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僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書 214) 新書 – 2012/4/10
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2012/4/10
- 寸法10.8 x 1.1 x 17.6 cm
- ISBN-104048865390
- ISBN-13978-4048865395
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商品の説明
出版社からのコメント
日本国内の企業も例外ではなくなる時代がそこまで来ています。
あなたの会社にも他国からの人が入社し、
あなた自身も将来は他国の会社で働くかもしれません。
本書はこれから企業に就職する人たちや、いま企業に勤めている一般社員と管理職、
独立・起業を目指している人たちにぜひ伝えたいエピソードや教訓で構成しました。
最悪の状態から時価総額世界一企業へと成長を遂げたアップル躍進の秘密にはじまり、
著者がその環境で会得したさまざまな教訓を実践的に紹介しています。
掲載した主なテーマは以下のとおりです。
★強さの鍵は「シンプル志向」にあり
★美しく魅力的な職場の秘密
★製品開発の原則〜上流の工程に注目せよ
★サーフィン感覚で物事を進める
★基本は「準備・実行・後始末」
★社内政治は必要悪
★転職を常にオプションのひとつに
著者について
Matsui Hiroshi
神奈川県出身。地元の高校を卒業後、渡米。
オハイオ・ウエズリアン大学卒業。沖電気工業株式会社、
アップルジャパン株式会社を経て、2002年に米国アップル本社の開発本部に移籍。
iPodやマッキントッシュなどのハードウエア製品の品質保証部の
シニアマネージャーとして勤務。
2009年に同社退職。スティーブ・ジョブズが亡くなった際、
ブログ「まつひろのガレージライフ」に掲載した
「Steve Jobsの思い出」が話題になった。
About this Title
まるで不良が跋扈して荒れている底辺高校のようなひどい状態でした。
しかしスティーブが会社という器を変えたことで、社員たちは大きく変わっていきました。
私はあの腐ったリンゴだったアップルがここまで変わることができるのならば、
どの会社でも大きく生まれ変わることができるのではないかと思います。
なぜアップルやグーグル、フェイスブックが日本で生まれず、
アメリカで生まれたのでしょうか?
なぜヒューレット・パッカードやデルはクールな製品が出せず、
アップルに出せるのでしょうか?
なぜ日本の会社はなかなか変われないのでしょうか?
それはそれぞれの会社が持つ文化や行動哲学などが創り出す
「環境」の差だと私は考えています。
スティーブ・ジョブズの偉大さというのは、
マックやiPodを世に送り出したことではなく、
アップルという「環境」を創ったことでしょう。
(まえがきより)
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2012/4/10)
- 発売日 : 2012/4/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4048865390
- ISBN-13 : 978-4048865395
- 寸法 : 10.8 x 1.1 x 17.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 611,113位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,376位角川新書
- - 2,464位マネジメント・人材管理
- - 2,517位コンピュータサイエンス (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
沖電気工業、アップルジャパンを経て、米国アップル本社に移籍。iPodやマッキントッシュなどの品質保証部のシニアマネジャーとして7年間勤務。2009年に同社退職。カリフォルニア州にて保育園を開業。15年フィリピン・セブ島にて Brighture English Academy を創設。著書に『日本人のための 一発で通じる英語発音』『企業が「帝国化」する』など。
Twitter: twitter.com/Matsuhiro
ブログ:https://note.mu/matsuhiro
Instagram: https://www.instagram.com/hiroshi.matsui66/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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社内政治という言葉を聞いて、いい印象を抱く人はいない。
アップルでの社内政治は上から下まで激烈。管理職の大半はそれで消耗していく。ほかの会社も社内政治はそれなりにあったがアップルに比べればお子様のお遊戯。
人は3人いればそこに政治が始まる。論理で納得しても感情で動くのが人間。正論を吐くだけでは上司部下同僚の協力は取り付けない、社内政治を避けていても食いものにされるだけ。積極的に参加しないまでも自分の職の安定を守るために最低限の対処方法は知っておくべき。
1/社内情報に通じておく 2/自分のグループを商品化する 3/メールウェブなどツールを駆使して社内マーケティングに活かす 4/ダメージ受けた時のコントロールは注意のしどころ 5/便利屋にならない 6/仁義をきる
これらの技術を駆使して、社内政治に熱心な人をある程度牽制しつつ、バッシング受けたり、手柄を持って行かれたり、非難を浴びることもあるが、振り回されず、実績を作って自分の立ち位置を築くのが一番賢い社内政治の立ち回り方。
「説明スキル」
説明責任は平社員からトップまでずっとついて回る。アメリカはそもそもその責任を重んじる社会。アップルはなおさら。説得力あるプランがあると予算とリソースなども獲得しやすいので、聞かれる前から答えを用意しておく。あるいは聞かれた時はよどみなく説明ができるよう、普段から回答を持っておくことも必要。
説明上手であることはいろいろなシーンで非常に役に立つスキル。わかりやすい文章が書ける、話ができる、プレゼンテーションができる、お客様はもちろん上司同僚と円滑に仕事していく上で欠かせないスキル。
「準備・実行・後始末」
家事仕事スポーツなどはどれをとってもこの三つのフェーズに分けて考えることができる。多くの人は実行の部分にフェーズをフォーカスしがちであるが、どれも同じくらい重要。
準備が用意周到し切れば準備そのものが目的化し実行に移す際には疲れてしまっている。
一方で準備が全く足りない人もいる。実行に入ってから大変になり結果として仕事が期限に間に合わなくなり信頼を失う、一番困るケース。
よく出荷直前に判明した深刻な障害を徹夜で修正しヒーロー気取りになっている人がいるが、大抵の場合、本人が開発の準備段階である設計時に詰めの甘い設計をし、最後のその付けを徹夜という形で払っているだけ。本人だけならまだしも大勢の人を巻き添えにしている。こういうタイプの人はヒーロー気取りを早い時期に打ち砕いてあげたほうが本人のためになり周囲の影響も最小限に食い止められる、
準備実行後始末のサイクルは単調な毎日にリズムをつけていく武器。スピードとメリハリをつけて素早くやったほうがうまくいくことが多く、途中でダレてしまうことを防げる。それぞれのサイクルに期限や時間制限を設け、リズム良く行っていくことが大切。
特に準備と後始末はマネージャーが率先してやらなければならない。進む方向を見定めて先回りして的確な指示が必要。
「上司を味方につける」
どんな人が出世するか、それは事前にはわからないこと。ただはっきりしているのは、昇進とは下のものが投票して決まるのではなく、上の者が候補者の特定の資質を見込んで決めるもの。部下思いの人格者が出世するというわけではない。求められる資質やタイプの管理する部署によって異なる。少なくとも頭の回転の遅い人は出世できない。おそらくあなたの上司は少なくともあなたと同等程度に頭が良く、おまけに運も強く、抜け目なく、さらに利害関係に非常に敏感なタイプである可能性が極めて強い。そういった事実を踏まえた上で、上司を味方につける。
1/上司の権限と責任はとてつもなく大きい 2/上司をお得意様と考え賢く営業しよう
3/上司を知り、先読みして下準備をしておこう 4/あなたの手柄は上司の手柄、だからいつも全力で仕事に打ち込むのが第一歩。5/提案を心がけよう
上司を味方につけるのならば、つまるところ行動によって信用を獲得し、それを土台に人間関係をつくるということ。そこまでいって上司への営業活動が効力を発揮する、仕事もろくにできないで上司に取り入るのはただのうざい人、まずは自分の言葉に責任を持ち、言葉と行動を一致させることで、少しずつ上司の信頼を勝ち取り、やがて自分の強い身からになってもらうことができる。
上司には簡単にnoと言わない。アップルではご法度だった。重要なことは上司の問題を切実な問題と捉え、そう解決できるかを考え、真剣な態度を見せること。または、現行のやり方とは全く異なる新しいやり方を考え出して欲しいかもしれない。あなたの役割は上司が正しい判断を下せるよう正確な情報を素早く提供することです。
私自身は実現可能性が極めて難しい感じた場合は「実現するのは相当難しいと思います」という言い方でNOという断定的な返事は避けるようにした。こうすることで私がNOといった場合は、「こいつがNOというから本当にNOだな」とわかってもらえるようになった。
「人生において本当に取り返しのない失敗なんてほとんどない」
スティーブ・ジョブス自身、アップルから追い出され、NeXTも鳴かず飛ばずだったのに結局はピクサーとアップルで返り咲いた、本当に恐れなければならないのは「恐れ」そのもの。不安を感じている暇があったら手を動かし、頭を使い、新しい知識、モノの見方、スキルなどなど、身に付けられるものは何でも身につけた方がずっと楽しい人生になること請け合い。
世間も分裂をし始め、なにを信じていいかわからない時代。そんな時代なだからこそ、人に期待値ではなく、自分の直感に従って歩んでいくべきだ。
世の中は考えてもわからないことでいっぱい。未知のことを恐れ、考えすぎて不安い駆られるよりも、ちょっと考えたらどんどん手を動かしてみた方がずっと建設的だ。また、どんな仕事も最初の一歩がいちばん大変。
年賀状を書くのもデータ入力も芝刈りも見積もり取るのもとにかく始めるところが大変で、始めさえすれば後はなんとかなることが多い、あれこれ考えると、この始めるところがますます重く感じされてしまう。だからあまり考えずにとりあえず手をつける。そんな感じで何でもやっていくと、いろんなことが軽くなる。
失敗のコストを下げるのはとても大切だ。プロテクターをしっかりつける、浅いプールで練習する、そうすれば少々失敗してもすぐに立ち直ってまた取り組める。失敗の原因を分析することができる。
「人生は一度」
明日死ぬかもしれない。時間の許す限りなんでも挑戦しよう。時間の捻出は工夫次第でできる。やりたいことの優先順位をつけて書き出し整理する。考えすぎず失敗を恐れない。死ぬときに「ああ、いろいろチャレンジせず、日々同じことの繰り返しで本当に良かった」と思う人はあまりいない。
業務でもやり方を根本的に変えない限り、いままでをはるかに上回るアウトプットなど生み出せない、失敗を恐れず、慣習や周囲の批判などにとらわれず色々挑戦することが大切。失敗したら別のやり方を試みれば良い。
見たいなのを期待したが少し違和感。
題名はある意味正しくまさしく「僕がアップル学んだこと」が書かれている。
ある意味正しいが、正直なところ有名人でも無い人に「僕が」と切り出されてもなんかなぁと思う。
著者のバックグラウンド的にも発売されるタイミング的にも
この本に興味も持った人が期待するのは、
16年間アップルを内部から見続けた人の『学んだこと』ではなく『見たもの』だと思う。
本の値段も安いし、このタイミングで出たのでなければ普通に良かったと思える無いようだけど、
便乗本的な印象は結構ある。
内容は6章に分かれていてそれぞれ違うテーマを扱っている。
時期をウィキなどでいろいろ確認すると
著者が日アップルに勤務していたのは1992〜2001年の9年間。
著者が米アップルに勤務していたのは2002〜2009の7年間。
アメリオの改革時期が1996年2月〜1997年7月。
iMacは1998年5月発表。
iPodは2001年10月発表。
iPhoneは2007年1月発表。
普通に考えれば日本のアップルは日本国内での宣伝、販売、ローカライズ、ユーザーサポートが中心の地域販社の一つだと思う。
この辺の線引きをした上での描写が欲しかった。
たとえば、東京にいて本社からのニュースをどんなルートで聞いたのか、聴いてどう思ったのか、同僚とどんな批評をしたのかとか。
そういう記述がないので、この本での最も鍵となる情報源が曖昧になってしまってる。
>第1章 腐ったリンゴはどうやって復活したのか
著者は2002年から米アップルに勤務しているのでiPodも発売された痕です。完全に復活していて本当に腐っていた時期を生では知らないのではないか?
『復活を語る人』としてはちょっとふさわしく無いと感じる。
>第2章 アップルの成功を支える方程式
いろんな本にある、ありがちなアップルの成功の秘訣を論じている。
ありがちでも、情報源が明確なら価値はあるところだけど・・・。
>第3章 最良の職場を作る
ようやく著者がアップルで腐心した経験の話。
面白いと思う。
ただ成功の範囲が著者の部署無いだけの話なのか、アップル社全域の話なのか不明ではある。
著者のレイアウト論についてはかなり共感できるので、もっと具体的に実験した図面などを数多くのせて
どんな問題がや変化があったのか、などの詳細を書いて一冊の本にしてくれたら買うと思う。
>第4章 社内政治と上手く付き合う
本の趣旨からすると本来脇役的なテーマだが、ある意味一番ためになった。
大抵のコンサル本やビジネス本だと、『真摯に努力すのが一番』的な空論が踊るが
この本(というか章)では
「いい人」は利用されるだけ出世に興味がなくても最低限の社内政治は理解して防衛しろ。
とという感じで鋭く切り込んでいる。
別に目新しい意見ではないはずだ思うけど、はっきりと指針を示せているのは貴重だと思う。
>第5章 上司を味方につける
4章と似た処世術。
ただこっちはちょっと納得が行かなかった。
「上司はあなたの時間や技能、サービスなどを買ってくれる大切なお客様」(p186)
実際には、
・売り手は客を複数持てるが、部下は上司一人だけ。
・客が失敗しても売り手は損はしないが、上司の失敗は部下も被害を受ける。
など構造的な違いがある。
まともな会社ならこの方法で大丈夫というだけの話。
>第6章 己を磨く
著者の人生論。
最初期待したのとは全然違う内容に話が進んでいる。
客観的な文章ばかりが続いていたので、
最後になって著者の人柄がわかる内容の文章が読めたことは良かった。
ITに籍を置くものとしてもっと早く読んでおけば良かった。
仕事上のアドバイスなど参考に出来る部分も有るので、アップルの独創的な仕組みとそれらに触れてきた著者の体験がどのようなものであったのか参考になりました。
副題にもある「環境をよくすることで人、組織を変えることができる」という哲学に貫かれている、人生を悔いなく送るための教訓がまとめられている。ビジネスマンだけでなく、これから社会に出ていく学生の皆さんに読んでもらいたい一冊である。
後半は、前半を前提とした、サラリーマンの教訓や自己啓発に焦点が当てられており、
やや退屈ではありましたが、平易で読み易い文体で、嫌味が無く、
参考になる箇所が幾つもありました。細かくセンテンスが分かれており、
空き時間に少しずつ読み進む事が出来たのは、電子書籍には最適な構成である様に感じました。
ただ前半部分を期待して読んだだけに、後半は肩すかしを食らった感も否めず。
今の日本の会社にとって実に多くのヒントが書かれていると思います。
値段も手頃だし・・・
男女問わず一読の価値があると思います
男女誰もが読んでも勉強になると思う。