になるまいというのは思い込みのようでした。
日にちもところどころ抜けているなあと思ったら、文庫本で加筆されているようです。
調子のよい時は書く、調子の悪い時は書かない、では「うつ病日記」としては片落ちでは、と思ったら文庫本では加筆されているようです。
興味がないので文庫本は読みません。山本さんの作品はエッセイではなく小説を読もうと思います。
出版社の接待、モスバーガーやファミリーレストランで知人とおしゃべり。入院しても患者仲間と外でお茶・・。入院するほどでも人間関係を院内で作れるのはびっくりでした。自分ならきっと個室から出ない。表層的な付き合いだとしても他人と関わる状況になるまいというのは思い込みのようでした。
日にちもところどころ抜けているなあと思ったら、文庫本で加筆されているようです。
調子のよい時は書く、調子の悪い時は書かない、では「うつ病日記」としては片落ちでは、と思ったら文庫本では加筆されているようです。
興味がないので文庫本は読みません。山本さんの作品はエッセイではなく小説を読もうと思います。
2008年3月23日に日本でレビュー済み
山本文緒氏のファンで本書購入
本書は、日記方式で、読みやすい作りになっている。
うつ病でありながら、この方の文章センスは健在で、失礼なのかもしれないが、何度も、文章が面白くて笑ってしまった。そして読み終わったあと、かなり前向きな気持ちに
自分が本書を手にとってのは、大切な知り合いが、うつ病をかかっていることもあり、活路があればという気持ちからでもあるが、改めて本書を、読んで周りの支えが、どれだけ大事か痛感。献身的に山本文緒氏を支えた王子は立派。
今、うつ病にかかっている方や、支えている方も、本書を読んで損はしないのでないだろうか?
本書は、日記方式で、読みやすい作りになっている。
うつ病でありながら、この方の文章センスは健在で、失礼なのかもしれないが、何度も、文章が面白くて笑ってしまった。そして読み終わったあと、かなり前向きな気持ちに
自分が本書を手にとってのは、大切な知り合いが、うつ病をかかっていることもあり、活路があればという気持ちからでもあるが、改めて本書を、読んで周りの支えが、どれだけ大事か痛感。献身的に山本文緒氏を支えた王子は立派。
今、うつ病にかかっている方や、支えている方も、本書を読んで損はしないのでないだろうか?
2010年11月4日に日本でレビュー済み
この本に書かれていたことを読んで、多くの人は驚いたらしい。
仕事で成功し、大きな財産を築き、優しい夫に恵まれても鬱になることがあるのだ、と。
しかしこの作家が、離婚に傷ついた、男性の承認を強く求めるタイプの女だと考えれば、鬱は予想された当然の出来事なのである。
作家は、新しい夫がいると強いストレスを感じる。
なぜなら、おびえているからだ。第二の夫に、第一の夫のように嫌われてしまったらどうしようかと不安だからだ。
だから夫に対してものすごく気をつかうし、夫がくることにストレスを感じる。
そのストレスは「夫を失うかもしれない」という不安からくるものだから、作家の「夫がストレスになるから、できるかぎり離れていよう」とする行為は、ますます不安を増幅して、病はどんどん進行するわけである。
病気の原因に気づいていないのは、本人だけなのである。
案の定、病が抜き差しならないほど酷くなって(これは彼女の防衛本能による意図的な悪化だろう)、夫が彼女といっしょに住まざるをえなくなるに至って、彼女は回復するのである。
精神分析的に見ると、ものすごくわかりやすい事例である。
単行本版には、日記に空白期間が多く、その時期何が起こっていたか(病状の悪化。鬱が酷いときには文章は書けない)わからないので、加筆補完した文庫本版をおすすめします。
仕事で成功し、大きな財産を築き、優しい夫に恵まれても鬱になることがあるのだ、と。
しかしこの作家が、離婚に傷ついた、男性の承認を強く求めるタイプの女だと考えれば、鬱は予想された当然の出来事なのである。
作家は、新しい夫がいると強いストレスを感じる。
なぜなら、おびえているからだ。第二の夫に、第一の夫のように嫌われてしまったらどうしようかと不安だからだ。
だから夫に対してものすごく気をつかうし、夫がくることにストレスを感じる。
そのストレスは「夫を失うかもしれない」という不安からくるものだから、作家の「夫がストレスになるから、できるかぎり離れていよう」とする行為は、ますます不安を増幅して、病はどんどん進行するわけである。
病気の原因に気づいていないのは、本人だけなのである。
案の定、病が抜き差しならないほど酷くなって(これは彼女の防衛本能による意図的な悪化だろう)、夫が彼女といっしょに住まざるをえなくなるに至って、彼女は回復するのである。
精神分析的に見ると、ものすごくわかりやすい事例である。
単行本版には、日記に空白期間が多く、その時期何が起こっていたか(病状の悪化。鬱が酷いときには文章は書けない)わからないので、加筆補完した文庫本版をおすすめします。