太平洋での日米戦をメインとして、大西洋での欧州戦線も含めて大規模な世界観での戦記シュミレーション小説である。
全10巻を読んでの感想を述べる。
始まりは明治からである。出来うる限り昭和での日米戦を対等に戦えるようにするためにそこから扱い、駆け足ではあるが日本の国力を底上げするようになっている。
独と連携しての、対英戦からの対米戦で八面六臂の活躍をする連合艦隊を楽しめる。
キーマンは武部鷹雄という軍人である。実在の人物で、史実では大正期に事故で殉職しているが、本作では助かり、その後戦略爆撃に取り憑かれその実現に腕を振るってゆく。
戦記シュミレーションの醍醐味は史実にはなかった、米軍を撃破していく爽快感を味わえることだが、本作は充分にそれを堪能できる。
唯一の不満は、終盤の日米両艦隊による総力を上げた決戦で大規模な海戦を堪能できるのだが、その後半がページ数の都合か簡略かされていることだ。巻数を増やしてでもじっくりと描いてほしかった。
それでも全体的にはとても楽しく読めた。
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東の太陽西の鷲 (1) (歴史群像新書 43-1) 新書 – 1997/3/8
中里 融司
(著)
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社学研プラス
- 発売日1997/3/8
- ISBN-104054008208
- ISBN-13978-4054008205
登録情報
- 出版社 : 学研プラス (1997/3/8)
- 発売日 : 1997/3/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 253ページ
- ISBN-10 : 4054008208
- ISBN-13 : 978-4054008205
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,076,500位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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