第一章 大君は神にし坐せば
第二章 文武天皇即位
第三章 大宝律令と養老律令
第四章 平城京遷都
第五章 女帝二代
第六章 仏と神の都
第七章 遣唐使と新羅・渤海
第八章 長屋王の改革
第九章 聖武天皇即位
第十章 長屋王の変
第十一章 藤原広嗣の乱
第十二章 皇都のさまよい
第十三章 大仏開眼
第十四章 鑑真来日
第十五章 橘奈良麻呂の変
第十六章 恵美押勝の乱
第十七章 道鏡事件
第十八章 光仁老帝
第十九章 桓武天皇の改革と遷都
「続日本紀」を史実として、奈良時代の通史を見渡す本です。
全部で247ページなので、かなり簡潔にまとめられています。
奈良時代についてよく知らない人の導入としても、
奈良時代に興味がある人の整理としてもお勧めです。
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平城京全史解読: 正史・続日本紀が語る意外な史実 (学研新書 43) 新書 – 2009/1/1
大角 修
(著)
ダブルポイント 詳細
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社学研プラス
- 発売日2009/1/1
- ISBN-104054040268
- ISBN-13978-4054040267
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登録情報
- 出版社 : 学研プラス (2009/1/1)
- 発売日 : 2009/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 247ページ
- ISBN-10 : 4054040268
- ISBN-13 : 978-4054040267
- Amazon 売れ筋ランキング: - 580,959位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年,兵庫県姫路市夢前町に生まれる。1968年,白陵高校卒。1973年,東北大学文学部(哲学科宗教学宗教史)卒。出版社勤務を経て1983年に編集・出版会社(有)地人館を設立。編集者としての経験から本を執筆しています。それは「常識」と「実際」に立脚することだと私は思います。くわしくは「大角修のブログ」を御覧ください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年2月3日に日本でレビュー済み
続日本紀はもともと日付け順に書かれていますが、この本はトピックごとに内容を整理して(遣唐使について、〇〇の乱についてなど)まとめてくれているので、流れを大まかにつかむことができます。
所々、単なる知識不足や誤認から来る間違いがあります。反歌を返歌と書いたり、血縁関係を間違えたり。でも載せてる系図は正しいので、怒るほどではないです。
作者は仏教に詳しいようで、この本でも大きく取り上げています。国家仏教が盛り上がった時代なので、手厚い解説が嬉しい。政変などキャッチーな部分に偏りすぎず、良い本だと思います。
所々、単なる知識不足や誤認から来る間違いがあります。反歌を返歌と書いたり、血縁関係を間違えたり。でも載せてる系図は正しいので、怒るほどではないです。
作者は仏教に詳しいようで、この本でも大きく取り上げています。国家仏教が盛り上がった時代なので、手厚い解説が嬉しい。政変などキャッチーな部分に偏りすぎず、良い本だと思います。
2024年6月1日に日本でレビュー済み
藤原京から平安京に至る混沌とした時代を続日本紀を基に簡潔にまとめている。中高生あたり日本史のサブテキストとして与えると面白いかも
東大寺大仏建立の様な官主導のバブル等華やかな文化が花開いた中で、
皇室崇拝者が知ったら愕然とするような天智系天武系を主とした血統の潰し合い、まるで鎌倉殿の13人のような謀反の疑いから粛清の繰り返しがあった事が分かる。
出来れば天皇系図の中にそれぞれ子供何人中何人が粛清されたかの図もあるとわかり易かった。
東大寺大仏建立の様な官主導のバブル等華やかな文化が花開いた中で、
皇室崇拝者が知ったら愕然とするような天智系天武系を主とした血統の潰し合い、まるで鎌倉殿の13人のような謀反の疑いから粛清の繰り返しがあった事が分かる。
出来れば天皇系図の中にそれぞれ子供何人中何人が粛清されたかの図もあるとわかり易かった。
2016年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
続日本紀は日本書紀の後を受けて奈良朝の歴史を記した日本の正史である。
日本書紀や古事記と比べると劇的な記述もなく淡々と起こったことを記したもので、おかげであまりポピュラーではない蔵書として持っている人も少ないと推測する。
本書は、この続日本紀を元にして奈良朝での出来事をやはり淡々と記している。特別目新しい史実や新しい論を展開するものでは無い。観点としてためになるのは、他の史書を使って、どこの国の正史でもある正史を編纂した権力者の都合が悪い部分が脚色されてりあえて無視されている事を指摘している部分である。たとえば、平城京遷都自体の記事もほとんど記載されていないとか、三戒壇の設立等鑑真の事跡が採用されていないとか言うようなとことである。
古代史関連の書籍では、やたらと奇をてらったものが多い中で、本書のような記述は却って好感を覚えるものである。
日本書紀や古事記と比べると劇的な記述もなく淡々と起こったことを記したもので、おかげであまりポピュラーではない蔵書として持っている人も少ないと推測する。
本書は、この続日本紀を元にして奈良朝での出来事をやはり淡々と記している。特別目新しい史実や新しい論を展開するものでは無い。観点としてためになるのは、他の史書を使って、どこの国の正史でもある正史を編纂した権力者の都合が悪い部分が脚色されてりあえて無視されている事を指摘している部分である。たとえば、平城京遷都自体の記事もほとんど記載されていないとか、三戒壇の設立等鑑真の事跡が採用されていないとか言うようなとことである。
古代史関連の書籍では、やたらと奇をてらったものが多い中で、本書のような記述は却って好感を覚えるものである。
2018年1月22日に日本でレビュー済み
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古事記、日本書紀で、日本の古代史に興味が湧きましたが、さて、その続きはどうなったのかと思いました。続日本紀以後の六国史になると、一般向けの書物はぐっと少なくなります。この新書は、続日本紀のあらすじをたどりつつ、少しの解説を混ぜながら話が進みます。本編をすべて読むのは辛いという人には、必要十分な理解ができます。ただ、さらにこの後はどうなるのか気になってきますので、続編を期待したい。
2010年3月23日に日本でレビュー済み
奈良時代が事件の多い時代だったことは「逆説の日本史」で知っていたが、一級資料の続日本紀に光をあて、記録された事実、そうでない事実をほぼ時間順に採り上げ、人間の声を引き出す本は初めてだ。
続日本紀は文武天皇元年から延暦十年までを扱うが、正確には文武天皇即位前紀から始まる。本書も壬申の乱から筆を起こし、持統天皇と藤原京造営が第1章の中心。はじめに+本編全19章+おわりに、という全体構成。平城京遷都が第4章、第19章が桓武天皇の治世初期。
基本的に続日本紀の記述に即し、各事件の真相も、続日本紀の言葉の引用又は著者の最低限度の推論に留まる。色眼鏡で道鏡事件の真相を知ろうとしても肩透かしを食う。しかし系図、地図等を使った複雑な諸相の記述はわかりよい。目的があったとはいえ聖武天皇の遷都の繰り返しは無茶だが、都の移転の軌跡は掴める。著者の見解も散見され、大仏造立は高揚した天平バブルだ、という指摘は、悪政としか捉えていなかった者には新鮮だ。資料的価値が高く、橋本治氏の「日本の女帝の物語」等の読者に薦めたい。仏教受容の様子もわかります。
続日本紀は文武天皇元年から延暦十年までを扱うが、正確には文武天皇即位前紀から始まる。本書も壬申の乱から筆を起こし、持統天皇と藤原京造営が第1章の中心。はじめに+本編全19章+おわりに、という全体構成。平城京遷都が第4章、第19章が桓武天皇の治世初期。
基本的に続日本紀の記述に即し、各事件の真相も、続日本紀の言葉の引用又は著者の最低限度の推論に留まる。色眼鏡で道鏡事件の真相を知ろうとしても肩透かしを食う。しかし系図、地図等を使った複雑な諸相の記述はわかりよい。目的があったとはいえ聖武天皇の遷都の繰り返しは無茶だが、都の移転の軌跡は掴める。著者の見解も散見され、大仏造立は高揚した天平バブルだ、という指摘は、悪政としか捉えていなかった者には新鮮だ。資料的価値が高く、橋本治氏の「日本の女帝の物語」等の読者に薦めたい。仏教受容の様子もわかります。
2014年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
記紀、日本後記、古語拾遺、先代舊事本紀、祝詞などの原文掲載の書を読んだのですが、続日本紀の原文つきの書が手に入らず、本書を購入しました。私の知りたいことが、かなり記載されていて、大満足でした。
2009年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『続日本紀』は簡略に書かれた日本国の正史である。古代の正史は天皇の勅を奉じて編纂された。時の権力によって都合の悪いことはあまり記されないし、強調したいことは多く語られる。
本書は平城京全期間の記録である。95年間には平城京遷都から長岡京遷都までの奈良時代の全期間がすっぽりおさまる。
大宝律令と養老律令。遣唐使と新羅・渤海。長屋王の改革とその変たたりで死んだ藤原四兄弟。大仏開眼に出席できなかった聖武天皇。鑑真来日で僧尼急増の背景。恵美押勝の乱。皇位を望んだ怪僧道鏡事件。桓武天皇の改革と遷都。これらを中心にして解説が施されている。
書名の示すとおり『日本書紀』に続く二番目の正史である。どちらも年毎に記事をまとめた編年体で書かれている。よく読むとおもしろい。
国家の正史が語る「驚愕の平城京」と本書の帯は大書する。
本書は平城京全期間の記録である。95年間には平城京遷都から長岡京遷都までの奈良時代の全期間がすっぽりおさまる。
大宝律令と養老律令。遣唐使と新羅・渤海。長屋王の改革とその変たたりで死んだ藤原四兄弟。大仏開眼に出席できなかった聖武天皇。鑑真来日で僧尼急増の背景。恵美押勝の乱。皇位を望んだ怪僧道鏡事件。桓武天皇の改革と遷都。これらを中心にして解説が施されている。
書名の示すとおり『日本書紀』に続く二番目の正史である。どちらも年毎に記事をまとめた編年体で書かれている。よく読むとおもしろい。
国家の正史が語る「驚愕の平城京」と本書の帯は大書する。