１巻の時から気になっていた作品です。２巻を読んで改めて面白いなと思いました。
他作品の能力者バトル物と比べるとしょっぱい点や薄さが目立ちますが、そこが逆に現実的な部分を引き出していると思います。
グロテスクな表現も相まってリアルな痛みの表現や戦闘描写が目を引くと思います。
視点がころころ変わって読みにくい部分も見られますが、それが色んなキャラの立ち位置や味を引き出しているのできちんと状況を理解して読むとこの作品の作りこみの深さがわかります。
キャラの台詞回しも素晴らしく引きつけられるようなかっこよさや美しさを演出しています。
何より今回のブリキさんの絵はとてもかっこいいです。こんな絵も描けるんだなと驚きました。これからのトカゲの王に期待です。
「やぁ私は王子様。テメェを拐かしにやってきたよ」
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