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浅葉なつ

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サクラの音がきこえるあるピアニストが遺した、パルティータ第二番ニ短調シャコンヌ (メディアワークス文庫) 文庫 – 2012/5/25

浅葉なつ (著)

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桜が散る頃、その音楽は生まれた――。音楽に翻弄される三人の“音”物語

「音楽で私を感動させてください」ピアニストだった亡き父を未だに憎む智也のもとへ音楽学校首席の天才女子高生からとんでもない仕事の依頼が舞い込んだ。音楽に翻弄される彼らが織りなす自分たちの音物語。

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本の長さ

402ページ
言語

日本語
出版社

KADOKAWA
発売日

2012/5/25
寸法

10.7 x 1.6 x 15 cm
ISBN-10

4048866222
ISBN-13

978-4048866224
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2012/5/25)
発売日 ‏ : ‎ 2012/5/25
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 402ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4048866222
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048866224
寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.6 x 15 cm

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浅葉なつ

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ユウさん

音楽のすばらしさ

2019年7月9日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

浅葉なつ作品の大ファンです。父の残したピアノ演奏を通して人と人が繋がり合うだけでなく、その過程で固く閉ざした主人公の心や思いが鮮やかに氷解させられていくシーンや内容はスメタナ作曲「モルダウ」や大好きなのラベル作曲「ボレロ」を感じさせ、読後に熱いものがこみあげてきて感動しました。最高です。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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にゃんこ

とても温かい作品

2016年1月26日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

最後の方は泣きながら読んでいました。ピアノは全くわかりませんが、引き込まれてあっという間に読みました。
「神様の御用人」シリーズといい、浅葉さんの作品は心が温かくなります。
とても素敵な作品です！

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Mizuki

それぞれが奏でる音

2013年4月21日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

“音”にまつわる3人の物語です。

音楽の知識がそれほどなくても、あっさり読むことができました。
（レビューに「音楽の知識がないので入りにくいと感じた」と書いてる方がいるので、個人差があるかもしれません。）

この作品の魅力は、「心情」だと思います。
父への想いや、天才ならではの苦悩など、それぞれ3人の想いの描き方が丁寧でした。
音に翻弄されながらも、それぞれが奏でる物語に何か感じるものがあると思います。

私には彼らの奏でた“音”が、とても綺麗な音色に聞こえました。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Amazonの　お客様

ピアノだけでない音楽もの

2012年6月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

タイトルに「ピアニスト」やクラシックの曲名が入っているので、ピアノものなのかな？と思っていましたが
あくまでもピアノとシャコンヌは主軸なだけで、
絶対音感や民謡までもを巻き込んで展開する青春物語です。

最後にはほろっとくる場面もあり
クラシックに詳しくない人でも、音楽好きであれば楽しめる作品だと思います。

この作家はデビュー作から追っていますが、かなり成長したと思います。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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白頭

ミケランジェリのシャコンヌを聴きながら読もう！

2013年6月25日に日本でレビュー済み

ピアノ曲、中でもブゾーニ編曲のシャコンヌはとても好きな曲で、
手持ちのＣＤ（ウォークマン）の中でも聞いた回数では
多分三本の指にはいると思います。

それをサブタイトルにした小説をたまたま見つけて読んでみた次第。
とてもよく生かされていると思います。
スケールの大きいこの曲は、うなるような低音や、弱音で徐々に
沸き立ってきて、次第に幾重にも折り重なるような展開が
聴き所のひとつですが、本作でもそれがとてもうまく表現、
生かされている。サクラ舞い散る光景と結びつけたイメージが
新鮮でした。ベーゼンの特有の音色も彷彿とさせ、あとがきで
作者は「音楽表現部分はあくまでエンタメ目的で軽く読み流して
ほしい」みたいなことをかいていますが、どうしてどうして。
今まで読んだ音楽を扱った小説の中では飛び切りいいなと
思いました。「さよならド○○シー」など足元に及ばない（笑）。

通勤電車での読書でしたが、ミケランジェリか園田高弘の
シャコンヌを聴きながら読んでいました。

尚、本作で「謎」のように扱われているベーゼンのエクステ
ンドキーはピアノ好きなら誰でも知っている程度のものでは
ある。スタインウェイ好きのミケランジェリが1955年のワル
シャワライブでシャコンヌをベーゼンで弾いたのも、この
小説にあるとおりの理由でしょう。

とにかく至福の時間でした〜、シャコンヌって本といい曲です。

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ごろごろ

音高生・泰恵のキャラが秀逸！

2013年5月3日に日本でレビュー済み

　同じメディアワークス(MM)文庫の「ドラフィル」3部作をはじめ、クラッシク音楽を
モチーフとした作品を、近頃よく読んでおります。本書は一気読み。自分としては、
お奨めの作品。

　ひとつ。
　以前テレビ番組で、イケメンピアニスト・清塚信也氏が
「ピアニストは、皆、世間知らずの〇〇である」
と暴露されておりました。小さい頃から、ひたすら“英才教育”で小さい頃から
ピアノを弾く生活をされてきた方々だから、どうしても世間一般の“常識”に疎い
のだとか。
　小説の世界でも、おおよそピアニストを目指す存在とは、良家の子女である・・
として描かれております。ところが本作では、その“お〇〇っぷり”も、自由奔放
で愛すべきキャラとして、絶対音感を持つ音楽高生・泰恵に与えられており。
　オジサン読者としては、やっぱりヒロインが魅力的じゃなきゃ！！。

　ひとつ。
　自分なんぞは、なるべくYouTubeでどんな曲なのか？を確認しながら、読み進める
ようにしておるのですが。
　タイトルにも使われている「パルティーク第二番ニ短調シャコンヌ」という曲、
元はバッハの作曲したヴァイオリン曲。それを19世紀末に、ブゾーニという人が
ピアノ曲に編曲したものが、本作のモチーフ。
　（余談ですが、ピアノ曲としては、かなり演奏時間が長い曲では？）
　そして、その曲を弾くために作られたという逸話を持つ、「ベーゼルドルファー・
インペリアル」という、ピアノが登場。
（ベーゼルドルファーというメーカーが製作する、９７鍵のピアノ）

　調べながら読み進めて、ますます作品の世界に引き込まれてしまい。
　自分なんぞは、ある意味“ラノベ”らしい軽妙さも、好評価。　

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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yuuti

うーん……いまひとつ

2012年6月12日に日本でレビュー済み

一般向けとしては特に引き込む文章というわけでもなく、キャラがラノベ寄り過ぎてやや不愉快
ラノベとしてはパンチが足りなくて他のラノベの類似作品に劣る、という印象です

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ジェダイ

これ、良いです

2012年6月10日に日本でレビュー済み

読む前はそれ程期待していなかったのですが、とても良かったです。
偉大なピアニストだった亡き父をもつ便利屋、帰る場所がなく転がり込んできた繊細な聴覚をもつ居候、そこに依頼をもってきた音楽学校の首席女子高生。
この３人を中心に音物語が展開されていきます。
結末はとても感動的で涙が流れてきました。
お勧めします。
メディアワークス文庫のサイトに40ページ弱のサイドストーリーも掲載されているので、
読み終わった後はそちらも一読してみると良いかもしれません。
ただ、どんな作品か参考にする為に、そちらを先に読むのはお勧めできません。
そちらにはこの作品の良かったところが表現できていないので、あくまでおまけです。

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