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タイガーブックス(4) (手塚治虫漫画全集) コミック – 1979/8/20

4.7 5つ星のうち4.7 33個の評価

ある小島に一頭のトラが流れついた。トラは死んで皮を残さなかったが、食べると動物語がわかるヤマナシの実を残した!
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商品の説明

著者について

手塚 治虫
1928年、大阪府豊中市に生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。1946年、「マアチャンの日記帳」で漫画家デビュー。1962年には『ある街角の物語』でアニメーション作家としてもデビューする。おもな作品に、漫画では 『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』その他多数、アニメーションでは『展覧会の絵』『ジャンピング』その他多数あり、全400巻の『手塚治虫漫画全集』(講談社)も刊行された。宝塚市には手塚治虫記念館がある。1989年に死去。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (1979/8/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1979/8/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 243ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406108724X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061087248
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 33個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
33グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書に収録された「ヤジとボク」は、ダニエル・キイスの「アルジャノーンに花束を」をベースにした作品ですが、読後の感動はキイスの名作に勝るとも劣りません。、

生まれつき知能に障害のあるヤジローという少年と、その兄で研究者のタロ。タロは弟の障害を直そうと様々な動物実験をしていますが、今の研究テーマは、妊娠したネズミの子供を手術で一匹を残して取り去り、他の10数弾きの子ネズミに送られるはずの栄養をすべて一匹に集中させるというもの。これによってこのネズミが果たしてどの程度知能が普通のネズミを上回るかを研究中。でも、弟のヤジローからすれば、兄さんはいつも痛い注射をするいやな怖い存在です。

ヤジローは偶然大学の実験室でこのネズミを見つけ、お兄さんにいじめられ閉じ込められているのではないかと同情して連れて帰ってしまう。お兄さんは怒りますが、ヤジローはネズミのことだけは絶対に白状せず、初めてできた友達として部屋で隠れて飼いつづけます。そのうち、「ヤジ」と名付けたこのネズミは知能が発達し、人間の言葉を覚え、しかも本を読めるようになる。ヤジローは日記にネズミの成長を喜んで書き、「ぼくよりもっとむずかしいほんをよめる」と褒めていました。

しかしその「ヤジ」は、本を読んで火薬の作り方などを覚え、町の商店街で爆発させてその隙に食べ物を盗むようになります。ヤジローが、なぜどろぼうするのかと叱ると「ヤジ」は、町はずれにある空き家にヤジローを案内しました。そこには、人間に追われ、住処をなくして飢えたネズミたちの大群がおり、「ヤジ」jは彼らに食べ物を運んでいたのでした。ヤジローは同情して、どろぼうしてもおこらないよ、とヤジを許します。

ここから先はネタバレなので書きませんが、素晴らしいのは、手塚の画力で、この「ヤジ」というネズミの表情が実に見事に描き分けられていること。まったくデフォルメもされず、擬人化もほとんどされないのですが、最後に、ネズミの隠れ家が襲われていることを知った時の驚きの表情と、一心不乱に助けに走る姿には鬼気迫るものがあります。そして、兄タロや町の人たちよりも、はるかにヤジというネズミは英雄的に描かれ、ヤジローははるかに清らかな心を持つかわいい少年として描かれているのも効果的。

ヤジは人間に匹敵するほどの知性を、猫や人間と戦う勇気を、最後まで仲間を救うためだけに使いました。そんな人間というものが、この社会でどれほどいるものか、また、もしそのような人がいたとして、その人の善意も行為も、現実社会では果たしてこのヤジローのような無垢な少年以外の誰に理解されるのだろうかとか、そういうことまで考えさせてしまうような作品でした。絶対感動しますよ、よろしければぜひご一読を。

なお、この「タイガーブックス(4)には「るんは風の中」という、ポスターの少女と引きこもりに近い少年との恋愛物語がおさめられていますが、これなんかは本当に現代を先取りしていた傑作。というか、逆に今読んでこそこの漫画のメッセージが伝わるんじゃないかと思うほどの名作です。手塚山脈は余りにも豊かでかつ広大なのですが、この2作を読んでいない人、たぶん人生損していると思いますよ
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手塚の作品です。まちがいありません。ただ、データーがもう少し小さければ申し分ありません。値段はとても良い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いです
2015年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良作が多いです。氏の短編は心に染みます。
るんは風の中...懐かしくよい作品です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月25日に日本でレビュー済み
第4巻ですが、この巻はとりわけ凄い傑作短編が収められています。

『モンモン山が泣いてるよ』 昭和54年月刊少年ジャンプ
手塚先生の分身のようなシゲルが子供の頃の体験を振り返る形式になっています。
戦争への強い憤りが込められた物語です。

『ヤジとボク』昭和50年月刊少年ジャンプ
『アルジャーノンに花束を』を想起させる作品です。

『0次元の丘』昭和44年週刊少年サンデー
ベトナム戦争の被害者の記憶が『トゥオネラの白鳥』という曲で呼び覚まされる、という物語で、人間の未知の精神世界に触れる作品です。

『るんは風の中』昭和54年月刊少年ジャンプ
実はこの作品。個人的に手塚先生の作品の中でとりわけ大好きな作品です。ポスターの少女に恋した男の子のメルヘンです。一途な恋心がいじましいです。手塚先生の用意したラストシーンが素晴らしいです。

『女郎蜘蛛』昭和46年 週刊少年キング
聊斎志異を真似て、手塚先生が怪奇談を収集する、という書き出しで始まり、その中の物語として描かれています。
戦時中、2人の絵描き志望の皮肉な運命です。後の『陽だまりの樹』にも似た書出しですが、物語は全く違います。これも反戦作品です。

『お常』昭和46年 週刊少年キング
『女郎蜘蛛』と同じく、手塚版聊斎志異の一編です。怪奇談を集めている手塚先生の元に、美女が訪ねてきます。その美女が語った物語です。

この巻の作品は、飛び切り凄いです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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