ある程度発達障害についての知識を持ち、
もう一歩踏み込んでその多様な臨床像やアプローチ、留意点を知りたい方には
うってつけの内容になっている。
本書において、
「二次障害は、発達障害のかなり一般的な側面である」という指摘は、
二次障害に対する無用な怖れを払しょくし、
当事者達から前向きな対処法を引き出す有用な視点になると思う。
もちろん、二次障害の発生が避けられないものと諦めているわけではない。
本書を読めばわかると思う。
二次障害を、内在化障害と外在化障害に分けて考える視点もわかりやすい。
幼児期から思春期にかけての対応を縦断的に、
学校、家庭、非行、医療等の場面的な対応を横断的に記載している。
第一線の実務家による分析、提言は、どれも示唆に富んだ内容になっている。
巻末資料に大人の当事者(ADHD等)のアンケート結果も載っており、
日々発達障害の子どもと接する者にとっては、
何度も読み直す価値のある一書になると思う。
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発達障害が引き起こす二次障害へのケアとサポート (ヒューマンケアブックス) 単行本 – 2009/9/19
齋藤万比古
(著)
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不登校、引きこもりは、半数近くが発達障害に起因するともいわれている
昨今、発達障害の「二次障害」について注目が集まっています。
発達障害のある子どもが、時間経過の途中で出会った経験や対人交流
などの環境との相互作用の中で生じる「二次障害」を、「あってはならない」
ものとするのは難しいものです。
また、そのような問題の多い環境がいつも二次障害を引き起こすわけでも
ありません。
そこで、その子を取り巻く環境や、生じた二次障害とどう折り合いをつけて
いくかを考え、子どもに教えることが重要となります。
本書では、二次障害を乗り切るために、本人にどのような力をつければ
よいのか、また周囲の支援はどうしたらよいのか、学校や家庭、医療など
におけるさまざまな視点から、ケアとサポートについて解説しています。
目次(抜粋):
第1章 発達障害が引き起こす 二次障害とは何か
・発達障害における二次障害をどうとらえるか
・幼児期・学童期における二次障害へのケア
・思春期における二次障害へのケア
第2章 現場の声から二次障害について考える
・学校ができる二次障害への支援
・家庭でできる二次障害への対応
・不登校・ひきこもりと二次障害
・少年非行と二次障害
・医療における二次障害のケア
第3章 当事者が語る二次障害
・当事者アンケートから見えてくること(いじめなど)
昨今、発達障害の「二次障害」について注目が集まっています。
発達障害のある子どもが、時間経過の途中で出会った経験や対人交流
などの環境との相互作用の中で生じる「二次障害」を、「あってはならない」
ものとするのは難しいものです。
また、そのような問題の多い環境がいつも二次障害を引き起こすわけでも
ありません。
そこで、その子を取り巻く環境や、生じた二次障害とどう折り合いをつけて
いくかを考え、子どもに教えることが重要となります。
本書では、二次障害を乗り切るために、本人にどのような力をつければ
よいのか、また周囲の支援はどうしたらよいのか、学校や家庭、医療など
におけるさまざまな視点から、ケアとサポートについて解説しています。
目次(抜粋):
第1章 発達障害が引き起こす 二次障害とは何か
・発達障害における二次障害をどうとらえるか
・幼児期・学童期における二次障害へのケア
・思春期における二次障害へのケア
第2章 現場の声から二次障害について考える
・学校ができる二次障害への支援
・家庭でできる二次障害への対応
・不登校・ひきこもりと二次障害
・少年非行と二次障害
・医療における二次障害のケア
第3章 当事者が語る二次障害
・当事者アンケートから見えてくること(いじめなど)
- ISBN-104054041698
- ISBN-13978-4054041691
- 出版社学研プラス
- 発売日2009/9/19
- 言語日本語
- 寸法15 x 1.5 x 21 cm
- 本の長さ208ページ
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登録情報
- 出版社 : 学研プラス (2009/9/19)
- 発売日 : 2009/9/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4054041698
- ISBN-13 : 978-4054041691
- 寸法 : 15 x 1.5 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 380,513位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,453位人文・思想の教育学
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2011年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二次障害を抱えて途方に暮れている当事者の私にも
そもそもなぜ二次障害となったかについて詳しく明記してもらえていて、
過去の自分を振り返られて良かったです。
発達障害の二次障害と言えば、今までの本はほとんどが「虐待」を挙げ、
それ以外についてはオマケといったところでしたが、
他の理由についても「虐待」と並列した形で載っていて好感が持てます。
当事者のことを大体が「子ども」と表記しているように
子ども時代に二次障害の基盤ができたという考えで書かれたものですが、
成人してから二次障害が現れた当事者も一度は目を通す価値があると思います。
また、今までの本が二次障害を防ぐことだけを押し出していたのに比べ、
二次障害は起きても不思議はないものとして書かれた本は珍重されるかと。
他にも「暴力」といった目立つ二次障害以外にも
「不安」といった精神障害関連の二次障害のことも
しっかりと合わせて載せているのは有難いですね。
巻末の当事者(大人のADD&ADHD会)へのアンケートの中には
「二次障害を乗り越えるためにどのような努力・工夫をしましたか?」という項目があって、
当事者によるさまざまな答えが載っています。
欲を言えばこれらを深く掘り下げて欲しかったですが、
現時点での発達障害の二次障害についての研究成果として、この本はとても有意義なものと思いました。
そもそもなぜ二次障害となったかについて詳しく明記してもらえていて、
過去の自分を振り返られて良かったです。
発達障害の二次障害と言えば、今までの本はほとんどが「虐待」を挙げ、
それ以外についてはオマケといったところでしたが、
他の理由についても「虐待」と並列した形で載っていて好感が持てます。
当事者のことを大体が「子ども」と表記しているように
子ども時代に二次障害の基盤ができたという考えで書かれたものですが、
成人してから二次障害が現れた当事者も一度は目を通す価値があると思います。
また、今までの本が二次障害を防ぐことだけを押し出していたのに比べ、
二次障害は起きても不思議はないものとして書かれた本は珍重されるかと。
他にも「暴力」といった目立つ二次障害以外にも
「不安」といった精神障害関連の二次障害のことも
しっかりと合わせて載せているのは有難いですね。
巻末の当事者(大人のADD&ADHD会)へのアンケートの中には
「二次障害を乗り越えるためにどのような努力・工夫をしましたか?」という項目があって、
当事者によるさまざまな答えが載っています。
欲を言えばこれらを深く掘り下げて欲しかったですが、
現時点での発達障害の二次障害についての研究成果として、この本はとても有意義なものと思いました。
2010年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発達障害者の支援において近年最も注目されているのは二次障害への対応である。
発達障害が社会性やコミュニケーションについての障害を中核としている。人間が社会的な生物である限り、発達障害を持つ人々は社会との関係においてどうしても困難を感じてしまう。
特に人間性を形成する思春期において影響は甚大である。
環境との相互作用の中で二次障害が生じてしまうのは不可避ともいえる。
発達障害者の支援では本書で述べられるように二次障害を「あってはならないもの」とするのは確かに難しい。それよりも対処法・折り合いの付け方を教えていくことが重要であろう。
本書は発達障害者への支援のプロフェッショナルたちがそれぞれの専門分野における二次障害のケアとサポートについて記したものである。
発達障害と環境がどのように影響したら二次障害が発生するかといった発生の機序、外面に現れるのでわかりやすい外在化障害だけでなく、内面にこもっていくだけに見えにくい内在化障害についても詳しく描き、幼児期から学童期、思春期、成人へのインタビュー、少年院での対応など幅広い事例から二次障害とそのケアについて現時点の日本での最先端と言える実践的な知見を得ることが出来た。
発達障害が社会性やコミュニケーションについての障害を中核としている。人間が社会的な生物である限り、発達障害を持つ人々は社会との関係においてどうしても困難を感じてしまう。
特に人間性を形成する思春期において影響は甚大である。
環境との相互作用の中で二次障害が生じてしまうのは不可避ともいえる。
発達障害者の支援では本書で述べられるように二次障害を「あってはならないもの」とするのは確かに難しい。それよりも対処法・折り合いの付け方を教えていくことが重要であろう。
本書は発達障害者への支援のプロフェッショナルたちがそれぞれの専門分野における二次障害のケアとサポートについて記したものである。
発達障害と環境がどのように影響したら二次障害が発生するかといった発生の機序、外面に現れるのでわかりやすい外在化障害だけでなく、内面にこもっていくだけに見えにくい内在化障害についても詳しく描き、幼児期から学童期、思春期、成人へのインタビュー、少年院での対応など幅広い事例から二次障害とそのケアについて現時点の日本での最先端と言える実践的な知見を得ることが出来た。
2012年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価が高いことに注目したが、発達障害の特性を本人、家族、本人を取り巻く環境がうまく折り合えず、少年院送りになった事例が連なってあり、いかに発達障害とは調整が難しく、犯罪を引き起こす度合いが高くて怖いものかというオンパレードだった。読後、かなり落ち込んだ。二次障害を引き起こさないように考慮すること、効果の高い具体的な言葉や態度を学びたくて購入したが、バイブルにはなりえないばかりかこんな子ども達は学校や医療関係者が苦労するばかりで皆二次障害で犯罪に走ると言わんばかりなのだ。産んだ自分を責めるばかりだ。言うことを聞かずキレる子どもの将来に失望するとともに、障害とは無縁な人が読むと、わが子から自分から遠ざけようとすると思う。巻末に発達障害の特性の方の気持ちが救いだった。だが、この本を読んだ発達障害を自覚された方は、読後どのような感想を抱かれるだろうか。
2013年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初心者にはとてもわかりやすい本です。説明も大変わかりやすくて教本のようです。
2015年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待して購入しましたが、少し難しいです。
また、事例はあるのですが具体的にどんな支援方法、言葉かけだったのかは紹介はありません。
また、事例はあるのですが具体的にどんな支援方法、言葉かけだったのかは紹介はありません。
2016年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々な事例をとりあげ その際に適した支援の様子が 書かれてあり、とても、勉強になります。参考にし 今後、少しでも いい形の支援ができればと思います。
2011年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発達障害の方の意見が後方に入っているが、衝撃だった。劣等感、二次障害が出やすくなること、サポートする側が気をつけなければいけないことがたくさんのっている。分かりやすい内容。少し値段が高い気がする。