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最後のユニコ-ン: 完全版 単行本 – 2009/7/1

4.8 5つ星のうち4.8 9個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 学研プラス (2009/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 397ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4054037747
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4054037748
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.7 x 2.7 x 19.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 9個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 ファンタジー小説には物凄く大ざっぱに分けて二種類あると考えている。
 まずは「指輪物語」などに代表される、現実の史実や地理を鑑みながらも現実世界とは異なる法則(それは主に「魔法」として表現される)を用い『もう一つの世界』を立ち上げ、それらを体験させる事そのものを主目的とするタイプ。もうひとつは、「はてしない物語」に代表される、現実におけるあらゆる本質を幻想に仮託させ、小説上での出来事を通じて現実におけるある種の本質を訴えかけようとするものである。

 つまり、ファンタジー(空想)をファンタジー(空想)の中で終わらせるものとして描くか、それともファンタジー(空想)と現実との相関関係を維持させるのか、という違いがあるのだと思う。

 この両者見かけ上ははっきりと区分されるものでは無く交じり合って存在している様だが、それでもそもそもの筆者のペンを取るモチベーションの様なものはどちらから生まれているのか、という事は小説を読み終わればなんとなく感じ取れるものである。

 そしてこの作品だが、後者に属するものと考えていいだろう。
 基本的には広く普及するファンタジーのように一見見えるが、その中身は実に多くの隠喩や現実に存在するポエジーの引用・パロディ、そして現実にコミットしようとするような台詞により構成されている。登場人物は、小説内の場に対してと同時に、現実世界の私たちに向け語りかけてくる。

 物語が行き着くクライマックスはイメージ、テーマ、ポエジーが一つの織物を成す様に心に訴えかけてくる。筆者の物語に対する捉え方が「よくある話」には見せない。「はてしない物語」の11年前に書かれた名作。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年4月14日に日本でレビュー済み
買ったのはもう随分前ですが、先ほど読み返してまた感動したので今更レビューを。

本編の「最後のユニコーン」はもちろん、終章となる「ふたつの心臓」どちらも本当に
言いようのない素晴らしい余韻の残る名作です。
読んでてなんども静かな感動でサッと肌が粟立つ瞬間がありました。
もし少しでもファンタジー小説に興味があるならレビューなんて読んでないで今すぐ
購入してください。

僕はよく本棚の断捨離を行うのですが、この一冊は絶対、死ぬまで僕の本棚から消える
ことはないと断言できます。
購入から10年近く経ちますがそれでもこの気持ちは揺るぎません。
これは僕にとってそういう本。

あとレビューでもなんでもないですが、アマゾンで「最後のユニコーン」と検索しても
この完全版がヒットしないのはなんでなんだろう?
完全版があること知らないで買う人がいたら可哀想だなぁ。
「ふたつの心臓」ほんと素晴らしいから。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年7月15日に日本でレビュー済み
深読み&寓意は真面目なファンタジー者の方に任せて、ざらっと感想。

「モダン・ファンタジイの最高傑作!」と謳われる感動はなかったんだけど、けっこう不思議な手触りを感じることは出来た。
昔話のお約束である「それはまた別のお話」を起点とした物語なのね。それありきで物語は語られると同時に、同じスピードでその後にも広がっていく。
ストーリーそのものはファンタジーなんだけど、手法はポスト・モダン(って言い方ももう古いけど)。キャラクターたちは、メタ視点で自分たちの役割を知っており、感情を持ってお約束どおりに演じたくないと思いながらも、語り手や読み手のためにそれを破ることない。彼らは語り手や読み手がいてこそ、初めて存在できるのだ。傑作ゲーム『MOON』に感触が似てるかも。

「ふたつの心」37年ぶりの続編ということだけど、個人的にはこちらはそんなに必要性を感じないかなぁ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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