最初はオカルト要素を期待して読み始めました。
ダーウィンの進化論が歴史上悪用されていることに筆者が注目しているのは慧眼でしょう。
ケインズの論文にも自己責任の概念が、英国の政治哲学やダーウィンの進化論に由来していると記述されいました。
スミス、マルサス、リカード、ベンサム、ダーウィン、スペンサーと全て同時代の英国の思想家です。
弱肉強食、適者生存など日常会話でほとんど畜生でなく、人間社会の事件やシステムにおいて言及されています。
進化論の肯定から優位主義、白人優位主義、民族差別、性差別、格差社会の肯定につながっており、
ある心ない経営者が「格差は当たり前」という発言は、利己主義を肯定することから発言しているのです。
畏れを知らない愚かな人間が、同胞をも食う共食い発言を平気でするその愚鈍さにはそれなりの原因があり、やはりこのダーウィンの進化論の影響によるところが大きいことでしょう。
もし、知的存在により人間の種が誕生したことが明らかにされたのなら、知的存在の人間が畜生と異なるとなるとエートスの大きな変化となるのではないかと期待されます。
そういう意味では希望がもてる本です。
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インテリジェント・デザイン: ID理論 ダ-ウィンの進化論は完全に間違っていた!! 聖書原理主義の創造論でもない「第三の生命観」、ついに日本上陸!! (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス) 単行本 – 2009/3/1
宇佐 和通
(著)
- 本の長さ303ページ
- 言語日本語
- 出版社学研プラス
- 発売日2009/3/1
- ISBN-104054040632
- ISBN-13978-4054040632
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登録情報
- 出版社 : 学研プラス (2009/3/1)
- 発売日 : 2009/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 303ページ
- ISBN-10 : 4054040632
- ISBN-13 : 978-4054040632
- Amazon 売れ筋ランキング: - 786,306位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 405位遺伝子・分子生物学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2017年11月6日に日本でレビュー済み
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2016年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ID説の説得力を裏付ける根拠でワクワクしたいのに、語られるのはダーウィン説の悪口ばかりでした。『進化論の矛盾』というタイトルにすべきです。
2010年5月24日に日本でレビュー済み
日本人によって書かれたインテリジェント・デザイン論(以下ID)の本は本書が初めてだろうか。IDと創造論の違い、進化論と創造論の論争史、創造論裁判、聖書の記述の妥当性など、IDとは直接関係のない(はずの)話題が何度も繰り返される、やや冗長な内容である。
著者はIDと創造論は異なると主張し、その根拠にはIDが統計学的なアプローチを用いていることを挙げている。統計学的なアプローチとは何か?要するに「複雑な生命が一夜にしてできあがるなど、統計的にありえない」という、ペイリーの自然神学以来お約束の創造論の主張である。しかも、この「統計学」が生命の起源の説明にではなく、進化論への疑義のために用いられているのは興味深いことだ。もう一つの根拠は、IDは創造主をキリスト教の神と特定しないことだが、そのわりにはキリスト教創造論の話題が本書の相当な部分を占めている。
結局のところ本書は、生命に関して何か具体的な、新しい説明を行っているわけではない。創造論の社会政治的な運動史の解説と、進化論への疑義の表明を繰り返しているだけである。進化論への疑いも、実際の生物の例ではなくたとえ話が根拠に用いられているだけである。生化学が生命の起源の(一夜にしての誕生ではなく)漸進的な誕生を説明し(武村政春著 「 DNA誕生の謎に迫る! 」)、進化生物学が生命の歴史と多様性に具体的な説明を与えられる(ジェリー・コイン著 「 進化のなぜを解明する 」)のとは全く正反対である。
著者はIDと創造論は異なると主張し、その根拠にはIDが統計学的なアプローチを用いていることを挙げている。統計学的なアプローチとは何か?要するに「複雑な生命が一夜にしてできあがるなど、統計的にありえない」という、ペイリーの自然神学以来お約束の創造論の主張である。しかも、この「統計学」が生命の起源の説明にではなく、進化論への疑義のために用いられているのは興味深いことだ。もう一つの根拠は、IDは創造主をキリスト教の神と特定しないことだが、そのわりにはキリスト教創造論の話題が本書の相当な部分を占めている。
結局のところ本書は、生命に関して何か具体的な、新しい説明を行っているわけではない。創造論の社会政治的な運動史の解説と、進化論への疑義の表明を繰り返しているだけである。進化論への疑いも、実際の生物の例ではなくたとえ話が根拠に用いられているだけである。生化学が生命の起源の(一夜にしての誕生ではなく)漸進的な誕生を説明し(武村政春著 「 DNA誕生の謎に迫る! 」)、進化生物学が生命の歴史と多様性に具体的な説明を与えられる(ジェリー・コイン著 「 進化のなぜを解明する 」)のとは全く正反対である。
2009年8月25日に日本でレビュー済み
人類でさえ偶然の結果進化したにすぎず、
地球に生息するほかの種と比べてなんら優位性はない。
人間は哺乳類の一部にすぎず、命の価値もさほど変わらない。
とする進化論に対して、
ID理論は「人知を超える何か」を
リバース・エンジニアリングの手法で証明しようとする。
生命は自然に誕生したのか、それとも何か意図があったのか?
神学論的な論争にも発展する、マジヤバイ 理論です。
地球に生息するほかの種と比べてなんら優位性はない。
人間は哺乳類の一部にすぎず、命の価値もさほど変わらない。
とする進化論に対して、
ID理論は「人知を超える何か」を
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生命は自然に誕生したのか、それとも何か意図があったのか?
神学論的な論争にも発展する、マジヤバイ 理論です。
2009年9月8日に日本でレビュー済み
本全体が、どちらかというと学術的な内容なので、ごく一般の読者にとっては、気楽に読めるものではないと思いますが、このようなものが学術的な議論からスタートするのは「進化論」と対峙するので当り前のことではあるものの、やがては大衆の話題となるような方向へ発展していくことを願いつつ、宗教的な「信じる、信じない」というとらえ方しかしない人たちもオープンな気持ちで考えるようになってほしいと思いました。
理論としては、画期的なこととして本の売り文句にされていますが、もっと庶民的な感覚でも、多くの人は、なんらかの知性もしくは神さまがこの生命のデザインをしたのではないかと感じているように私は思いますので、そういう自然な感覚と理論がいつかはスムーズに分かりやすく結びつけばいいと願う気持ちになりました。
理論としては、画期的なこととして本の売り文句にされていますが、もっと庶民的な感覚でも、多くの人は、なんらかの知性もしくは神さまがこの生命のデザインをしたのではないかと感じているように私は思いますので、そういう自然な感覚と理論がいつかはスムーズに分かりやすく結びつけばいいと願う気持ちになりました。