読み始めは、ありえない、如何様氏・・・・、されど憎めない、やさしそうで、
ぶきっちょな・・・屈託のない人柄で、ついつい同情して読んでしまう。
そんな中に織り込まれている写真のカットを見ると本当の話なのか・・・半信半疑で最後まで
読んでしまいました。
ひと昔前の日本の縮図を垣間見た感じで、何故か「ホッ」とさせられました。
ギスギスした現代に一息入れるにはちょうどよい本です。
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吾輩は天皇なり: 熊沢天皇事件 (学研新書 14) 新書 – 2007/9/1
藤巻 一保
(著)
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社学研プラス
- 発売日2007/9/1
- ISBN-104054034705
- ISBN-13978-4054034709
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登録情報
- 出版社 : 学研プラス (2007/9/1)
- 発売日 : 2007/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 243ページ
- ISBN-10 : 4054034705
- ISBN-13 : 978-4054034709
- Amazon 売れ筋ランキング: - 580,589位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年9月9日に日本でレビュー済み
こういういい本が出るんですから新書ブームもあながちすてたもんじゃありませんね。
参考資料に挙げられている「十九人の天皇がいた」保阪正康や「昭和史の謎を追う」秦郁彦を読んでから本書を読めばなおけっこう すでにこの二冊を読了なさっている方はなおのこと本書は必読
それから、終戦直後、いちばん最初に熊澤自称天皇を取材した4人のアメリカ人ジャーナリストのなかにコーネリアス・ライアンの名が!
本書では全く触れられていませんが、これって「いちばん長い日(史上最大の作戦)」「ヒトラー最後の戦闘」「遙かなる橋(遠すぎた橋)」の、あのライアンでしょう。特派員で来日していたのは知っていたが熊澤自称天皇に会っていたなんてねえ。
いやあ、びっくりです。
参考資料に挙げられている「十九人の天皇がいた」保阪正康や「昭和史の謎を追う」秦郁彦を読んでから本書を読めばなおけっこう すでにこの二冊を読了なさっている方はなおのこと本書は必読
それから、終戦直後、いちばん最初に熊澤自称天皇を取材した4人のアメリカ人ジャーナリストのなかにコーネリアス・ライアンの名が!
本書では全く触れられていませんが、これって「いちばん長い日(史上最大の作戦)」「ヒトラー最後の戦闘」「遙かなる橋(遠すぎた橋)」の、あのライアンでしょう。特派員で来日していたのは知っていたが熊澤自称天皇に会っていたなんてねえ。
いやあ、びっくりです。
2007年10月26日に日本でレビュー済み
本書はあの有名な「熊沢」天皇を扱った本だが、彼を題材にして天皇制の本質に迫った良書である。清水義範氏が作品中でからかった日本一の頑固者、北畠親房の「神皇正統記」の論は正しく、南朝系の天皇が実際には正統である。現在の天皇は北朝系であるから、理論的には傍系である。だが、吉本隆明氏の言葉を借りれば、国民の「共同幻想」として現在の天皇を認めていると考えられる。それ程、儚い制度なのである。
実際、昭和初期の軍部には、南朝系の子孫を昭和天皇とスゲ替える動きがあったそうである。太平洋戦争の際、「天皇陛下の御為に」を錦の御旗にした軍部でさえ、天皇をこの程度にしか見ていなかったのである。更に戦後、地に堕ちた天皇の権威の向上に一番腐心したのは、何とGHQなのである。また、愛子様誕生の際、女系天皇についてあれ程騒がれたのに、秋篠宮家に男子が生まれた途端、誰も話題にしなくなった。「共同幻想」として女系天皇を認めてしまえば、愛子様が次期天皇になっても不思議ではない。
「熊沢」天皇を取り上げて、天皇制が"砂上の楼閣"的な儚い存在である事を示した刺激ある書。
実際、昭和初期の軍部には、南朝系の子孫を昭和天皇とスゲ替える動きがあったそうである。太平洋戦争の際、「天皇陛下の御為に」を錦の御旗にした軍部でさえ、天皇をこの程度にしか見ていなかったのである。更に戦後、地に堕ちた天皇の権威の向上に一番腐心したのは、何とGHQなのである。また、愛子様誕生の際、女系天皇についてあれ程騒がれたのに、秋篠宮家に男子が生まれた途端、誰も話題にしなくなった。「共同幻想」として女系天皇を認めてしまえば、愛子様が次期天皇になっても不思議ではない。
「熊沢」天皇を取り上げて、天皇制が"砂上の楼閣"的な儚い存在である事を示した刺激ある書。
2007年10月23日に日本でレビュー済み
新書ブームで60年代の円盤カルトCBAに続き、熊澤天皇まで題材に取り上げられるのですね。
本書は戦後の雑誌記事を元に構成されていますが、「何者ねだり」で当時の関係者のインタビューも取れたら更に面白かったろう。
こんな人も熊澤天皇と交流があったのかと、知る驚きがあります。
例えば、天河弁才天社の先々代宮司の井頭利栄の名を見つけて驚きました。
本書は戦後の雑誌記事を元に構成されていますが、「何者ねだり」で当時の関係者のインタビューも取れたら更に面白かったろう。
こんな人も熊澤天皇と交流があったのかと、知る驚きがあります。
例えば、天河弁才天社の先々代宮司の井頭利栄の名を見つけて驚きました。
2007年9月11日に日本でレビュー済み
「際物」としてとり扱われることの多い「熊沢天皇」。本書では正面切ってこの人物にとりくむ。膨大な資料や調査の後がうかがわれる。
なぜ彼は自らを天皇であると主張し、実行にいたったか。ただの際物ではすまされないものが背後にあることがよくわかる。意外な大物や有名人もたくさん出てくる。天皇制や民主主義というもの本質についても考えさせられる良書である。
なぜ彼は自らを天皇であると主張し、実行にいたったか。ただの際物ではすまされないものが背後にあることがよくわかる。意外な大物や有名人もたくさん出てくる。天皇制や民主主義というもの本質についても考えさせられる良書である。