凄まじいド迫力をもった漫画作品・・・。ともかくマジで宗教を考えるということはこういうことかと
思い知らされる。巻が進むと、異形の神々との対決まり十分楽しめる。出てくる宗教はすべて架空のものだが、
現実と照らし合わせて考えることも不可能ではない。日中以外ほとんどすべての国でなぜ信仰というものが
生きているかということも考えさせられる。
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祝福王 1 (モーニングKC) ペーパーバック – 1991/1/1
たかもち げん
(著)
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1991/1/1
- ISBN-104061027336
- ISBN-13978-4061027336
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1991/1/1)
- 発売日 : 1991/1/1
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4061027336
- ISBN-13 : 978-4061027336
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,521,138位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2002年3月23日に日本でレビュー済み
たかもちげん氏は、ヒューマニティに訴える作品を多数描いたことで知られるが、「祝福王」は、その原点と核心というべき作品である。
かつて、手塚治虫も「ブッダ」で宗教というテーマに挑んだことがあるが、「ブッダ」は「ブッダ」という人間を描いた作品であって、宗教を描いた作品ではない。
「祝福王」は、いまだかつて誰もなしえなかった、宗教を内側から描いた作品である。
かつて、手塚治虫も「ブッダ」で宗教というテーマに挑んだことがあるが、「ブッダ」は「ブッダ」という人間を描いた作品であって、宗教を描いた作品ではない。
「祝福王」は、いまだかつて誰もなしえなかった、宗教を内側から描いた作品である。
2010年11月10日に日本でレビュー済み
惜しまれつつ世を去った漫画家、たかもちげん。氏の代表作と言えば、ほとんどの方は「代打屋トーゴー」「警察署長」を挙げるだろうが、私は本作「祝福王」こそが氏の代表作であると言いたい。
氏は語る。「『完全な答え』。それは宗教からしか出ない」、と。私自身は無宗教ではあるが、宗教を「形骸化したもの」ではなく、「人間の中に血液として流れるような、生々しい宗教」(氏の言葉より引用)として描き出さんとした結果としての本作品を、高く評価したい。
宗教を扱った漫画、と聞くと、それだけで「難しそう」とか「胡散臭い」とか「漫画家に、そんなものがきちんと描き切れるはずがない」などの先入観が生じるのは正直否めない。
だが、氏の言うところの「生々しい宗教」を描き出す事に、本作は見事に成功している。
作中、「餓鬼」や「自在神」などを安易に描いてしまったという印象は確かにあるが、だからといって、本作の面白さは衰えない。
「生々しい宗教」を真正面から描いて、それでいてなお面白い、これこそ漫画家の仕事として真骨頂ではないかと思う。
だからこそ、私は「漫画家」たかもちげんの、これが代表作であると言いたいのである。
氏は語る。「『完全な答え』。それは宗教からしか出ない」、と。私自身は無宗教ではあるが、宗教を「形骸化したもの」ではなく、「人間の中に血液として流れるような、生々しい宗教」(氏の言葉より引用)として描き出さんとした結果としての本作品を、高く評価したい。
宗教を扱った漫画、と聞くと、それだけで「難しそう」とか「胡散臭い」とか「漫画家に、そんなものがきちんと描き切れるはずがない」などの先入観が生じるのは正直否めない。
だが、氏の言うところの「生々しい宗教」を描き出す事に、本作は見事に成功している。
作中、「餓鬼」や「自在神」などを安易に描いてしまったという印象は確かにあるが、だからといって、本作の面白さは衰えない。
「生々しい宗教」を真正面から描いて、それでいてなお面白い、これこそ漫画家の仕事として真骨頂ではないかと思う。
だからこそ、私は「漫画家」たかもちげんの、これが代表作であると言いたいのである。