なんの前置きもなくいきなり始まる物語。
起承転結の起の部分がない感じです。
そしてレトロゲームマスターと言いつつ、語られるうんちくは、
中学生でもネットがあれば調べ上げられるレベル。
マスターまで言うのなら、当時のゲーム業界のウラ事情とか、
8ビットゲーム機の性能限界とか、
もっといろんなことを語って欲しかった。
主人公渋沢は、不良という設定だけど、あんまり不良って感じじゃない。
どちらかというとただの人間嫌いのゲームオタクって感じです。
物語は淡々と綴られます。
うんちくと呼ぶには貧弱な知識しか出てこないし、
某残念系部活のように笑える描写があるわけでもない。
過剰な萌えも全くといっていいほど描かれない（個人的には不要ですが）。
全体的に、何が書きたいのかよく分からない作品です。
星2つと言いたいところですが、2巻の後半の私服イベントがちょっとよかったので
ぎりぎりで星3つにしました。
でも、これで終わりだと思ったら続きが出てるんですよね…。
シリーズ化できるレベルの内容とは正直思えないんですけど…。
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