中古品:
¥990 税込
配送料 ¥257 6月1日-3日にお届け(10 時間 29 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 表紙カバーに少々の汚れがありますが、他中身に使用感少なく、折れ、破れ、書き込み、色アセ等なく良好です。商品は、数か所に出品しておりますので、売り切れる場合がございます。どうぞ、お早めにご購入ご検討下さい。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

正直書評。 単行本 – 2008/10/1

3.3 5つ星のうち3.3 6個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 学研プラス (2008/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 234ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4054038727
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4054038721
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 6個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
豊崎 由美
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
6グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2022年6月26日に日本でレビュー済み
日本の娯楽小説ばかり読んでいた私が、海外文学を読み始めるきっかけになった本です。舞城王太郎、佐藤亜紀、ニコルソン・ベイカーなどすばらしい作家と出会えた一冊。

作品ジャンルに若干の偏りはあるものの、ちょっと変わった小説を読んでみたいけど何から読めばいいか分からないという方にちょうどいい読書案内ですね。1冊見開き1ページずつ書評されてるのもサクッと読みやすいです。
2018年6月9日に日本でレビュー済み
自身が創作をしない批評家レビューは基本読まないのですが、著者は毒舌で有名らしいので、図書館で手にとってみました。私には毒は感じられなかったなあ。むしろ評価甘すぎでは? この本のなかで金の斧となっている作品の大半が、私にとっては銀の斧です。鉄の斧に関してはほぼ同意見でしたが。 自分が文学賞に興味がないのと、著者の「~なんですの。」といった独特の口語体が合わなかったせいもあると思う。いまいちハマれませんでした。この本は私には銀の斧かな。「どんな作品でも創作の労力には経緯を払う」基本姿勢には好感を持ちましたし、この本で知って気になった作品もあるので、それは読んでみようと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月7日に日本でレビュー済み
 著者の豊崎さん、辛口書評で有名です。
 あまりの辛口ぶりに、酷評された大物作家が文藝春秋社にどなりこみ、おかげで雑誌が潰された、という逸話の持ち主です。

 そもそも「正直書評。」というタイトル自体が挑発的。他の人の書評は正直じゃないってケンカ売っているのです。

 この正直者は、イソップ物語の「金の斧」になぞらえ、書評する本を3種類に分類しました。
  金の斧(親を質に入れても読め!)
  銀の斧(図書館で借りられたら読めばー?)
  鉄の斧(ブックオフで100円で売っていても読むべからず?!)

 読みどころは、なんといっても「鉄の斧」です。どうやったらこれ以上、人をけなすことができるのだろうか、という見本のような罵詈雑言がポンポン出てきます。

 特に激しかったのが『愛の流刑地』書評。
 自分の作品をけなされて文藝春秋社にどなりこんだ、というのは実は渡辺淳一氏でした。宿年の怨念とともにはき出されるトヨザキ節は強烈です。

  知能指数の低い文章の波状攻撃で、読者を失笑の渦に巻き込む渡辺
  淳一先生。物書きとして、この姿勢は見習わねばなりますまい。

  ただ引用するだけで、批判的な文章を添えずともダメさ加減を露呈
  してくれるのが、この小説唯一の美点なんですの。

 もうひとつ、坂東眞理子著『女性の品格』もボロクソですよ〜。

   おっしゃるとおりでございます! というわけで、御著書の中で
  手垢まみれの格言を使いがちな坂東先生には、「人の振り見て我が
  振り直せ」という言葉をお贈りしとうございますの。

 こんなに毒の強い鉄の斧を避け、金の斧で取りあげた書評だけを読む方法もあるでしょう。

 でも、トヨザキ社長の書評はふぐ刺しと同じ。
「ふぐは食いたし命は惜しし」と悩んでないで、鉄の斧までしゃぶり尽くすことをお勧めします。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年7月2日に日本でレビュー済み
「TVブロス」連載コラム「帝王切開金の斧(or 銀の斧、鉄の斧)」をまとめた物。

 豊崎先生は、正直。
 本当に彼女の好きな作品だけを推薦してくれます。

 でもでもでも、ちょっとまったー。
 好き嫌いと、良し悪しは別の問題。どうしても人は好きな物に甘くなるもの。
 彼女は正直だから、自分の感情にも正直。彼女が好きな傾向の作品(動物が出てくるとか・笑)には評価が甘く、嫌いな傾向の作品(中年男モテモテ幻想小説とか)にはきつい。

 また、彼女は大量に本を読む人ではありません。一冊をじっくり味わって読む読書家。
 ですからどうしても評価の時に、文章の洗練度、完成度への配点が高くなります。いわゆる純文学小説が、大衆小説より高く評価されてしまうのです。

 娯楽として完成している、軽く、読みやすく、心に残らない事こそが価値で、毎日二冊読み飛ばせるような作品、読者を甘やかして気分を良くしてくれる幼児的な作品の麻薬的な快楽は、豊崎先生の求めるところではありません。

 彼女と同じ読書傾向の人にはとても役立つ読書案内ですが、東野圭吾、大沢在昌、夢枕獏とかを、毎日二、三冊読み飛ばすわたしには実用性の少ない読書案内でした。

 買う前に、自分に必要かどうかを要確認。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート