見出しの通り、私は小説を評価できるほどの人ではないですが・・・
私はこのお話と運命の出会いをしました。
発売後すぐに本屋で主に表紙とタイトルに釣られて購入しました。
読んでみたら一字一句がすごく素敵な表現で、世界観も斬新で感動しました。
昨今のライトノベルのように一つ一つ事細かに説明する文章ではなく、“察させる”タイプの文章だと思います。雰囲気重視ですね。
主人公の二人は、何か壮絶なものを背負っていそうな強くてクールな女の子と、過去の出来事によって精神的な成長に少しブランクがあり、しかしだからこその純粋さを持つ、年の割によく考える女の子です。
確かに旅っぽくはないし、意外と戦闘描写がガッツリ入っていて、初見で読むと戦闘シーンが長く感じます。
このお話は、人があまりいなくなった世界の人々が色々な事を考えながら生きているという事がメインだと思います。
本格的にもう何もかもがイヤになりかけているという人にオススメしたいです。
少しの間、このお話の世界に現実逃避して、少し力をもらって現実に戻ってこれると思います。
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世界の終わり、素晴らしき日々より (電撃文庫 ひ 10-1) 文庫 – 2012/9/7
「コウちゃんは、大丈夫だよね? いなくならない、よね」 敵対する近隣国 『高国(こうこく)』 との開戦直後、突如として人類のほとんどが消えた“終わってしまった世界”。その片隅で出会った2人の少女はボロボロのトラックに乗って旅に出た。 人見知りのチィと皮肉屋のコウがある日たどり着いた街。そこには消失の混乱で散り散りになった 『高国』 の軍人が潜んでいて……。2人の少女が行き着く先、それは──。
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2012/9/7
- 寸法10.7 x 1.7 x 15 cm
- ISBN-104048868942
- ISBN-13978-4048868945
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2012/9/7)
- 発売日 : 2012/9/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4048868942
- ISBN-13 : 978-4048868945
- 寸法 : 10.7 x 1.7 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,320,021位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終末もの、特に人がほとんど居ない世界の話、廃墟となった世界の話が好きなので、この本を手に取りました。
世界観の詳細説明は、他のレビュアーの方が的確にまとめてくれているので、そちらに譲ります。
終わってしまった世界、人類の殆どが消えた世界、と銘打たれてはいますが、そういったイメージは感じませんでした。
伝わる方がいるかわかりませんが、最終兵器彼女の後半の世界事情からもう少し人が少なくなった感じ、に近いかも。
「他の場所・国の状況は不明だけど、消えずに残った人は結構いて、ある程度普通に生活できる」感じです。
タイトルや帯、初めのカラーページから受け取るイメージと違い、
銃撃戦・戦闘のシーンが多かったです。
手榴弾投げたり、アサルトライフルを撃ったりするとは思ってませんでした。
「旅」は、描かれ方が中途半端で、あまり旅っぽさが無く、
唐突に始まる銃撃戦に置いていかれました。
帯には「2人の旅の話」と取り上げられていましたが、この2人の少女に魅力を感じられるかで、
物語の評価は分かれてくると思います。
一人は、少し大人でクールな、経歴不明、銃撃戦もそつなくこなす少女、コウ。(どちらかというとこちらが主人公)
もう一人は、幼さ、無邪気さが目立つ少女、チィ。
2人とも、性格的には嫌いではないのですが、
クールな方は、「殺す」という言葉を使ったり、躊躇いなく銃の引き金を引くことに違和感を感じ、
幼い方は、年齢不相応の幼い言動に違和感を感じました。
2人組み合わさって魅力を発揮するかというと、そうでもなく、
掛け合いも特に惹かれる部分はありませんでした。
こういった部分は、人の感じ方による部分も多いでしょうし、
主人公2人を気に入った場合は★1‾1.5程度プラスしてもよいかもしれません。
「世界から人が消えてしまった原因」については、本編(この巻)では明かされません。
「2人の旅」に焦点を当てているようなので、この部分で減点をしてはいません。
が、
「明らかにされるであろう謎」として引っ張っているような書き方であったので、少し期待してしまいました。
幕間、あるいは、文章の所々で描かれる、世界の(戦争の)状況の説明はあまり必要なかったと感じます。
好きなタイプの世界観設定であったので、総じて辛口になってしまいました。
決して悪い作品という訳ではありませんが、
光る部分をあまり感じられず、描き方が中途半端な感は否めませんでした。
文章は独特な部分もあるが読みにくくは無く、描かれる話も最近の電撃には少ないものなので、(一巻だけでは判断できないですが…)
この作品の続きではない、別の作品を期待しています。
世界観の詳細説明は、他のレビュアーの方が的確にまとめてくれているので、そちらに譲ります。
終わってしまった世界、人類の殆どが消えた世界、と銘打たれてはいますが、そういったイメージは感じませんでした。
伝わる方がいるかわかりませんが、最終兵器彼女の後半の世界事情からもう少し人が少なくなった感じ、に近いかも。
「他の場所・国の状況は不明だけど、消えずに残った人は結構いて、ある程度普通に生活できる」感じです。
タイトルや帯、初めのカラーページから受け取るイメージと違い、
銃撃戦・戦闘のシーンが多かったです。
手榴弾投げたり、アサルトライフルを撃ったりするとは思ってませんでした。
「旅」は、描かれ方が中途半端で、あまり旅っぽさが無く、
唐突に始まる銃撃戦に置いていかれました。
帯には「2人の旅の話」と取り上げられていましたが、この2人の少女に魅力を感じられるかで、
物語の評価は分かれてくると思います。
一人は、少し大人でクールな、経歴不明、銃撃戦もそつなくこなす少女、コウ。(どちらかというとこちらが主人公)
もう一人は、幼さ、無邪気さが目立つ少女、チィ。
2人とも、性格的には嫌いではないのですが、
クールな方は、「殺す」という言葉を使ったり、躊躇いなく銃の引き金を引くことに違和感を感じ、
幼い方は、年齢不相応の幼い言動に違和感を感じました。
2人組み合わさって魅力を発揮するかというと、そうでもなく、
掛け合いも特に惹かれる部分はありませんでした。
こういった部分は、人の感じ方による部分も多いでしょうし、
主人公2人を気に入った場合は★1‾1.5程度プラスしてもよいかもしれません。
「世界から人が消えてしまった原因」については、本編(この巻)では明かされません。
「2人の旅」に焦点を当てているようなので、この部分で減点をしてはいません。
が、
「明らかにされるであろう謎」として引っ張っているような書き方であったので、少し期待してしまいました。
幕間、あるいは、文章の所々で描かれる、世界の(戦争の)状況の説明はあまり必要なかったと感じます。
好きなタイプの世界観設定であったので、総じて辛口になってしまいました。
決して悪い作品という訳ではありませんが、
光る部分をあまり感じられず、描き方が中途半端な感は否めませんでした。
文章は独特な部分もあるが読みにくくは無く、描かれる話も最近の電撃には少ないものなので、(一巻だけでは判断できないですが…)
この作品の続きではない、別の作品を期待しています。
2013年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あらすじと題名に引かれて購入しました 読んでみて自分の想像していた物語より戦闘描写が多く旅についてあまり話がなかったことに驚きました。
特徴のある文章を読むのが少し苦痛でした。後半にいくにつれて慣れて逆にいい味を出している思います。
賛否両論がかなり分かれる本だと思いました。ちなみに私は購入してとても良かったと思います。2巻目もぜひ購入して呼んでみたい派の人です。
こんなレビューですが、少しでも参考にしていただけたらうれしく思います。
特徴のある文章を読むのが少し苦痛でした。後半にいくにつれて慣れて逆にいい味を出している思います。
賛否両論がかなり分かれる本だと思いました。ちなみに私は購入してとても良かったと思います。2巻目もぜひ購入して呼んでみたい派の人です。
こんなレビューですが、少しでも参考にしていただけたらうれしく思います。
2012年10月12日に日本でレビュー済み
『世界の終わり、素晴らしき日々より』です。第17回電撃大賞落選作拾い上げ。
セカイ系、終末系作品です。
こういう傾向の作品は、物語をやや犠牲にする分、世界観と雰囲気で楽しませるタイプだと思うのですが、終末の世界観がいまひとつ書き込み切れていないと感じます。世界が終わって1年も経っていないため、食料などが比較的容易に手に入り、ちょっとしたサバイバルでしかありません。
高国の設定なども作者が意図的に隠蔽しているようですが、読者に謎を提示する効果以上に、情報不足という不満足の方が大きくなっていると思います。
ですから、帯の紹介文にあるように、世界の話ではなく女の子二人の話ということなのでしょう。
終末系なのに終わってすぐであまり荒廃していない、しかもセカイ系なのに世界が描かれないと、チグハグで何のための作品なのかが分からないです。
しかし、その女の子二人の主人公を含めて、キャラもまた微妙でした。
チィとコウの関係や行動原理、コウの正体、また耳がちぎれた兵士の闘う理由など、こちらも情報が伏せられていて、謎によって楽しみが増えるというよりは情報が足りないストレスを感じました。
視点変更を活用した戦闘シーン自体は悪くないのですが、そもそも闘う理由が飲み込めないので、戦闘シーン自体が存在意義を感じにくく残念でした。
ラストの展開やオチなどは綺麗ですが、前半で主人公の女の子二人に充分感情移入していないと、良いとは感じにくいです。
主人公二人を良いと思えるか次第で読む人の評価も違ってきそうですが、自分の評価は★3です。
セカイ系、終末系作品です。
こういう傾向の作品は、物語をやや犠牲にする分、世界観と雰囲気で楽しませるタイプだと思うのですが、終末の世界観がいまひとつ書き込み切れていないと感じます。世界が終わって1年も経っていないため、食料などが比較的容易に手に入り、ちょっとしたサバイバルでしかありません。
高国の設定なども作者が意図的に隠蔽しているようですが、読者に謎を提示する効果以上に、情報不足という不満足の方が大きくなっていると思います。
ですから、帯の紹介文にあるように、世界の話ではなく女の子二人の話ということなのでしょう。
終末系なのに終わってすぐであまり荒廃していない、しかもセカイ系なのに世界が描かれないと、チグハグで何のための作品なのかが分からないです。
しかし、その女の子二人の主人公を含めて、キャラもまた微妙でした。
チィとコウの関係や行動原理、コウの正体、また耳がちぎれた兵士の闘う理由など、こちらも情報が伏せられていて、謎によって楽しみが増えるというよりは情報が足りないストレスを感じました。
視点変更を活用した戦闘シーン自体は悪くないのですが、そもそも闘う理由が飲み込めないので、戦闘シーン自体が存在意義を感じにくく残念でした。
ラストの展開やオチなどは綺麗ですが、前半で主人公の女の子二人に充分感情移入していないと、良いとは感じにくいです。
主人公二人を良いと思えるか次第で読む人の評価も違ってきそうですが、自分の評価は★3です。
2012年10月10日に日本でレビュー済み
女の子2人が人がいなくなった世界を旅するはなしです
主人公の片方を上の方は
"クールな方は、「殺す」という言葉を使ったり、躊躇いなく銃の引き金を引くことに違和感を感じ、”
とありますが、躊躇いなく銃の引き金を引く自分に嫌悪感を抱くシーン(ネタバレになるので言い方を少し変えてますが)があり生かされてるからいいとして
もう片方の主人公は確かに言動が幼いですね。それならいっそ実年齢自体低くしてもよかったかもしれません。
まぁでもそんな気になりませんでした
言うならばクールな方の主人公はこの世界をどう思っているのか、もう少し描写が欲しかったです。
残されている謎に関連性があるかもしれませんが・・・
視点がよく変わります。
後の戦闘シーンでは自分と相手の視点が切り替わったりもします。
わかりやすくドキドキさせてくる仕組みです。
この本に出てくるキャラは少なくとも自分の論理感で行動してるので、無駄なキャラが少ないです。
ちゃんとそれぞれのキャラが生きてるといいますか・・・
ただこういう系統の話にしてはすこしオリジナリティがかけてると思ったので☆4つです。
主人公の片方を上の方は
"クールな方は、「殺す」という言葉を使ったり、躊躇いなく銃の引き金を引くことに違和感を感じ、”
とありますが、躊躇いなく銃の引き金を引く自分に嫌悪感を抱くシーン(ネタバレになるので言い方を少し変えてますが)があり生かされてるからいいとして
もう片方の主人公は確かに言動が幼いですね。それならいっそ実年齢自体低くしてもよかったかもしれません。
まぁでもそんな気になりませんでした
言うならばクールな方の主人公はこの世界をどう思っているのか、もう少し描写が欲しかったです。
残されている謎に関連性があるかもしれませんが・・・
視点がよく変わります。
後の戦闘シーンでは自分と相手の視点が切り替わったりもします。
わかりやすくドキドキさせてくる仕組みです。
この本に出てくるキャラは少なくとも自分の論理感で行動してるので、無駄なキャラが少ないです。
ちゃんとそれぞれのキャラが生きてるといいますか・・・
ただこういう系統の話にしてはすこしオリジナリティがかけてると思ったので☆4つです。