序盤、日常回のような軽い雰囲気です。
多分このような気楽シーンの面々は本作でももうここが最後になるのかと思うと寂しいというか何というか。（笑）
イクタの相変わらずのユーモア溢れる会話劇を元に、マシューとポルミの入籍、軍の訓練、爆砲が常用化されることによって生じるパラダイムシフト等々、
政治的にも軍事的にも、キオカとの決戦に向けて着々と準備が整ってきています。
そして中盤移行はいつもの主要キャラをはじめ、サザルーフやまさかのあの元中将も登場し、各々の気持ちの整理および清算を済まします。
ジャンやエルルファイも、自身の心境に対して変化が起きていること。かつその変化に適応しようとする節が改めてしっかりと見受けられました。
終盤ではイクタの吐露が。
一応最後はトリスナイの真の野望の一端が垣間見えかけて...くらいで締めです。
ということで次巻で最終巻。
少し間が空くかもとのことですが、全く問題ありません。
時間をかけより良いものを、
そしてどのような結末であろうと、イクタたちの行く末を、天境のアルデラミンという1つの作品の行く末を見届けることができるだけで
私は寂しさ以上に幸せを感じます。
あえて勝手な願望をつけるならば7巻並みの極太のページ数を期待したいところではあります（笑）
では、次巻も楽しみにしております。
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